点検商法に注意!
その工事本当に必要ですか?
事例1
「営業でまわっていてお宅の屋根が傷んでいるのが見えた。点検させてください。」といって事業者が訪問し、屋根に上った。修繕しないと雨漏りすると言われ、350万円で屋根工事を契約したが、高すぎないか。
事例2
「隣で工事をしていてお宅の屋根がはがれているのが見えた。直してあげますから屋根に上らせてください」とA社営業員が訪問した。降りてくると棟木(注釈)が腐っているので工事が必要と言われ、見積もりを依頼したが、隣の工事現場にA社の出入りはないとわかった。急いで知り合いのB社に見てもらうと棟木に傷みはなく、故意に屋根板をはがした真新しい跡があった。数日後A社営業員は棟木交換を含む150万円の工事見積を持ってきたが、断った。
(注釈)棟木:屋根をつくるために、屋根の一番高い位置に取り付けられる部材
アドバイス
消費者が屋根に上って確認しにくいことに付け込み、雨漏りするなどと不安をあおって高額な契約をさせる手口です。事例2のように故意に壊されることもあります。2つの事例とも不必要に高額な工事を勧められていました。
- 「近くで工事をしていて傷んでいるのが見えた」などというのは、よく使われる訪問の口実です。すぐに契約せず、複数社から見積もりを取って比較検討しましょう。
- その場で契約を迫られてもすぐに契約せず、複数の事業者から見積を取り、工事内容や金額について比較検討してから契約しましょう。
- 契約書をよく確認しましょう。契約書面は必ず受け取り、工事内容がわかるか、正確に書かれているかよく確認しましょう。
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