第23回武蔵野市新型コロナウイルスワクチン接種推進本部会議(令和3年7月6日開催)
第23回武蔵野市新型コロナウイルスワクチン接種推進本部会議において、次のとおり協議した。
開催日:令和3年7月6日(火曜日)
開催場所:武蔵野市役所 対策本部室
報告事項
(1)市民接種の状況について[7月5日(月曜日)午前9時時点]
1回目接種済 | 2回目接種済 | |
---|---|---|
65歳以上(約34,000人) | 25,135人
(約73.9%) |
13,573人
(約39.9%) |
12歳~64歳(約101,000人) | 2,281人
(約2.6%) |
894人
(約0.9%) |
合計(約135,000人) | 27,416人
(約20.3%) |
14,467人
(約10.7%) |
【参考】都民65歳以上1回目接種率 約63.1%[7月1日(木曜日)時点]
【参考】都民65歳以上2回目接種率 約31.0%[7月1日(木曜日)時点]
(2)郵送による集団接種申請の状況について
- 6月21日(月曜日)65歳以上の市民のうち、未接種者及び集団接種未予約の方14,627人に対して郵送申請書を送付
- 6月29日(火曜日)までの間に受理した332件の申請については、基本的に7月8日(木曜日)、10日(土曜日)の集団接種に割り当て、6月30日(水曜日)及び7月2日(金曜日)に本人宛に予約通知書を送付
- このことにより、本市は接種を希望する高齢者全員の接種が7月中に概ね完了することとなる。
協議事項
(1)国からのワクチン供給量の急減に伴う対応方針について
7月中旬以降、国からのワクチン供給量が本市のワクチン要求量の2割以下、今までの配送量の2分の1以下まで急減する見込みとなったことから、武蔵野市医師会との協議を踏まえ、ワクチン接種方針を以下のとおり変更する。なお、今後国からのワクチン供給量の増減に伴い、方針の見直しを行う可能性がある。
<個別接種について>
- 7月5日(月曜日)以降の個別接種の新規予約受付を一旦停止する
- 既に1回目接種をしているかたの2回目接種は、予定どおり実施する
- 7月25日(日曜日)までに各医療機関で1回目接種する分までは、予約数に応じたワクチン数(2回目接種分を含む)を可能な限り確保し、配送する
- 7月26日(月曜日)以降に1回目接種する分については、今後のワクチン供給状況によっては、配送ワクチン数に上限を設定することも検討する
<集団接種について>
- 7月5日(月曜日)以降、予約枠を縮小する。(詳細は、(2)のとおり)
- 総合体育館で実施している集団接種夜間枠については、7月24日(土曜日)以降一旦停止する
(2)7月5日(月曜日)以降の集団接種予約及び実施スケジュールについて
市報7月1日号でスケジュールを示しているが、国からのワクチン供給量の急減に伴い、今後の集団接種を以下の日程に限定して実施する。
1回目接種 | 2回目接種 | 接種場所 |
---|---|---|
7月11日(日曜日) | 8月1日(日曜日) | 総合体育館、吉祥寺南町コミセン、市民会館 |
7月15日(木曜日) | 8月5日(木曜日) | 総合体育館、吉祥寺南町コミセン、市民会館 |
1回目接種 | 2回目接種 | 接種場所 |
---|---|---|
7月15日(木曜日) | 8月5日(木曜日) | 総合体育館、吉祥寺南町コミセン |
7月17日(土曜日) | 8月7日(土曜日) | 総合体育館、吉祥寺南町コミセン、市民会館 |
7月18日(日曜日) | 8月8日(日曜日) | 総合体育館、吉祥寺南町コミセン、市民会館 |
7月22日(木曜日) | 8月12日(木曜日) | 総合体育館、吉祥寺南町コミセン、市民会館 |
7月29日(木曜日) | 8月19日(木曜日) | 総合体育館、吉祥寺南町コミセン、市民会館 |
7月31日(土曜日) | 8月21日(土曜日) | 総合体育館、吉祥寺南町コミセン、市民会館 |
8月1日(日曜日) | 8月22日(日曜日) | 総合体育館 |
(iii)7月14日(水曜日)予約開始分 対象者:12~39歳(40歳以上も可)
ワクチン供給について、安定的な供給の見通しが立っていないため、当面の間、予約受付開始を延期する。
(注意)いずれも7月6日(火曜日)時点でのスケジュールであり、国からのワクチン供給量の増減に伴い、スケジュール等を変更する可能性がある。
(3)市民への周知について
国からのワクチン供給量の急減に伴う対応やスケジュールについては、ホームページおよび7月15日号市報で周知を行う。
(4)国のワクチン供給における課題と武蔵野市としての要望
国からのワクチン供給の急減の原因および課題と、武蔵野市としての要望について、以下のとおり考え方をまとめた。
(i)国のワクチン供給における課題
国のワクチン配分の基準は、(1)64歳~12歳人口と、(2)VRS(ワクチン接種記録システム)に入力された在住市民接種率を基本として「在庫率」等が算定される。武蔵野市では、医師会のご協力により、個別接種、集団接種ともに積極的に実施しているにもかかわらず、都市の性格上やエッセンシャルワーカーの優先接種など、在住市民以外の接種が多いため、在住市民接種率が低くなり、そのことがワクチン供給に反映されることとなっている。
武蔵野市の直近のデータでは、個別接種の約15%が市外住民の接種となっており、市民・区民に接種を限定している多くの自治体に比べ在住市民の接種率が相対的に低く算定されている。
(ii)武蔵野市としての要望
在住市民に限定しないで接種を拡大することは、地域における集団免疫を早期に確立することになるとともに、広域的な視点に立てば、広く国民・都民全体の接種促進に貢献していることとなる。武蔵野市や武蔵野市医師会が現在行っている在住市民に限定しない取り組みは、本来は評価されるべきものである。
そのため、武蔵野市としては、現在の国の配分基準を広域的視点から、都市自治体の実態を反映した基準に修正していただくよう要望する方向で取り組みを進める。
本部長指示
国からのワクチン供給の急減に伴い、接種を希望する多くの市民のかたにご迷惑をおかけしていることについて、大変申し訳ないと感じている。
ただ、国のワクチン供給の考え方については、市内医療機関等で市民以外のかたに接種した回数が接種率に反映されないことから、結果として国が算定する本市へのワクチン供給数が滞る等、多くの課題があると考えている。国や都に対しては、現在の本市の状況を説明したうえで、ワクチンの安定供給について、正式に要望していきたい。
ワクチン供給不足に伴い、特に各医療機関の皆様には、多大なご負担をおかけしているが、市としては、医療機関で混乱が起きぬよう、より積極的な情報提供に努め、安全で確実な接種を推進していけるよう、引き続き取り組んでいきたい。
(注意)上記は現段階で検討中のものであり、また今後、国から実施方法の変更等があった場合、変更される可能性がある。
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