新常設展示(第一展示室・武蔵野展示室)を紹介します!
開館10周年・リニューアルした常設展示をくわしく解説!
新常設展示について
おかげさまで令和6年12月14日(土曜日)、武蔵野ふるさと歴史館は開館10周年をむかえました!!
それを機に、第一展示室(武蔵野展示室)の常設展示を全面リニューアルしました。
「原始・古代」「中世」「近世」について情報を刷新、そして「近代」「現代」についてよりスペースを割き、また中島飛行機についてのコーナーも新設しています。
各セクションの内容について、各分野担当の学芸員・文化財指導員・公文書専門員から詳しく解説します。
原始・古代
武蔵野台地に生きる
井の頭池周辺の遺跡所在地をカラーの地形図に更新して展示しています。旧石器時代・縄文時代の遺跡の立地は水源地や河川沿いなどに多く環境要因が大きいことを視覚的に確認いただけると思います。また、出土する旧石器時代・縄文時代の代表的な資料のほか、市指定有形文化財の御殿山遺跡第2地区N地点出土縄文時代草創期資料の土器や石器を常時御覧いただけます。
中世
武蔵野の原風景と板碑
市域に関わる中世の資料は少なく未解明なことが多い時代ですが、その当時に武蔵野を訪れた旅人が書いた文学作品や、江戸時代に描かれた武蔵野図という絵画作品から、江戸時代になって開発が進んでいった以前の様子を紹介しています。数少ない当時の資料からは、南北朝時代に作られ北朝年号が刻まれた板碑を展示しています。
近世
江戸の発展と武蔵野台地の開発
吉祥寺・西久保・関前・境の4か村が開発されていった歴史や当時の人々の生活の様子について、解説文を直感的に理解できるよう、市域に残された絵図などの画像を展示パネルにこれまでよりも多く掲載しました。さらに、なるべく原物の古文書を展示して、それに合わせて深堀した展示解説をしています。
近代
変わる市域
大きく変わる市域の変化を軸に展開しています。市域の形成に大きな影響を及ぼした甲武鉄道・中央線に関する展示ケースは、鉄道と地域の関係を知るまたとない素材です。
昭和19年(1944)11月24日から始まった中島飛行機武蔵製作所への空襲については、特設のブースを設けて解説しています。
現代
変わるもの・変わらないもの
「住みたいまち」になるよう、市民がどのような取り組みをしてきたのかを軸に展開しています。特に新型コロナウイルス感染症に関する公文書を常設で展示するなど、「今」に直結している歴史について考えを深められるよう配慮しました。
民俗
武蔵野のくらし
より近くで資料を観察できるように配置しました。展示してある麦づくりに使用していた道具類は情報の宝庫です。特に千歯扱きは、米ではなく、麦の脱穀に使われていたことが分かる資料です。歯の部分などよく観察してみてください。千石通しの網の目の様子や、墨書、焼き印などもじっくり見ると新たな発見があるかもしれません。
ステージ上では現在はこたつや湯たんぽ、はんてんなど、生活道具・冬バージョンの展示をしています。今年は夏バージョンの道具や年中行事など、季節に合わせた展示を行っていく予定です。当館の年間カレンダーには記載されておりませんので、SNS等でのチェックをよろしくお願いします!
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