就学相談に関するよくある質問

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ページ番号1043758  掲載日 2024年4月5日

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1. 就学相談について

【質問】「就学相談」とは何ですか。

【回答】お子さんの小中学校入学にあたり、心身の発達に不安や悩みがあり、「特別な支援が必要なのでは」と心配な場合にご相談ください。お子さん本人や保護者のかたのご希望なども踏まえながら、専門の相談員が必要な情報等を提供し、一人ひとりの教育的ニーズに応じた教育を行える就学先(市立小中学校通常の学級+特別支援教室、市立小中学校特別支援学級、都立特別支援学校など)を一緒に検討していきます。

武蔵野市の就学相談では、お子さんの今の力を十分に活かし生き生きと学び続けることができる学習環境は、どこの学校、学級なのか。このことを大切にして就学先を考えていきます。お気軽にご相談ください。

【質問】就学相談ではどのような相談ができますか。

【回答】下記のような相談ができます。

  1. 就学したい特別支援学校、特別支援学級がある。
  2. 利用したい特別支援教室もしくは通級指導学級がある。
  3. 就学相談についてよく分からないが、子どもの就学や就学先について不安や迷いがあるため、相談したい。

就学相談を申し込むか迷われる場合は、お電話(0422-60-1908)でご相談ください。保護者のかたが就学相談が必要ないと思われた場合は、その時点で手続きをやめることができます。お気軽にお申し込みください。

【質問】就学相談で検討する「就学先」にはどのような選択肢がありますか。

【回答】下記の1~3が挙げられます。

  1. 都立特別支援学校
    (知的障害/肢体不自由/視覚障害/聴覚障害/病弱・身体虚弱)
  2. 市立小、中学校の特別支援学級
    (知的障害/肢体不自由)
  3. 市立小、中学校の通常の学級

(注意)小学校就学の場合は、「通常の学級での就学と同時に特別支援教室または通級指導学級の指導が望ましい」という判断が出ることがあります。

【質問】就学相談を経て決定した就学先については卒業まで変更できないのですか。

【回答】就学相談を経て決定した就学先は固定したものではありません。お子さんの成長の程度や適応状況に応じて、就学先を変更できるように、保護者のかたと在籍校とで、適宜話し合いなど行います。なお、就学先を変更するための制度として「転学相談」があります。

(4「転学」などについての質問「通常の学級に就学後、特別支援学校や特別支援学級に転学することはできますか。また、特別支援学校や特別支援学級に就学後、通常の学級に転学することはできますか。」もご参照ください。)

【質問】就学相談を経ずに、特別支援学校や特別支援学級に就学することはできますか。

【回答】できません。特別支援学校、特別支援学級については、就学支援委員会にて必要性が認められた児童、生徒のみが、入学時点から利用できることになっています。

就学相談は、どのような学びの場があるのか、それぞれの学びの場でどのような教育を行っているのか、これらのことを保護者のかたへ情報提供する場でもあります。また、就学支援委員会は、専門家が様々な資料からお子さんの成長という観点で検討した結果、現状で望ましい就学先をお勧めします。そのうえで、保護者のかたと話合い、希望する就学環境と必要な支援について合意を得て、どのようなところか理解をしていただいたうえで、就学先を決定します。

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2.就学相談で必要な発達検査について

【質問】発達検査はどこで受けられますか。

【回答】かかりつけの医療機関や療育機関等がある場合は、その機関で検査を受けられることがあります。

教育支援センターで受ける場合は、「田中ビネー知能検査5」や「WISC-4または5知能検査」などを実施します。どの検査を実施するかについては、初回面談時に、臨床心理士と保護者のかたとご相談して決定します。

【質問】以前に受けた発達検査を、就学相談に利用できますか。

【回答】令和5年5月以降に受けた検査であれば利用可能です。

検査結果に基づく審議を9月以降に行いますが、一般的に、再検査をする場合は 1 年から 1 年半、間をあけることが望ましいと言われています。検査の種類によっては別の検査を受けていただく必要があるため、事前にご相談ください。

【質問】今後検査を受ける予定があるが、検査結果はいつまでに必要ですか。

【回答】9月上旬までに結果をご提出ください。全ての資料が揃ったかたから、順次審議を行うため、資料の提出が遅れた場合、1月の就学通知の発送が遅れる場合があります。

(注意)教育支援センターで行う発達検査については、就学相談の時期に予約が集中するため、検査が 10月以降になる場合があります。その場合も、就学通知の発送が遅れる場合がありますので、予めご了承ください。

【質問】過去に受けた検査結果は、初回面談時に必ず持参したほうがいいですか。

【回答】お子さんの発達の様子を把握する参考資料となりますので、ありましたらお持ちください。

令和5年5月以降に受けた検査があり、検査の結果を書面で持っていない場合には、検査を実施した機関に書面での報告書の発行を依頼してください。提出は、後日、郵送でもかまいません。なお、書面発行の費用は、保護者のかたのご負担となりますので、予めご了承ください。

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3.特別支援学校・特別支援学級・特別支援教室について

【質問】「特別支援学校」と「特別支援学級」の違いは何ですか。

【回答】「特別支援学校」は、障害の程度が比較的重い児童を対象として、専門性の高い教育を行う学校です。通常、1クラス6人以内で編成されており、より専門的な指導を行っています。

「特別支援学級(固定学級)」は、障害の程度が比較的軽度の児童を対象として、障害に応じた適切な教育を行う学級で、1クラス8人で編成されています。

【質問】「特別支援学級」と「特別支援教室」の違いは何ですか。

【回答】「特別支援学級」(固定学級)は、その学級に籍を置く知的障害学級や肢体不自由学級を指します。

「特別支援教室」は、通常の学級に在籍しながら、学校内の別の場所で週に1~8時間程度、障害に応じた少人数または個別の指導を受ける教室を指します。

言語障害、難聴を対象とした「通級指導学級」、情緒障害等を対象とした「特別支援教室」があります。

【質問】特別支援学級や特別支援教室に定員はありますか。

【回答】定員はありません。

【質問】通級指導学級や特別支援教室の指導を受けるために、通常学級の授業を欠席した場合、そのフォローはどのように行われますか。

【回答】できるだけ学習に支障が出ないよう、在籍している通常の学級と特別支援教室の担任が、時間割を調整します。欠席した授業の課題等については、在籍学級の担任とよくご相談ください。

【質問】特別支援学校の「副籍制度」とはどのようなものですか。

【回答】都立特別支援学校の小、中学部に在籍する児童が、居住する地域の市立小、中学校に副次的な籍(副籍)を置き、交流を行うことで、地域とのつながりの維持を図ります。交流には、学校行事や地域行事、学習活動への参加(直接交流)、学校・学級だよりの交換(間接交流)などがあります。(交流内容や方法はお子さんの状況によって異なります。

【質問】特別支援学校、特別支援学級、特別支援教室の見学はできますか。

【回答】特別支援学校は、学校見学会を開催していますので、日程等は学校のホームページでご確認ください。特別支援学校や特別支援学級の見学については、就学相談の初回面談時にも、ご案内いたします。

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4.「転学」などについて

【質問】通常の学級に就学後、特別支援学校や特別支援学級に転学することはできますか。また、特別支援学校や特別支援学級に就学後、通常の学級に転学することはできますか。

【回答】お子さんにとってより適した学級や学校へ学籍を移すことを「転学」といい、小学校在籍中(入学後~卒業前)に転学が可能です。

転学するためには、保護者と在籍校で十分に相談の上、教育委員会に「転学相談」を申し込んでいただくことになります。

転学相談では、就学相談員が保護者のかたと面談し、発達検査、行動観察等を経て、お子さんの転学の必要性を検討します。

【質問】通常の学級に就学後、特別支援教室や通級指導学級に通うことはできますか。

【回答】保護者のかたと在籍校とで十分に相談の上、お子さんの状況に応じて、特別支援教室や通級指導学級に通うための申請をすることができます。

申請にあたっては、担任や通級指導教員との面談、発達検査の実施が必要です。

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5.就学相談以外の相談方法について

【質問】就学先は「通常の学級」だけを希望しているが、子どもの就学について心配していることがある場合、保護者はどこに相談したらいいですか。

【回答】下記の(1)、(2)があります。

(1)教育相談

教育支援センターで、お子さんの発達や学習、学校生活など、教育に関する様々なご相談をお受けしています。就学前にどのような準備が必要かについてもご相談が可能です。

電話相談:0422-60-1922(平日 午前9時00分~午後5時00分)

来所相談:事前に予約が必要です。

(教育支援センター:武蔵野市吉祥寺北町 4-11-37 地下 1 階 大野田小学校隣り)

(2)就学支援シート

相談ではありませんが、就学支援シートの作成があります。

就学支援シートは幼稚園、保育園、療育機関等におけるお子さんの様子や指導の様子を、就学先の学校に引き継ぐためのものです。

「就学支援シート」は、保護者、在籍幼稚園・保育園、療育機関等で記入していただく欄があります。

(例年 10月頃に市より市内の幼稚園・保育園へ就学支援シートの案内をしています。)

【質問】「就学相談」と「教育相談」の違いは何ですか。

【回答】「就学相談」は、次年度に小中学校に就学するお子さんの保護者のかたを対象に、お子さんにとって適切な就学先を決定するために行う相談です。

「教育相談」は、教育支援センターの相談員(臨床心理士)が幼児から 18 歳くらいまでのお子さんの保護者のかたを対象に、お子さんに関する様々な心配事(発達面、行動面、対人面、学習面、集団適応等)についての相談をお受けし、保護者のかたと相談員が、一緒にお子さんへの対応を検討するものです。

就学相談

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教育部 教育支援課
〒180-8777 東京都武蔵野市緑町2-2-28
電話番号:0422-60-1900 ファクス番号:0422-51-9264
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