地球温暖化防止への取り組み

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ページ番号1005084  更新日 2016年7月29日

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「地球温暖化」とは?

二酸化炭素やメタンなどの「温室効果ガス」は、地球に届いた太陽の熱を逃さない働きをし、私たちが暮らすのに適した温度を保つ役割をしています。しかし、産業活動が活発になるにつれて、化石燃料の大量消費等により温室効果ガスも大量に排出されるようになり、地球の気温が上昇しています。これが「地球温暖化」です。温室効果ガスそのものが悪いわけではなく、多くなりすぎたことが問題です。
世界の平均気温は、1880年から2012年の間に、0.85度上昇しています。

地球温暖化の原因は?

地球温暖化の原因となる温室効果ガスは、下記のものが上げられます。

  • 二酸化炭素
  • メタン
  • 一酸化二窒素
  • ハイドロフルオロカーボン 等

この中で、最も多く排出されているのが二酸化炭素です。二酸化炭素の排出原因として、化石燃料(石油や石炭・天然ガス等)の大量消費や森林の伐採による吸収源の低下等があげられます。

温暖化が進むとどうなるの?

自然環境への影響

温暖化が進むと、まず気温の上昇や雨量の増加、海面の上昇等が起こります。
それにより、森林や草原といった自然生態系に変化が生じ、最悪の場合は種が絶滅することもあります。また、海面が1メートル上昇すると90%の砂浜が消失するといわれており、生物への影響も心配されています。

人間社会への影響

自然環境への影響は、当然人間社会へも影響を与えます。農林水産業への打撃はかなりのものになりますし、沿岸部等の観光産業へも深刻な被害が生じます。また、台風や高潮の恐れも増大するとともに、気温の上昇による健康への影響も心配されます。
これらの影響は予測できる範囲のものであり、急激に温暖化が進行すると、想像もつかないような変化が起こる可能性もあります。

地球温暖化を防ぐための主な取り組み

では、温暖化を防止するためには、どのような手立てがあるのでしょうか。
温室効果ガスの排出抑制のために、武蔵野市では下記の取り組みを行っています。

武蔵野市エネルギー地産地消プロジェクト

武蔵野クリーンセンターのごみの焼却熱で蒸気と電気を作り、周辺の公共施設や小中学校へ供給しています。また、余った電気を蓄えておき、不足時に使用できる蓄電池の設置や、電気の使用量を予測しながら発電と使用の最適化を図ることができる仕組みであるCEMS(セムス:地域エネルギーマネジメントシステム)を導入し、エネルギーの地産地消を推進しています。

公共施設への太陽光発電システムの設置

市立小中学校等に太陽光発電システムを設置し、再生可能エネルギーの普及や環境教育への活用、公共施設の防災機能の強化等を図ります。

ガスコージェネレーションシステムの導入

ガスコージェネレーションシステムとは、都市ガスを燃料とし、発電時の廃熱で蒸気や温水を発生させ、給湯等に利用する効率的なシステムのことです。平成17年に、小学校では全国初の燃料電池コージェネレーションシステムを設置しました。

設置状況

設置場所

出力

設置時期

内容

大野田小学校 1kW 平成17年4月 都市ガス中の水素と空気中の酸素の反応によって発電と給湯を行う。
(1)武蔵野市民文化会館

(2)武蔵野クリーンセンター

(1)70kW

(2)1500kW

平成29年3月 ガスエンジン・タービンで発電すると同時に、排気ガスの熱を利用して蒸気やお湯を作り、有効に活用する。

公共施設でのエネルギーの見える化

「見える化」とは、視覚的にエネルギーの使用量を把握できるように、モニターやパソコン画面にグラフや数値等を表示することです。日頃目にすることの少ないエネルギー使用量を簡単に確認することができ、使用量削減ひいては使用料金節約につながる一歩となります。そこで、エネルギーの見える化のために、BEMS(ビル・エネルギー管理システム)等を導入しています。

環境負荷の少ない自動車の導入

公用車として環境負荷の少ない自動車(電気自動車・天然ガス自動車・ハイブリッド自動車等)を積極的に導入しています。電気自動車においては、武蔵野クリーンセンターのごみ発電電力を活用しています。

電力の調達における環境配慮方針

「国等における温室効果ガス等の排出削減に配慮した契約の推進に関する法律(環境配慮契約法)」に基づき、「武蔵野市電力の調達に係る環境配慮方針」を定めています。これにより、電気事業者の選定にあたり、費用だけでなく環境配慮も評価項目とし、総合的な視点で電力を調達しています。

評価項目

内容

前年度の1kWhあたりの調整後二酸化炭素排出係数
前年度の未利用エネルギー活用状況
前年度の再生可能エネルギー導入状況
需要家への省エネルギー・節電に関する情報提供の取り組み

武蔵野市グリーン購入推進指針

グリーン購入とは、そもそも購入の必要性を十分に考慮した上で、環境負荷ができるだけ小さい製品やサービスを、環境負荷の低減に努める事業者から優先して購入することです。「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」が平成12(2000)年に施行される以前に、「武蔵野市グリーン購入推進指針」を策定しており、庁内で普及啓発を行うとともに、毎年度実績を確認しています。

緑の保全・創出

二酸化炭素の吸収や夏の気温緩和の観点から、既存樹木や屋上緑化を適正に管理し、グリーンカーテンの設置等を行っています。

武蔵野市地球温暖化対策実行計画の策定

「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づき、武蔵野市地球温暖化対策実行計画を定め、市が行う事務及び事業に伴う温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいます。

省エネ・節電のお願い

温室効果ガスは、日常生活に欠かすことのできない電気やガス、灯油、ガソリン等を使うことにより排出されています。よって、省エネ・節電に取り組むことは温室効果ガスの排出を減らすことにつながり、地球温暖化対策には必要不可欠です。
武蔵野市では、地球温暖化防止のために上記以外にも様々な取り組みを積極的に行っていきます。皆さん一人ひとりのご協力をお願いいたします。

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このページに関するお問い合わせ

環境部 環境政策課
〒180-8777 東京都武蔵野市緑町2-2-28
電話番号:0422-60-1841 ファクス番号:0422-51-9197
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