むさしの自然観察園 地下水熱(温度差エネルギー)活用空調設備

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ページ番号1016709  更新日 2017年6月16日

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 平成29年3月に、むさしの自然観察園に地下水熱(温度差エネルギー)活用空調設備が設置されました。
 設置後の空調効果や電力使用量削減効果等について、年間をとおして検証してまいります。

 地下水熱(温度差エネルギー)活用空調について

 地中の温度は、地下10~15メートルの深さになると、年間を通して温度の変化が見られなくなります。

 そのため、夏場は外気温度よりも地中温度が低く、冬場は外気温度よりも地中温度が高いという特徴があります。

 むさしの自然観察園の地下水熱(温度差エネルギー)活用空調設備は、この温度差を利用して効率的な冷暖房等を行うものです。

 むさしの自然観察園地下水熱(温度差エネルギー)活用空調設備のしくみ

むさしの自然観察園地下水熱(温度差エネルギー)活用空調設備のしくみ図

園内に汲み上げている地下水から採熱をし、ヒートポンプにより効率よく冷温熱を作り出します。
この冷温熱を、輻射式冷温水パネルヒーターを利用して室内に伝えます。
これにより、自然の熱エネルギーを有効活用し、二酸化炭素排出抑制に寄与することができます。
また、啓発モニターを設け、来園者の方に地下水熱(温度差エネルギー)についてわかりやすく伝えます。

輻射式冷温水パネルヒーターについて

パネルヒーターの写真

 冷・温熱を触って体感することができるよう、空調方式を冬は温風・夏は冷風が出る既存の壁掛けルームエアコンから、輻射式冷温水パネルヒーターに付け替えました。
 輻射熱を活用した自然環境に近い空調方式となり、冬は日向のような温かさ、夏は木陰のような涼しさを感じることができます。ぜひ一度、体験にいらしてください。
 こういった、輻射熱を活用し建物自体を暖める空調方法の二酸化炭素排出量削減効果や感じ方等についても、研究を行っていきます。

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