第4回 施設基本計画策定委員会

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ページ番号1010465  更新日 2019年11月14日

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  • 日時:平成22年6月16日(水曜日)
  • 場所:武蔵野クリーンセンター3階見学者ホール
  • 傍聴:4名

排ガス処理システムについて

5月24日に勉強会、6月3日に作業部会を実施し、その中で排ガス処理の流れを説明し、排ガス自主規制値について一定の方向性は定まってきました。委員会においては新施設の自主規制値について確認を行い、乾式処理と湿式処理の相違についてまとめた上で、排ガス処理システムの総合評価を行いたいということで、事務局より資料説明がありました。また、煙突からの白煙(水蒸気)排出の実証実験について提案がありました。

委員会の写真2
委員会での議論の様子2
委員会の写真1
委員会での議論の様子1

委員の意見

排ガス自主規制値について

  • 緑町パークタウン自治会としては、現在の自主規制値が今の数値より下回るのであれば乾式処理でも湿式処理でも良いという方向である。
  • 東京二十三区清掃一部事務組合(以下、「一組」という)としては、今現在の規制値は最高水準を追求したものと認識しており、地球環境の観点からはこれ以上規制値を下げることよりも、二酸化炭素の排出をいかに少なくするかということが大事だと考えている。
  • 将来において、重金属の問題などが出た際には追跡して欲しい。空気中の濃度だけではなく、土壌についても。小学校の10年間の喘息統計などを取って、クリーンセンターの運営が正しいのであるか証明して欲しい。
  • 重金属について問題になるのは低沸点のもので、バグフィルターによって十分に取れている。
  • 一酸化炭素の数値について自主規制値に入っていたが、事務局の誤りであり、運転管理基準に入るべきもの。現施設においても、一組においても、自主基準値ではなく運転管理基準である。また、30ppm以下ではなく、25ppm以下では?
     その通り。運転管理基準において25ppm以下として取り扱い、自主基準値からは外す。
  • 規制値に「以下」とあるが、一度も超えないということなのか、ある時間の平均値という意味なのか?どのように守るのかということを明記すべき。
  • この規制値は濃度基準であるが、総量の規制もありうる。
  • 具体的には、操業協定書を締結するときに決定するべきものだと考える。

これらの意見を考慮に入れた上で、排ガス自主規制値について、今の段階では添付ファイル資料にある数字をベースとして考えて、その先の検討を進めていくことになりました。

乾式処理と湿式処理との比較について

  • 環境省は、交付金の交付用件として地球温暖化対策の観点からのみの視点で考えていて、景観について環境として含んでいないのか。
     清掃工場建設にかかる交付金について、総工費の3分の1が交付となるところ、地球温暖化対策として発電効率の観点から一定の要件をクリアすると、発電に関わる施設について2分の1まで交付するとなっている。この制度においては景観についての視点は無い。
  • 白煙防止装置(白防)を付けないとすると、イニシャルコストとしてどれくらい削減されるのか?
     ざっくりとした数字で考えて、市の支出する金額は5億円から10億円削減される。
  • 湿式では、どれくらいの建築面積が増加するのか。
     平面で考えて500平方メートルくらいの建築面積が増加する。
  • クリーンセンターのエネルギーを、白防のために使うのか、地球温暖化対策のために使うのか、足湯(など)のために使うのか、慎重に考える必要がある。
  • 環境省のパンフレットでは白防が「環境保全」に含まれているが、その分けかたで良いのか?白煙に害が無いということを住民にとって分かりやすく、「循環型社会に寄与し」など、動機付けになるような説明資料が欲しい。
  • 環境基準の問題からのアプローチに終始しているが、武蔵野らしい環境・景観を重視したい。
  • 白煙排出の実証実験を実施した上で、白防の有無・排ガス処理について決定する際に「乾式・湿式はプラントメーカー提案とする」という選択肢を加えて欲しい。
     現施設の建設時、住民参加の委員会で湿式処理に決定した。今回も自分たちで決めるべき。
     素人なりのコンセンサスの取りかたがある。出来る限りの所まで議論すべき。

総合評価の方向付けについては異論が無いということとなり、白煙排出の実証実験を行った上で委員会としての方向性を決定してくこととなりました。市としては「乾式(重曹)」「白防無し」を軸に方向を出しているが、環境省の方針のみではなく、武蔵野としてどう考えるのかを一緒に考えていければという考えです。

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