第1回 合同意見交換会 平成22年6月28日

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ページ番号1010475  更新日 2019年11月14日

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  • 日時:平成22年6月28日(水曜日)
  • 場所:武蔵野クリーンセンター3階見学者ホール
  • 傍聴:5名
会議の写真2
議論の様子2
会議の写真1
議論の様子1

事務局より、委員会及び協議会でこれまで検討されてきた内容のまとめを説明し、委員会の委員長・副委員長及び協議会の会長より、それぞれの検討状況等についてコメントがありました。

田村委員長コメント

これから建設する施設についてのみではなく、将来において焼却から非焼却へと移行していく過程を見据えつつ、マイナスを最小化し、プラスを最大化する方策を考えていかなければならない。それと同時に、現実的な問題を決めていかなければならない。地域の問題は常に内包しているが、委員会は施設を決めていくことを主眼においたものである。そこで、協議会との交流によって委員会の市民参加に命が吹きこまれる。委員会と協議会の双方からグランドデザインが出てくるが、協議会から出てくるものの実現性を考えることも委員会の課題である。行政・議会がどこまで応えていけるのかが最終的な問題である。

大江副委員長コメント

委員会がハード整備、協議会がソフト整備を主な課題としているが、私自身はハード整備について素人である。しかし、素人的な視点で施設を見るのが市民参加となるとも言える。本来一つの場で議論すべきものを2つに分けたことがどうなるか。ハード整備の観点から考えるとコスト・効率を見てしまうが、マイナスからプラスに転じるためにはそれだけではいけない。たとえば、車の動線などは、数十年ここにある施設と考えると非常に大事である。

小澤会長コメント

ごみは減らすことが前提。迷惑施設としてではなく、自分たちのごみを処理する施設として考えることが必要。協議会の委員は、それぞれ地元から意見を集約してもらっている。「時間のデザイン」が大切である。新施設が建ったからすぐに全てが良くなるようなものではない。低炭素型社会のモデル地域として、日本・世界へ発信していけるものになればよい。前回の協議会で出された意見を事務局や会長・副会長でまとめて、協議会で議論を深めていきたい。「見える化」が大事であり、ごみはみんなの問題であることを考えられるようにしたい。煙突については高さの問題もあるが、デザイン次第とも考えられる。世田谷工場では、煙突のデザインを公募した。

意見交換

これまでの検討状況等について、意見交換を行うこととなりました。

  • 前提となるごみ量は平成19年度の数字から35,000トンとされているが、現在は33,000トンを切っている。どう考えればよいのか。
     家庭系のごみは、皆さんの努力もあり地道に減っている。しかし、事業系のごみは計画以上に大幅に減っている。これが経済状況のためであるのかを精査していかなければならない。
  • 25年前と違い、地球温暖化問題について考えなければいけない。12月に白煙排出実証実験を行う際、住民にとっと分かりやすい資料の示しかたをして欲しい。全市民に訴えて、実験を行うべき。
  • 資料説明がある前に議論が始まり止まらなくなるほどで、関心の大きさが伺えました。委員会での検討が行われる前に話すべきではないという意見もありましたが、煙突の高さはデザインと共に委員会と協議会の共通テーマであり、それぞれが意見を出し合い共通認識を持った上で、それぞれの場で議論を重ねて、最後にまたすり合わせるという形にしたい、そして高さを59メートルか、60メートル以上にするのかを一つの争点にしたいという事務局の説明がありました。

59メートルが良いという意見

  • 構造的に安全・安心・安定的なもので、耐震性や照明、電波障害等を考えなければならない。
  • 排ガス処理が技術進歩している現在、コストをかけて煙突を高くする必要はない。
  • パークタウンや緑町三丁目の住民としては、毎日煙突を近くから見ている訳であり、今以上に高い煙突が出来ることには抵抗がある。100メートルなり決定した場合、どのように説明してよいのか心配である。
  • 国が決めた基準値より何桁も違う自主基準値を取る意味をはっきりとさせたい。規模が小さいのに、大きい煙突があるのはどうかと思う。
  • 安全操業が保障されるのであれば、高くしなくても良い。ただし、まだ検出されていない微量物質などが懸念材料としてある。地元としては低いほうが良いが、風向きなどを計算して考えて欲しい。
  • 耐震や台風などに耐えることを考えると、あまり高くするとコストがかかりすぎるのでは。

60メートル以上が良いという意見

  • 煙突は高ければ高いほど拡散効果があるため周辺環境のために良い。今回採用した排ガス基準値については、まだ実証されている施設が無いほど高い数値であるため、参考にした「ふじみ衛生組合」の新ごみ処理施設が採用した煙突の高さ100メートルを最低ラインにしたい。
  • 最近、近隣の建物は高層化している。だから、環境面でいうと煙突は高くして欲しい。高層階で臭いがしたという話もある。
  • 100メートルの高さの煙突にしたら周囲の環境が良くなるのか。分かりやすい資料が必要である。
  • 白煙防止装置を付けない場合、白い煙が下に流れてきた時の心理的な面を考えると高いほうが良いのでは。

その他

  • ごみ減量化に向けては行政だけではなく、市民や事業者も努力をしなければならない訳で、煙突をシンボルとして、ごみ処理の「見える化」を図りたい。
  • 煙突を隠すのではなく、プラス思考でシンボルとして考えるべき。煙突単体のデザインではなく、周辺環境と調和させて、一番高い木のような発想で。
  • 煙突のデザインは落ち着いたものが良い。
  • 人体への影響、数字の考えかた、基準値の持つ意味を分かりやすい資料で示すべき。
  • 今まで白い煙が無かったために煙突に対する意識が希薄だった。今までに無い白い煙が見えるようになるのであれば、説明が非常に重要。

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