第5回 施設基本計画策定委員会

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ページ番号1010466  更新日 2016年7月29日

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  • 日時:平成22年7月21日(水曜日)
  • 場所:武蔵野クリーンセンター3階見学者ホール
  • 傍聴:4名

不燃・粗大施設の検討

不燃・粗大施設については、7月と8月の2回検討を行う予定でしたが、選択する部分が少なく、確認事項のほうが多いため、今回の委員会で一定の方向性を出すこととしました。作業部会で、焼却施設についての整理が足りないのではという話もあったので、8月は再度その点を確認・検討することとしました。

委員会の写真2
委員会での議論の様子2
委員会の写真1
委員会での議論の様子1

委員の意見

不燃・粗大施設について

  • 低速破砕機と高速破砕機の二段構えで不燃・粗大ごみを破砕するとのことだが、現状の破砕機よりも小型になるのか。
     低速破砕機については現在の破砕機と同様の大きさになる。高速破砕機は現状よりも小型になる。(但し、現施設における手選別工程が無くなるので、全体としては若干小さい規模になると想定)
  • 容器包装リサイクルごみの見分けかたが分かりづらい。分けかたを徹底すべき。プラスチックのような軽いものが不燃ごみに入ると処理能力上問題がある。排出の時点で分別が行われると良い。
     そういった分別不適物は、可燃ごみの中に多い。不燃ごみの量は激減しており、それほど多くの資源ごみは入っていない。可燃ごみの中に入っている製品プラスチックを容器包装プラと同様に資源に出来るよう、国や団体に要望している。
  • 不燃・粗大となっているが、これらは同じように入ってきているのか、違う入りかたをしているのか。手選別をなくすとなっているのか、そのメリット・デメリットを教えてほしい。
     「不燃ごみ(燃やさないごみ)」は、家庭から収集される有料袋に入るもの。「粗大ごみ」は、引越しなどで不要になった家具類で、ポイント制で回収に行くか、直接クリーンセンターに搬入されるか。「燃やさないごみ」についてはそのまま不燃・粗大ごみピットに入るが、「粗大ごみ」は職員が手で解体してから不燃・粗大ごみピットに入れたり、直接破砕機に入れたりして、可燃ごみピットに入れている。新施設では、粗大ごみも人が解体せずに直接二軸の低速破砕機に入れられるよう、機械化を進めていきたい。手選別工程については、分別の問題で二ツ塚最終処分場から埋め立てごみを戻された問題があったことから、少しでも金属を取り除こうという経緯がある。しかし、現在、不燃ごみが減り、分別も進んだ。また、手選別は作業環境の悪さの割に、効率は良くない。粒度選別の機械を入れることで、手選別と変わらないくらい分別できると考えている。
  • 医療器具などには水銀など入っている。手選別はしないとしても、「こんな器具類は危険だ」というチェック方法はどうするのか。
     医療器具はクリーンセンターに入らないことになっている。また現在、水銀はほとんど製品に使われていない。電池・蛍光灯などは別回収をして北海道の処理工場に持っていっている。あとは、ステンレスや銅。ごく少量の鉛・亜鉛などがあるが、これらは現在ほとんど使わないようにメーカーが努力しており、量的には微量である。手選別であっても、ごく小さい粒子的なものであり取りきれるものでもない。粒度選別機で、なるべく取っていきたいと考えている。万が一、焼却に入ったときには、排ガス処理のシステムの中で安全を確保する。
  • 燃やさないごみは、ピットアンドクレーン方式で、選別破砕ラインに乗り、ガラスや瀬戸物なども破砕して選別するのか。都市鉱山と言われるものは資源回収に乗せていくべきと考え、もったいないと思う。新しい機械に加えて、もう少しソフト的なものがあっても良いと思う。
     入ってくるごみについては、今の形のままで考えている。その上で、どう処理するか考え、省力化を図りたいと考えている。家電リサイクル法のごみは、法律上断っている。この法律がもっと拡大する動きもあり、これを期待したい。レアメタルということで、携帯電話が代表的ではあるが、時々携帯電話もごみの中に混入している。これらは現在ストックしていて、東京都が回収を行うという場合などに出している。小型家電がどこまでそういう形になっていくのかは分からない。
     小型家電を独自に集めている自治体もある。さらに、それらを買う業者もあり、輸出をしているようだが、色々問題があるようだ。やっている自治体もあるが、先行きが見えない。
  • 秋田などの実証実験も踏まえ、域外に売るだけではなく域内での循環も考えるべき。省力化を図るのは良いが、人を減らす中で、何らかの担保を検討して欲しい。
     全く人が入らない訳ではなく、マットやカーペットはそのまま破砕機に入ると機械に不具合が起こりやすいので、別処理を行う。現在、木製家具は全てビスなどを取って細かく分解している。これらは、作業環境があまり良くない。そういった作業環境の大変なものについては、なるべく機械によって行いたいと考えている。しかし、人間の目視は必ず必要であると考えている。
     中間処理においては資源回収を行うことは難しく、レアメタル等も含めて分別は収集と運搬の過程で行うかたが良いと考えられる。溶融施設からレアメタルが回収できて高価に売れているという話もあるが、中間処理施設に入ったものを最終処理の過程前に取ることは難しい。
     家庭用太陽電池について、現在どのように回収するかも問題になっている。割れたガラスをどうするかということもあるが、都市部ではそこまでの分別は難しい。全体的なコストを考え、現実的に言えばこのような線ではないか。
  • クリーンセンターに入ってきたものは粛々と処理をする訳であるが、その前の話が当市では欠けている。リサイクルセンターなどを造り、クリーンセンターに入る前にそういった所で処理すべきではないか。シルバー人材センターでも行っているが、そういったものをもう少し各地に配置すべきでは。
  • 二次爆発という問題もありうるということだが、この時にガスなどが周りに悪影響を及ぼさないように配慮して欲しい。
  • 現在当市にはシルバー人材センターがあるが、将来的に、ここを建て替えた後にはリサイクル工房などを併設して市民が自分で修理して使えるようにしたり、引越しの際に市民同士がリサイクルボードなどで交換・やり取りなどが出来るようにしたりするなど、そういったソフトを造っていくことが大事なのではないか。地域を広げないと難しい面があるかもしれないが、まずは武蔵野市の中でそういった仕組みを作ることも良いのでは。
  • ソフトを重視していくという話から、再利用の仕組みについての話が出た。焼却場という話では、やはり施設に入ってくる前に集めるべきという話だろう。それをクリーンセンターという話で考えると、リサイクルセンターを併設するべきという話にもなるのではないか。
  • リサイクルセンターを併設しようという話もあったが、ごみ処理のフローの中に入ってくるべきと思う。
     リサイクルセンターがどういったものになるべきかというものも一つの問題。ビン・缶・ペットボトルについては、現在のまま民間を活用しようという話をまちづくり検討委員会で検討した。ペットボトルの圧縮設備なども考えたいが、配置導線計画の中で、最後のかたで考えたい。リサイクル工房についてもリサイクルセンターと呼ぶ場合がある。全ての家具を引き受けると、広大な場所が必要となり、難しい。しかし、修理する場を啓発の場と考えたい。また、リサイクルボードのような形で、施設に入ることなくリユースされるような仕組みも考えたい。そういったことも提案をいただければと考えている。
  • 爆発事故の復旧コストも莫大である。それらを人的な面でチェックをしていくことも必要。
     一組は収集と処理が分業だが、市は同時に行っており、連携して行っていく。ごみ減量・資源化プロジェクトを組んで、連携を図る取り組みも始めた。
  • リスク管理についてであるが、ハードを設計していく上で、どのようにソフトを造っていくか。
  • ハードを作るうえで設計に反映させないと、ソフトを入れられない。先に設計していくことで、維持管理上の問題で、入ってくるごみは制限され、それらのごみを入れないように事前に対策を行うようになる。粗大ごみ施設の設計上の制限を仕様に入れるべき。
  • この委員会は施設を考えていく委員会であるので、ごみの今後についてはごみ減量協議会などと意見交換会などを行わないと失礼ではないか。
  • 多量の枝木について、粗大ごみとして入ってきているのか。入ってきているのであれば、どこにストックしているのか。ストックヤードというものが全体の計画の中に入っているのか、入っているのであれば、どの程度のものであるのか。
     多量の枝木について、これまでは粗大ごみとして収集し、もしくは事業者によって搬入されて焼却されていた。しかし、「まちづくり検討委員会」の提言を受けて、本年3月よりプラットホームにパッカー車を待機させており、それに積み替えて、一定量溜まった時点で資源化業者に運搬している。10月までこの方法を確認して、その後の運営について考えたい。
  • 多量の剪定枝葉については資源化をはじめたようだが、問題は少量の剪定枝葉。3袋以下の剪定枝木について、可燃ごみとして入る前に仕分ける必要がある。また、陶磁器について、リユースの取り組みを「クリーンむさしのを推進する会」で行っているが、これに行政もかんで実行して欲しい。
     3袋以下については費用の問題もあるので、別途収集車を出して資源化に行くのは難しい。自家処理や地域の処理を基本に、どうしても処理できないものは焼却と考えている。
  • ごみ処理フローの中から、焼却場に入るものをどれだけ減らすことが出来るかということが考えるべき。
  • 剪定枝木についてはパイロットプラントで行っていくという話になっていたのではないか。
     3袋以下の剪定枝木については難しいのだが、それ以上のものについては、資源化の取り組みを始めた。市内にプラントを造るという考えはなく、西東京にある民間の施設に搬入をしている。
  • この委員会の性格というものが何であるのかを考えたい。ごみを3万トンよりさらに減らすということについては別の委員会のものであり、3万トンのごみをどう処理すれば良いのかを考えるべき性格のものであるかと考える。健康面・安全面から考えると手選別工程について機械化していくことは良いと思う。受け入れる前のソフトについては別の場で考えることとして、入ってきたものをどのように分別するかということだが、低速破砕機で安全に粗破砕した後に、高速破砕機で小さく破砕するという仕組みは合理的であると考える。自分が一番心配しているのは、低速破砕機に、もしもボンベが満タンで入ってきた場合にガスとして出てくる訳だが、そのガスはどのように処理されるのかを知りたい。
     基本的には、収集の段階で選別する。万が一入った場合には希釈して外気に出す。
  • 庁内チームによってごみ減量を行っていくという話になっているが、市民との連携が必要であり、どのような取り組みが検討されているのか意見交換等で公開していくことが必要なのではないか。
  • 焼却場を造るに当って、協議会やごみ減量・非焼却の取り組みとの連携を図る行政の強力なリーダーシップが必要である。 減量協議会も庁内チームも、継続的に行っていくものであり、一年では実現できるものもあれば十年かかるものもある。ここは、計画通りに減量するということを信じてもらうしかない。

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