第10回 施設基本計画策定委員会

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ページ番号1010471  更新日 2016年7月29日

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  • 日時:平成22年12月16日(木曜日)
  • 場所:武蔵野クリーンセンター3階見学者ホール
  • 傍聴:3名

これまでの検討のまとめと今後の課題(骨子)

作業部会での議論を踏まえて、事務局より内容を説明。

委員の意見

全体について

委員会の写真2
委員会での議論の様子2
委員会の写真1
委員会での議論の様子1
委員会の写真3
委員会での議論の様子3
  • 煙突から排出する排ガスに関する大気の拡散を考慮すると、市内だけではない検討が必要では。練馬区等の周辺自治体にも関係していることを出していく必要もあるので付け加えたらどうか。
  • 新武蔵野クリーンセンター(仮称)の「仮称」はいつごろとれるのか。
     「仮称」は、施設の名前が最終的に決まらなければとれない。今年度は、「仮称」はとれないと思うが、今後とっていく方向である。施設の名称については、公募等の方法を考えている。
  • 最終的にまとめる場合には、やはり過程を入れたほうがよい。現施設建設時の煙突仕様を決める際にもいろいろ議論してきた経緯がある。
  • まとめかたは、住民が聞きたいことがわかるようにすることが重要ではないか。
  • まとめかたとしては、「背景」「課題」「解決策」がある。「背景」が委員会の基本方針、「課題」がまちづくり検討委員会の基本方針の継承の項目、「解決策」が排ガス処理方式やごみ減量施策等なのではないかと思う。
  • 資料において、専門用語が多い。昨年のまちづくり検討委員会の報告書のように、最終的には用語解説を入れてほしい。

新施設のコンセプト(案)

  • 新施設のコンセプトと詳細項目は、一致していなければならないと思うが、安全・安心を追求すると地球温暖化は出来なくなるという風に、矛盾してしまうケースがある。この辺のバランスを考えてストーリーをまとめないといけないと考える。
  • コンセプトは、いままでの委員会での議論をしてきた経過が容易にわかるものとなることが望ましい。個別の議論をした中で、たとえば排ガス処理に関しては「安全・安心」が前提となるが、地球温暖化や循環型という面を重視することにおいて、乾式を採用するという流れになったことを語るべきではないか。コストも後の世代への負担も見据えたものにしたほうがよいのでは。コンセプトは、いままでの議論をまとめるほうがよい。
  • ストーリーを作って、考えてきたことをロジックにして構成することが必要なのではないか。
  • 公共性もしくは、大きく考えて地球環境という側面を考えて、導きだしたというふうにしていければと思う。手順を議論してもよいのでは。
  • 用語において「地域」とか「周辺」とかの定義がまちまちだと思う。環境面は、東京都全体として考えていたが、定義が違うと思った。かなり無理があると思う。議論した結果、経緯を整理して、コンセプトを決めたほうがよいのでは。
  • 第3回委員会での、東京二十三区清掃一部事務組合の先行事例紹介で、「杉並清掃工場建て替えに向けた基本的な考え方(案)」においては、行政主導でまとめて、その結果を周辺住民へお知らせした形である。基本的考え方・基本方針・建て替えの方針等が現状況と近いのではないか。議論したことをまとめていく必要があるのでは。周辺住民が聞きたいことをまとめていったらいいかと思う。
  • 現在の環境問題がトレードオフの関係になってきている。いろいろな項目がトレードオフになってきた。市がどちらに赴きを置くのかを述べるべきではないか。
  • 今回、議論になっている項目では、「地球の環境保全」をいままで主に議論してきたので、これを明記してほうがよい。
  • 施設・周辺整備協議会との関係では、「グランドデザイン」となるが、協議会との複合した(束ねた)大きなコンセプトが必要では。
     施設・周辺整備協議会と、お互いに共通のものが出来ればと考えている。今後の課題と考えている。

基本仕様

  • 焼却方式等の基本仕様は大体意見が定まってきているが、議論をしていきたい。非焼却の可能性も検討する必要があるのでは。
  • 「湿式処理設備フロー図」にて、触媒脱硝装置は現施設には設置されていないので、その辺を明確に表現したほうがよい。
     新施設でのイメージで作成しているので、このような表現になる。現施設との区別をする為に、本施設では設置していない旨がわかるように表現する。
  • 「乾式・湿式の排ガス処理設備の比較表」のランニングコスト(年間)について、「-2,000万円以上」等のアバウトな表現にしないでほしい。長期間で考えると多大な金額になる。後の世代にどれだけ負担をかけるかも考えて表現してほしい。
  • 乾式と湿式にてコスト比較を出しているが、排ガス性能における薬品コストはどの程度のなるのかを出してもらいたい。
     薬品等のランニングコストは、なかなか現段階では詳細をご提示できないのが現状である。
  • コストを考慮して、乾式がよいと決めてきたが、低温触媒脱硝装置というものがあり、今後(未来)はもっと低温になる装置が出てこないのか。また、発電効率を上げる方法として、「+αのボイラ関連設備が必要」と明記してあるが、具体的に教えてほしい。
     低温触媒脱硝装置については、可能性を検討していく。発電効率を上げる方法の「+αのボイラ関連設備」の代表的なものとして、ボイラの高温、高圧化が考えられる。しかし、装置のランニングコスト増や短周期での整備が必要等の問題があるので、今後検討が必要である。
  • ボイラは、高価な材質を使用していくと共に、高温・高圧化にすると装置が大きくなり、施設の建屋が大きくなると思うので、バランスが必要になる。
  • 煙突高さは、59メートルと100メートルを相対的にみて決定したのか。資料13ページの一覧表中の「周辺への排ガスへの影響」に決定した経緯・理由を反映して明記してほしい。結果、相対的に差がないので、59メートルに決定したという表現にしてほしい。また、ここで、既存煙突を再利用するのであれば、煙突高さは59メートルとは明記しなくてもよいのでは。
  • 煙突については、ふじみ衛生組合(三鷹市・調布市)とは違う決め方で画期的だと思う。ここまでに至った経過は必ず明記してほしい。
  • 第2回合同意見交換会では、施設・周辺整備協議会からは煙突高さは、「なるべく低く」という要望があった。周辺の状況により影響がある等のいろいろな議論があったので、その過程を明記していく必要がある。環境の問題だけで既存煙突にしたものではない。
  • 地球温暖化対策において、「再生可能エネルギー設備・方式」の[4]太陽光発電システム [5]燃料電池システム [6]振動発電システムについては、「高効率な運転制御が可能な設備・方式」のかたに入れてほしい。

施設配置・動線計画の考え方

  • 「施設配置・動線計画の考え方」において、考え方という表現はいらないのではないか。モニタリングについて、「個別コンセプトから詳細項目へ」においては全ての項目に該当するのではないか。「新施設におけるモニタリング(監督・指導)概要」にて、運営協議会というのは、いらないのでは。
     配置・動線計画において、まだまだ不確定な要素が多く修正等があるので、考え方という表現にした。モニタリングは、実施後に市民(運営協議会)に報告していくという意味合い。
  • 配置・動線計画にては、今後いろいろ議論していくことが必要である。また、計画の規模からして、様々なエネルギーの有効利用はかなり費用がかかり難しいのではないかと考える。しかし、本計画において用地の購入に費用をかけていない。したがって、今後はこれらを実現するために、多少はコストをかけても良いのではないか。
  • 「施設配置・動線計画の考え方」において、東京二十三区清掃一部事務組合の墨田清掃工場のように、車両と人を区別した形の動線にしてほしい。

その他

  • 生活環境影響調査の事後調査は、非常に大事なので、市民参加で決定する流れにしてほしい。
     今後、検討していく課題である。稼動後については、新運営協議会を設立して、一緒にやっていく。
  • 「生活環境影響調査」の予測される項目について、使うソフトによって描かれる模式図やデータが変わってくるので、今後はどういう手法でやるのか、どういうソフトを使用するのかを明確にしていってほしい。
  • 新施設の運営は新会社(SPC:特別目的会社)がやるので、廃棄物処理施設技術管理者や公害防止管理者等は市の職員になるのか。
     廃棄物処理施設技術管理者等は、市と新会社の両方で選任する形となり、新施設建設後のボイラ・タービン主任技術者等はSPCの新会社からの選任となることが考えられる。
  • 新施設建設後も大気及び土壌への汚染や影響のチェックは実施していってほしい。

武蔵野クリーンセンター発生エネルギー利用状況について

焼却施設より発生する蒸気について、現施設での利用状況(蒸気の形で市本庁舎・総合体育館・市営温水プール・市立第四中学校)と新施設の利用案(蒸気タービンによって発電。タービン廃熱を温水プールに利用、湿式処理・乾式処理の2ケースを作成)を事務局より説明。

委員の意見・質問

  • 蒸気を本庁舎及び総合体育館へ供給しないで、発電させるということだが、予測値では、余剰電力が発生するようになっている。それならば、そこまで発電させないで、蒸気は供給できるのではと思う。
     数値を年間ベースで計算すると、このような結果になるが、昼間の時間帯における最大の電力負荷で考えると、余剰電力がない時間帯がある。よって、今後、どのようなケースがいいのかというのは、詳細に検討する必要がある。しかし、電気については、電力会社へ売電できる等の使い勝手がいいので、電気を優先に現状は考えている。

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