合同委員視察(愛知・刈谷知立環境組合)

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ページ番号1010478  更新日 2019年11月14日

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合同委員視察報告

視察の写真1(施設概要説明)
視察の様子1(施設概要説明)
  • 日時:平成23年2月3日(木曜日)午後1時40分~午後3時40分(往復移動時間含まず)
  • 場所:愛知県刈谷知立環境組合クリーンセンター
    愛知県刈谷市半城土町東田46番地
  • 参加者:24名(委員会13名、協議会7名、事務局4名)

施設概要

視察の写真2(中央操作室見学)
視察の様子2(中央操作室見学)
  • 処理能力
    (焼却炉)1日あたり97トン×3炉=1日あたり291トン
    (灰溶融炉)1日あたり20トン×1炉
  • 発電能力:6400キロワット
  • 竣工年月:平成21年3月
  • 余熱利用:隣接温水プールへ(ウォーターパレスKC)

施設紹介

視察の写真3(リサイクルショップ見学)
視察の様子3(リサイクルショップ見学)

刈谷知立環境組合クリーンセンターは、旧施設が稼動後二十年余経過し、老朽化及びごみ量増加による処理能力の限界となったことより、建設されました。本施設は、排ガス処理をはじめとした、最新技術と最新鋭の設備を導入し、環境負荷低減を図るとともに、施設の外壁の壁面緑化など敷地内の緑化に努め、周辺環境との調和を図った施設となっています。また、エネルギー有効利用として、余熱を利用した発電設備を備え、電力供給及び隣接するプール施設「ウォーターパレスKC」へ余熱供給を行っています。さらに、焼却灰等の無害化、減容化、資源化のため、高温で溶融処理する灰溶融炉も併設しています。

最も特徴的なのは、旧施設のうち、使用可能なものは極力再利用とするストックマネージメントの観点より建設時に旧管理棟を曳き家にて移動し再利用していることです。この管理棟は、リサイクル品の展示販売スペースを新設し、市民へのリユースの啓蒙活動拠点として、利用されています。

周囲に住宅地や病院が隣接し、組合で運営する厚生施設に面していることより、ごみ処理施設特有の無機質な外観でなく、周囲の環境・景観に調和した施設建設が求められ、施設内にあるソフトボール場及びリサイクルプラザに面する施設正面には壁面緑化が施しており、周辺環境調和に配慮しています。使用植物は、メンテナンス手間がかからない、つる植物を採用しています。

見学者ルートには、設備毎に見学窓から覗けるようになっており、説明用パネルには、音声と映像にて詳しく解説できるようになっています。子供からお年寄りまで、施設の仕組み等をやさしく理解できるようにクイズ等で説明が行われる「メディアウォール」などの仕掛けを行っています。また、焼却炉運転時も中央操作室内に入室が可能で、実際に監視装置の運転操作を行っている様子が間近で見られる所が特徴です。

家庭で不用になった日用品などを有効利用するため、管理棟2階でリサイクルショップを開設しています。不用になった日用品などを持ち込み、安価な値段で展示販売しています。粗大ごみとして排出された家具類などを簡単に補修し、入札で購入できる仕組みになっています。出品や入札の参加資格は、刈谷市と知立市内在住の人に限定されています。(出品している物の購入は一般のかたも可)

委員から「刈谷知立環境組合」への質問事項

  • 建設に際して、周辺住民との協議はどのような形で行っているのか。反対はあったのか。
    (組合) 周辺の4地域(刈谷市3・知立市1)にて、説明を行い、理解していただいている。また、協定も結んでいる。特に反対はなかった。
  • 新施設の検討において、話し合いには市民の参加はあったのか。行政だけで話し合いをしたのか。
    (組合) 検討会議は、全体計画を議論した「焼却炉更新検討委員会」と機種選定を議論した「ごみ焼却方式検討委員会」の二つを行った。構成としては、助役(現副市長)・関係部署の部長・学識者2名(名古屋大、豊橋技術科学大学)・専門委員(全都清)にて行った。市民のかたはメンバーに入っていなかった。
  • 旧施設は22年で建て替えを行っているが、プラントの寿命的には少し早し気がする。何か理由があったのか。
    (組合) かなり老朽化が進行したことと、近年ごみ量が増加したことが大きな理由である。
  • リサイクルプラザと余熱施設(ウォーターパレスKC)の運営はどこで行っているのか。利用者はどのくらいか。また、モニタリングはどのように行っているのか。
    (組合) リサイクルプラザ及び余熱施設は組合で運営しているが、実際の業務は外部へ委託をしている。利用者数は、平成21年度実績でリサイクルプラザで1万5540人、余熱施設で13万6000人。モニタリングは、環境保全対策協議会(年1回)が運転や測定データを回覧している。
  • 余熱施設(ウォーターパレスKC)は、いつ建設されたのか。
    (組合) 旧施設の稼動後1年遅れて建設された。
  • ごみ投入量の数値制御はどのように行っているのか。オペレータの目視で行っているのか。
    (組合) ACC(自動燃焼制御システム)+手動で行っている。ACCで問題が発生した場合は、手動操作で行っている。
  • 灰溶融設備を設置した理由は何か。最終処分場の問題か。
    (組合) 補助金の要件であったことが大きい。最終処分場は持っているが、溶融灰は、「ASEC財団法人愛知臨海環境整備センター」で埋め立て処理を行っている。
  • 新施設は、どれくらいの年数を運営することを想定しているのか。
    (組合) 具体的な目標は無いが、少しでも長く稼動することを考えている。
  • 旧施設の排ガス処理方式はどのような方式であったか。
    (組合) 乾式処理で、電気集塵装置であった。

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