第9回 施設基本計画策定委員会

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ページ番号1010470  更新日 2016年7月29日

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議事要録は、現在、作成中です。

  • 日時:平成22年11月18日(木曜日)
  • 場所:武蔵野クリーンセンター3階見学者ホール
  • 傍聴:4名

新武蔵野クリーンセンター(仮称)の整備運営手法について

委員会の写真1
委員会での議論の様子1

現施設の運営方式、PFIと呼ばれる民間資金を活用する各方式(BTO・BOT・BOO)及びDBO方式の説明を行い、事務局としては市側の意思決定機関である庁内推進本部との協議を経て、DBO方式を採用したいと考えている旨の説明を行いました。
DBO方式とは、市が建設主となり運営主体となりますが、建設から20年程度の運営までセットになった発注方法で、長期の運営を踏まえた上での設計・コスト管理を含めた入札を行います。
作業部会での議論を踏まえて、ごみ行政は法律により市に責任があるため民間にリスクを負わせることが出来ないことからPFI方式はそぐわないこと、DBOは公設公営であり、PFI方式とは明確に分けて説明すべきことなどの確認を行いました。

委員の意見

委員会の写真3
委員会での議論の様子3
委員会の写真2
委員会での議論の様子2
  • 現施設建設時、焼却施設と粗大・不燃ごみ処理それぞれがバラバラに発注された。今回は、両施設とも一括して発注するという考えでよいのか。
     今回は両方とも市の単独事業であり、焼却・不燃粗大の一括発注を行う。運営については新会社を作って契約するのか、実際に運営をする会社と長期包括契約をすべきなのかは、来年以降考えたい。
  • 市の方針としては固まっているのか。
     庁内推進本部によって、DBO方式でいきたいという方向はある。
  • ごみ処理については、PFI方式になじまず、制度上市が責任を持って行う訳であり、「公設公営」である。PFI方式では民間がリスク・責任を負うという前提がある。市が責任を持って行うべき事業を民間が責任を負うことは出来ない。DBO方式は、公設公営で行う事業について民間へ一括発注するという形である。
  • 建設と運営はバラバラに契約するということであるが、違う業者に発注することがあるのか。
     契約上いったん分けるが、建設から運営まで含めて発注するということである。業者選定の時点で、運営まで含めて一連の流れで提案をしてもらい建設と運営の双方を契約する。
  • メンテナンスはプラントメーカーが引き続いてやるかたが良いと思うが、プラントメーカーは運営を行う会社を必ず持っているものなのか。
     どのメーカーも運営を行う会社を持っている。運営については新会社を作って、親会社がどうなろうが必要年数の運営を行う。
  • 契約外条件はあるのか。
     公害防止条件や物価など、社会情勢の変化がある訳だが、それらは市が担保することになっている。
  • 施設の瑕疵と運営の瑕疵について、どのように対応するのか。
     廃棄物処理法により、予測不能な新しい課題や社会情勢など外的要素については市が責任をもって対応する。民間においては、運転管理上の瑕疵があった時に責任を持つということになる。建設会社とプラントメーカー、運営管理の会社においてどちらの瑕疵かを考えるわけであるが、施設の特性上建築の瑕疵ということはほとんどなく、プラントメーカーか運営管理のどちらかの瑕疵が問われるが、今回は建設から運営管理まで一括した提案を受けるわけであり、同系列の会社に責任の所在を問うことができる。
  • 契約が25年になっている所があるが、どういう経緯か。
     当初は15年での契約が多かったが、基幹整備が終わる前に契約期間が終わってしまうので20年が一番多くなっている。20年だと基幹整備せずにもたせる事も可能なため25年という契約もあったようだが、期間が長くなると民間側のリスクが大きくなるため、現在では20年の契約が一般的である。
  • 現施設のランニングコストはいくらくらいか。
     定期整備で年間約3億円、運転管理で年間約5億円、修繕費で年間約2億円程度。街中にあることもあり、予防保全で行ってきたことや、湿式で行っているため費用も多くかかっている。
  • ライフサイクルコストについて、どのように低減を図るのか。
     建設と運転管理を一緒に提案するため、メーカーによっては建設にお金をかけて運転管理にお金がかからないような設計にするメーカーもあれば、建設にはお金を絞って運転管理に手をかけるというメーカーもある。成果として求めている水準をクリアしてくれれば、どちらの手法でも良い。
  • 新施設は何年くらい利用する計画なのか
     ふじみ衛生組合の例でいうと20年間の一括運転管理契約を行った上で、第三者機関の評価を入れてその後10年使用に耐える形で引き渡すという契約であり、そういった形を参考にしたいと考えている。
  • 建物を60年くらいの寿命まで使えるように設計して、30年後に施設の大改造をするような形で考えてほしい。
     発注段階において市がそれを盛り込んだ形で発注仕様書を作る必要があるが、委員会として意見をいただければ検討していきたい。

配置・動線計画の考えかた

前回の委員会で提出した事務局案では南北に長い長方形での施設配置でしたが、現施設と同じく東西に長い長方形での施設配置での配置・動線計画を作成し、説明しました。

委員の意見・質問

  • スポーツ施設に25年間無断で施設用地を使われていた訳であり、今度は野球場のスペースをもっと削り、余裕を持った施設配置を目指すべきである。
     建設に必要であれば仕方が無いが、建設出来る限りは都市計画を変更するつもりはない。
  • 洗車場が北にあると、ごみ収集車が2回周回しなければならない。もっと施設を北に寄せて洗車場を施設の南側に設置するべきである。
  • 今年度末に終わるこの委員会で、ざっくりとした平面図のようなものを出せるのか。
     ある程度の形は出せるが、メーカーによって設備の寸法も違うため、どのように収まるかは言い切れない部分がある。

委員提出資料の説明

煙突に関するタウンウォッチングの結果が話された。59メートルであれば良いが、これ以上煙突を高くされると困るという意見が住民の中で体勢が占められたとの事であった。

環境研究所への訪問について

シミュレーションソフトについて、予測結果であって信憑性うんぬんの話ではない。PM2.5という微粒子物質が注目されているという話であったが、測定方法自体が確定されていないものであり、環境アセスに即座に含められるものではない。

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