子宮頸がん予防ワクチン(HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン)について
武蔵野市で受けられる予防接種についてや、各種相談窓口などについてのご案内です。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)は、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がワクチンの接種後に特異的に見られたことから、平成25年6月以降、この副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではない、とされてきました。しかし、令和3年11月に開催された第72回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第22回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)において、ワクチンの安全性に特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、令和3年11月26日付け厚生労働省の通知をもって、積極的な勧奨を差し控える状態を解消し、令和4年度より順次、HPVワクチンの個別勧奨を再開しています。
予診票の一斉送付について
送付時期:中学1年生になる年度の5月末
- 小学6年生以上であれば、一斉送付より前でも接種を受けることは可能ですので、希望する場合は予診票の交付申請を行ってください。
- 送付時期より後に転入したかたは、予診票の交付申請が必要です。
(注意)予診票の一斉送付は市で保有している予防接種の記録をもとに実施していますが、以前お住いの自治体で接種済みのかたや、発送日の1~2カ月以内に接種済みのかたにも予診票が届いてしまうことがあります。行き違いの際はご容赦ください。
予診票の交付申請方法
窓口で申請する場合
母子健康手帳を持って健康課までお越しください。その場で予診票をお渡しします。
インターネットで申請する場合
郵送で申請する場合
「予防接種予診票交付申請書」を記入し、母子健康手帳の予防接種記録ページのコピーを添えて提出してください。予防接種記録ページは、白紙のページもすべてコピーしてください。
予診票は後日郵送します。
キャッチアップ接種の実施について
令和3年11月26日付け厚生労働省の通知をもって、積極的勧奨を差し控える状態が解消されたところですが、この積極的勧奨を差し控えていた期間に接種機会を逃したかたを対象に、キャッチアップ接種を実施しています。
対象
平成9年4月2日~平成18年4月1日生まれ
(平成18年4月2日~平成20年4月1日生まれのかたも、定期接種の対象期間を過ぎてしまった場合は、下記の実施期間内にキャッチアップ接種を受けることができます)
期間
令和4年4月~令和7年3月の3年間
接種方法等の詳細は下記リンクをページをご覧ください。
接種の検討にお役立てください
厚生労働省、東京都が作成しているリーフレットやホームページのリンクです。
- 小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者のかたへ大切なお知らせ(概要版) (PDF 2.7MB)
- 小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者のかたへ大切なお知らせ(詳細版) (PDF 3.6MB)
- HPVワクチンを受けたお子様と保護者のかたへ(受けた後版) (PDF 1.2MB)
- 厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防ワクチン)」(外部リンク)
- 東京都保健医療局「HPVワクチンの定期予防接種について(小6~高1相当の女性の方)」(外部リンク)
ワクチンについて
対象年齢
12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子(小学6年から高校1年相当)
標準的な接種期間は、13歳となる年度の1年間(中学1年生相当)
ワクチンの種類
- サーバリックス(組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン)
- ガーダシル(組換え沈降4価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン)
- シルガード9(組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン)
シルガード9(9価ワクチン)について
令和5年4月1日より、定期接種で選択可能なワクチンに新たにシルガード9(9価ワクチン)が追加されました。
予診票について
市から発行される予診票は4月以降順次9価ワクチンに対応したものに切替わりますが、切替え前の予診票もそのままお使いいただけます。
2価・4価ワクチンとの交互接種について
同じ種類のワクチンで接種を完了することを原則としていますが、2価又は4価ワクチンで1・2回目の接種を受けたかたが、残りの接種回数を9価ワクチンで接種する場合、医師と十分相談した上でご判断ください。
接種回数
サーバリックス(2価ワクチン)・ガーダシル(4価ワクチン)
3回
シルガード9(9価ワクチン)
1回目の接種年齢 | 接種回数 |
---|---|
小学6年~15歳未満 | 2回または3回 |
15歳以上 | 3回 |
接種間隔
サーバリックス
1回目から1カ月以上あけて2回目を接種し、1回目から5カ月以上、かつ2回目から2カ月半以上あけて3回目を接種
標準的には、1回目から1カ月あけて2回目を接種し、1回目から6カ月あけて3回目を接種
ガーダシル
1回目から1カ月以上あけて2回目を接種し、2回目から3カ月以上あけて3回目を接種
標準的には、1回目から2カ月あけて2回目を接種し、1回目から6カ月あけて3回目を接種
シルガード9
2回接種(小学6年~15歳未満に1回目を接種した場合のみ)
1回目から5カ月以上あけて2回目を接種
標準的には、1回目から6カ月あけて2回目を接種
3回接種
1回目から1カ月以上あけて2回目を接種し、2回目から3カ月以上あけて3回目を接種
標準的には、1回目から2カ月あけて2回目を接種し、1回目から6カ月あけて3回目を接種
受け方
- 「予防接種市内指定医療機関」に事前に予約してください。
- 接種の際には、必ず母子健康手帳、市が交付した予診票、保険証、医療証を持参してください。
市外の医療機関で受ける場合
保護者の同伴について
ワクチン接種後の経過観察のためにも、できるだけ保護者のかたが付き添うようにお願いいたします。
ただし、13歳以上16歳未満のかたは、予診票の保護者記入欄と同意書の両方に保護者が署名し、接種当日に持参する場合は、保護者の同伴なしでも予防接種を受けることが可能です。
子宮頸がん予防ワクチンに関連するQ&A
子宮頸がんの原因になるヒトパピローマウイルスについてや、ワクチンの持つ予防効果などについてのQ&A集です。
子宮頸がん予防ワクチンに関する相談窓口
子宮頸がん、ヒトパピローマウイルスワクチンの基礎知識に関する相談窓口
厚生労働省感染症・予防接種相談窓口
0120-331-453
(受付日時:月曜日から金曜日 午前9時から午後5時(祝日、年末年始を除く))
接種後に症状が生じたかたのための相談窓口
接種後に生じた症状の診療にかかる協力医療機関
予防接種健康被害救済制度について
ヒトパピローマウイルスワクチンについては、接種した時期によって窓口が異なりますのでご注意ください。
平成25年4月1日以降に接種したかた(定期接種およびキャッチアップ接種)
武蔵野市健康課まで
平成25年3月31日までに接種したかた、および平成25年4月1日以降に接種した定期接種年齢以外のかた(任意接種)
医薬品医療機器総合機構 救済制度相談窓口
0120-149-931
(受付日時:月曜日から金曜日 午前9時から午後5時(祝日および年末年始を除く))
ヒトパピローマウイルスワクチンの接種により健康被害が生じているかたのうち、上記2つの救済制度による給付が受けられない場合でも、市の制度による医療費助成を受けられる場合がありますので、武蔵野市健康課までご相談ください。
子宮頸がん予防ワクチン接種後の体調変化に関する、市内の状況調査について
武蔵野市が実施した子宮頸がん予防ワクチン接種を平成23年1月15日から平成27年3月までに受けたかたを対象に、接種後の症状に関する調査を行いました。
調査結果は、次のとおりです。
武蔵野市の子宮頸がん検診
子宮頸がん細胞は、原因となるヒトパピローマウイルスに感染したあと5年から10年かけて増殖する(進行がんとなる)といわれています。定期的に(2年に1度)検診を受けていれば、がんになる前の段階で診断することができます。
ワクチン接種を受けた場合でも、免疫が不十分である場合や、ワクチンに含まれている型以外の型による子宮頸がんの可能性はあり得るので、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。
武蔵野市では、20歳以上(年度末時点)で前年度受診していない女性を対象に、子宮頸がん検診を実施しています。対象となるかたには申込不要で受診票を送付しています。
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉部 健康課
〒180-0001 東京都武蔵野市吉祥寺北町4‐8‐10 武蔵野市立保健センター1階
電話番号:0422-51-0700 ファクス番号:0422-51-9297
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