子どもの定期予防接種
子どもの定期予防接種の種類や受けかたについてのご案内です。
予防接種とは
予防接種とは、感染症の原因となるウイルスや細菌、または菌が作り出す毒素の力を弱めて予防接種液(ワクチン)をつくり、これを体に接種してその病気に対する抵抗力(免疫)をつくることをいいます。
子どもは成長とともに外出の機会が多くなり、感染症にかかる可能性も高くなりますが、予防接種を受けることにより感染症を予防したり、たとえ感染症にかかっても重症化を防ぐ効果が期待できます。
武蔵野市の定期予防接種(費用無料)
定期予防接種は、市内の指定医療機関で、無料でできます。
ただし、年齢や接種間隔が規定と異なる場合には定期接種とならないため、自費となるほか、健康被害が発生した場合の支給対象や支給額も異なりますのでご注意ください。
接種時に必要な「予防接種予診票」は各予防接種の開始時期に送付します。(1期と2期に分かれている場合はそれぞれの期が始まる時に送付します)
武蔵野市の予診票をお持ちでないかたは、ページ下部の「紛失や転入等で、武蔵野市の予防接種予診票をお持ちでないかたは」をご覧ください。
受けかた
- 「予防接種指定医療機関」に事前に予約してください。
- 必ず母子健康手帳、市が発行した予診票、保険証、乳幼児医療証を持参し、お子さんが16歳未満の場合は保護者が同伴してください。
- 必ず「予防接種と子どもの健康」(小冊子)をお読みいただき、予防接種の必要性や副反応について十分理解し納得したうえで、接種してください。
保護者が特段の理由で同伴することができない場合
お子さんの健康状態を普段から熟知する親族等で適切なかたが、保護者からの委任を受けて同伴することが可能です。保護者が委任状を記入し、予診票の保護者自署欄には、接種当日に同伴するかた(代理人)が署名してください。
定期予防接種の種類
BCG
- 対象年齢:1歳に至るまで(標準は、生後5カ月以上8カ月未満)
- 回数:1回
- 通知時期:生後4カ月になる月末
B型肝炎
- 対象年齢:1歳に至るまで(標準は、生後2カ月以上9カ月未満)
- 回数:3回
- 接種間隔:標準的な接種としては、生後2カ月に接種を開始し、2回目は1回目から27日以上の間隔をあけて接種し、3回目は1回目から139日以上かつ2回目から6日以上の間隔をあけて接種
- 通知時期:生後1カ月になる月末
ロタウイルス感染症
ワクチンが2種類あります。どちらも予防効果や安全性に差はありませんが接種回数が異なるので、医療機関で相談し、どちらかのワクチンを選んでください。
ワクチンの種類 | 対象年齢 | 接種回数 |
---|---|---|
ロタリックス | 出生6週後から出生24週後(目安:5カ月半)まで | 2回 |
ロタテック | 出生6週後から出生32週後(目安:7カ月半)まで | 3回 |
初回接種の標準的な接種期間は生後2カ月から出生14週6日後まで。出生15週後以降の初回接種は要相談。
- 接種間隔:27日以上の間隔をあけて接種
- 通知時期:生後1カ月になる月末
小児用肺炎球菌
- 対象年齢:生後2カ月から生後60カ月に至るまで(5歳になる前日まで)
- 回数:1回から4回(接種開始月齢により異なる)
- 接種間隔:標準的な接種としては、生後2カ月から7カ月未満に接種を開始し、27日以上の間隔で1歳未満までに初回3回を接種し、追加接種は3回目接種後60日以上あけて生後12カ月から15カ月の間に接種
- 通知時期:生後1カ月になる月末
五種混合(DPT-IPV-Hib:ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ感染症 第1期)
令和6年4月1日から接種を開始する場合は、原則、これまでの四種混合ワクチンにヒブ感染症(インフルエンザb型)ワクチンが加わった五種混合ワクチンを使用します。
- 対象年齢
生後2カ月から生後90カ月に至るまで(7歳6カ月になる前日まで) - 回数:4回
- 接種間隔:1回目から2回目、2回目から3回目の接種間隔はそれぞれ20日以上(標準的には20日以上56日まで)。4回目(追加接種)は3回目終了後6カ月以上の間隔をおく(標準的には12カ月から18カ月の間隔をおく)
- 通知時期:生後1カ月になる月末
水痘
- 対象年齢:生後12カ月から生後36カ月に至るまで(3歳になる前日まで)
- 回数:2回
- 接種間隔:3カ月以上の間隔をあけて2回接種(標準的には生後12カ月から15カ月に1回目を接種し、6カ月以上12カ月未満の間隔をあけて1回接種)。
- 通知時期:生後11カ月になる月末
麻しん風しん(MR)第1期
- 対象年齢:生後12カ月から生後24カ月に至るまで(2歳になる前日まで)
- 回数:1回
- 通知時期:生後11カ月になる月末
麻しん風しん(MR)第2期
- 対象年齢:5歳以上7歳未満(小学校入学前年の4月1日から3月31日)
- 令和6年度対象:平成30年4月2日~平成31年4月1日生まれのかた
- 回数:1回
- 通知時期:小学校入学前年の3月末
定期接種の機会をのがしたかたも、18歳までは受けることができます。詳しくは、下記リンクページをご覧ください。
日本脳炎
第1期
- 対象年齢:生後6カ月(標準的には3歳)から生後90カ月に至るまで(7歳6カ月になる前日まで)
- 回数:3回(初回2回、追加1回)
- 接種間隔:1回目から2回目の接種間隔は6日以上(標準的には6日以上28日までの間隔)。追加接種は2回目終了後6カ月以上、標準的にはおおむね1年の間隔をあけて接種。
- 通知時期:3歳になる月末
第2期
- 対象年齢:9歳以上13歳未満(13歳になる前日まで)
- 回数:1回
- 通知時期:9歳になる月末
二種混合(DT:ジフテリア・破傷風 第2期)
- 対象年齢:11歳以上13歳未満(13歳になる前日まで)
- 回数:1回
- 通知時期:11歳になる月末
子宮頸がん予防(ヒトパピローマウイルス感染症)
- 対象年齢:12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子(小学6年から高校1年相当)
- 標準的な接種期間:13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日まで(中学1年の4月~翌年3月)
- 回数:3回(小学6年~15歳未満でシルガード9の1回目を接種した場合は2回で接種完了も可)
- 通知時期:中学1年となる年度の5月末
- ワクチンの種類と接種間隔:定期予防接種として受けることができるワクチンが3種類あります。医療機関で相談し、ワクチンを選んでください。
(1)種類 | (2)標準的な接種間隔 | (3)(2)の方法が取れない場合 |
---|---|---|
サーバリックス(2価ワクチン) | 1カ月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6カ月の間隔をおいて1回 | 1カ月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から5カ月以上、かつ2回目の接種から2カ月半以上あけて1回 |
ガーダシル(4価ワクチン)
シルガード9(9価ワクチン)(3回接種の場合) |
2カ月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6カ月の間隔をおいて1回 | 1カ月以上の間隔をおいて2回接種した後、2回目の接種から3カ月以上あけて1回 |
シルガード9(9価ワクチン)(2回接種の場合) | 6カ月の間隔をおいて2回接種 | 5カ月以上の間隔をおいて2回接種 |
シルガード9(9価ワクチン)について
令和5年4月1日より、定期接種で選択可能なワクチンに新たにシルガード9(9価ワクチン)が追加されました。
予診票について
市から発行される予診票は令和5年4月以降順次9価ワクチンに対応したものに切替わりますが、切替え前の予診票もそのままお使いいただけます。
2価・4価ワクチンとの交互接種について
同じ種類のワクチンで接種を完了することを原則としていますが、2価又は4価ワクチンで1・2回目の接種を受けたかたが、残りの接種回数を9価ワクチンで接種する場合、医師と十分相談した上でご判断ください。
男性のHPVワクチンの接種費用の一部助成について
令和6年4月1日から、男性のHPVワクチン接種(任意接種)費用の一部を助成します。
詳しくは、下記リンクページをご覧ください。
紛失や転入等で、武蔵野市の予防接種予診票をお持ちでないかたは
武蔵野市の予診票の交付申請をしてください。
窓口で申請する場合
母子健康手帳を持って健康課までお越しください。その場で予診票をお渡しします。
インターネットで申請する場合
郵送で申請する場合
「予防接種予診票交付申請書」を記入し、母子健康手帳の予防接種記録ページのコピーを添えて提出してください。予防接種記録ページは、白紙のページもすべてコピーしてください。
予診票は後日郵送します。
スケジュール管理に便利な「むさしのすくすくナビ」
市の子育て応援サイト「むさしのすくすくナビ」には、管理が難しい予防接種のスケジュールが自動で調整される機能があります。接種日が近づくとEメールで知らされ、接種もれや接種間隔のミスを防ぐことができます。ぜひご利用ください。
市外の医療機関で受けたい場合
予防接種は原則として住民票のある自治体で行うものであり、里帰り出産等やむを得ない理由で市外の医療機関で受けるには手続きが必要な場合があります。
近隣自治体(三鷹市、小金井市、杉並区、練馬区)で受けたい場合
各自治体の指定医療機関で接種できます(ただしBCGは杉並区ではできません)。
その際には、武蔵野市発行の予診票を持参してください。
指定医療機関については各区市のホームページをご覧ください。
上記以外の自治体で受けたい場合
事前に「予防接種実施依頼書」の交付申請が必要になります。また、自治体によっては、接種費用が全額自己負担となる場合や手続きが異なる場合があります。(自己負担になった場合でも、後日申請すれば助成が受けられます。)
詳しくは下記リンク「市外の医療機関で、子どもの予防接種を希望するかたへ」をご覧いただくか、健康課までお問い合わせください。
健康被害救済制度について
詳細は下記ページリンクをご確認ください。
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉部 健康課
〒180-0001 東京都武蔵野市吉祥寺北町4‐8‐10 武蔵野市立保健センター1階
電話番号:0422-51-0700 ファクス番号:0422-51-9297
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