大人の風しん抗体検査・予防接種の費用助成について

19歳以上で要件にあてはまるかたに、抗体検査と予防接種の費用助成を行っています。

先天性風しん症候群を防ぐために、予防接種を行いましょう

風しんとは、風しんウイルスの飛沫感染によって起こります。

風しんの免疫を十分に持たない女性が妊娠中（特に妊娠初期）にかかると、心臓病、白内障、聴力障害、発育発達遅延などの障害を持った児が生まれる可能性が非常に高くなります。これは先天性風しん症候群と呼ばれています。

そのため、妊娠の可能性がある女性や、妊娠を希望する女性は、妊娠前に十分な免疫を持つことが重要です。周囲の家族なども同様です。

以下の条件にあてはまる19歳以上の市民に対して、抗体検査と、検査の結果接種の必要性が高いとされたかたには予防接種の費用助成を行っています。

実施期間

通年

対象者

(1)19歳以上の武蔵野市民で、妊娠を予定または希望している女性
(2)19歳以上の武蔵野市民で、「妊婦の同居者」
(3)19歳以上の武蔵野市民で、「(1)の同居者」

対象外のかた

• 妊娠中のかた
• すでに風しんワクチンもしくは麻しん風しんワクチンの予防接種を2回以上受けたかた
• 過去に公費補助により、風しん抗体検査や、風しんワクチンもしくは麻しん風しんワクチンの予防接種を受けたかた
• 他の医療機関等で抗体検査を受け、抗体保有が十分であると確認できたかた

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性のかたは、予防接種も無料で受けられる制度があります。

リンクページをご覧になり、この制度をお使いください。

• 風しん予防接種の機会がなかった男性に対する、抗体検査と定期予防接種の費用助成について

（注意）
上記リンクぺージの制度（昭和37から54年生まれのかた向け）と、このページの制度（19歳以上のかた向け）では、予防接種の対象となる抗体価の基準が違います。上記リンクページの制度では接種の対象外となったかたでも、数値によっては、妊婦や妊娠を予定・希望する女性の同居者であればこのページの制度を使って4,000円の自己負担で接種ができることがあります。（HI法で8倍より高く16倍以下のかた、EIA法で6.0以上8.0未満のかた）

費用

抗体検査

無料

予防接種

自己負担額4,000円

• 医療機関にお支払いください。
• ワクチンは麻しん風しん混合ワクチン（MR）または風しん単抗原ワクチンとなります。

（注意） 生活保護受給世帯は免除。健康課にお申し込みください。

助成回数

生涯で1回のみ

受けられる場所

市内の指定医療機関

• 予防接種指定医療機関一覧

検査と予防接種の受けかた・必要なもの

健康課への申請は不要です。直接医療機関に行ってください。

流れ

（1）市内指定医療機関に事前に連絡をし、抗体検査を受ける。
（2）後日結果を聞きに行く。（結果が出るまでに1週間ほどかかります）
（3）検査の結果、抗体価が基準より低かったかたで、希望する場合は予防接種を受ける。

注意

• 抗体保有が十分な場合には、予防接種は必要ありません。
• ワクチンの在庫等の関係により、結果を聞きに行った時にその場で接種ができないこともあります。接種可能日を事前に確認（必要な場合は予約も）することをおすすめします。
• 必ず「予防接種のお知らせ」をお読みいただき、予防接種の必要性や副反応について十分理解し納得したうえで、接種してください。

すでに検査をしたことがあるかたは

以前に抗体検査を受けたことがあり、抗体保有が不十分であることがわかっているかたは、(1)と(2)を省略することができます。ただし、検査値がはっきりわかっていないと接種はできないため、(1)から行ってください。

持ち物

• 健康保険証など住所や年齢のわかる本人確認書書類
  （抗体検査だけでなく予防接種をする際にも必要です。）
• すでに検査したことがあるかたは、検査の結果がわかる書類
  （なくても可。ただし抗体価の申告が必要です。）

予診票は医療機関にあるものをご使用ください。

抗体検査の内容と、抗体価の基準

内容

採血による血液検査。種類はHI法またはEIA法。

基準

抗体価がHI法で16倍以下、またはEIA法で8.0未満のかたは「抗体保有が不十分」として、予防接種の対象となります。