第16回 施設まちづくり検討委員会

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ページ番号1010458  更新日 2019年11月14日

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  • 日時:平成21年6月9日(火曜日)午後6時30分から9時45分
  • 場所:クリーンセンター3階 見学者ホール
  • 傍聴:一般 10名 記者 3名

議事

コミセン勉強会(本宿コミセン)

  • 老人クラブ等でも紹介して前々からPRしていたが、残念ながら参加者は12名であった。人を集めるのは難しい。しかし、始まってみると、活発で前向きな意見が出た。市の端にあたる訳だが、そこであれだけ活発な意見が出たことは良かった。
  • 若い人が入ってこない。「クリーンむさしのを推進する会」でも同じ問題がある。ごみ関連の関心があるのは高齢者が多いが、必ずしも若い人間が関心を持っていない訳ではない。武蔵野大学・成蹊大学の学生なども興味を持っている。話の仕方によっては関心を持ってもらえるのではないか
  • 学校で落ち葉の堆肥場を作っているところが多い。そこでは、切り替えしなどを「クリーンむさしのを推進する会」の人たちが行っている。しかし、若い人が少ないので大変。ごみ問題に、どのように参加してもらうかが課題。
  • 最終的には市民の一人ひとりが、自分のごみについて分別や減量に取り組んでもらうことが、周辺住民に対しての一番の感謝

「クリーンむさしのを推進する会」地域集会

  • けやきコミセンでは30名、多くのかたが出席された。当委員会はもともと焼却施設を扱う委員会であったが、今はごみの入口からやっているということで、広く検討を行っているということについて少し理解を得られたと感じた
  • 吉祥寺北コミセン。質問は、二ツ塚処分場がいつまで持つかということのみであり、地元の委員として意見を話した。地元の感情としては、出来ればどこかに行ってほしい、何も思っていない訳ではないということを伝えると、「税金が安いんじゃないの?」「お湯をもらっているのでは?」と聞かれたので、そういう事実は無いということを伝えた。部分的な地元の人が苦悩していることは理解されていないようであった
  • 基本的には「クリーンむさしのを推進する会」の昨年度の報告と、今年度の計画を話す会であるので、30分程度しかもらえなかったが、他地域で、あまり関心がない人たちに話をして聞いてもらうことが収穫であったのではないか
  • 都営集会所。大勢集まり、熱気があった。特徴的であったのは、周辺3団体は健康診断を受けさせてもらえるのに、ここも近いのに受けられないのは何故か!?という意見。周辺3団体は、操業協定書によって保障されていることと、24年間運営協議会に2カ月に一度参加してきた。そういった義務というものもあるのではないかと思ったが、今後は広く健康診断を行うことも運営協議会で考えていくこともあるかなと思った。バスルートについての意見もあったが、場所が決まってからの話であると話した。
  • 「クリーンむさしのを推進する会」の人たちは、ごみの減量について考えている人たちなので、場所がどこになったとしても、自分が何をするべきかを分かっているのかと思う。それよりも、ごみの問題に無関心な人にどう関心をもってもらうかが課題かと思った
  • 関前と中央コミセン。非常に大勢の人が出席していた。質問が全く出なかったので、反応が分からなかった。ごみに関しては積極的。堆肥化の「生ごみ活かすくん」も関心をもたれていた。こういうことが、これをきっかけに続いていけば良いかと思った
  • 「クリーンむさしのを推進する会」も、「ごみ減量協議会」も、ごみのことをしている。ごみに関連する様々な組織を洗い出し、連携を図る取り組みが有効では

「スーパーやまと」視察について

  • 生ごみを堆肥化するということに社長の信念があった。自分の所の客で無くても生ごみを持ってくることが考えられるが、それでも良いと考えている。いたずら対策に防犯カメラを入れることを考えなかったのかと聞いたが、地方ということで、信頼関係を築くことに主眼を置いた。カードを利用することで、一定の抑止力はあるとのこと
  • 市から援助してもらっていないが、それだけお金をかけてもペイできている。それは、生ごみを処理しにきたら、やはりそこで買物をするということがある。武蔵野市でも上手くそういう形で運営できるのか?自分で率先してやろうという気持ちがなければなかなか難しいが、これから行政がどのように持っていくのかにかかっている
  • 人が大事。人が付いてくるのは信頼関係が出来ているから。やって失敗することは少ない。あっても許される。やらなくて失敗することのほうが多い。やれることをやらないほうが問題。生ごみの有効利用を忘れてはならないことを再確認。養殖に使うことも考えられる。養殖の餌として、生ごみの有効利用ができる。
  • レジ袋の件で感心した。どこのレジ袋でも、一枚一円で引き取る。売るときは2円だが、マイバックを持ってきたときは5円還元。トイレに入ったら、何かしら買ったりするが、それと同じで生ごみを捨てたりレジ袋を売りにきたら何か買う。
  • 武蔵野市でも色々な事例があり、やる気さえあればできる。
    (1) 家庭の生ごみをそのまま市外の農家に出すのは難しいが、木チップを使うなら、公園や他市間連携が考えられる。醗酵して水分が少なくなれば相対的な生ごみ比率は下がる。完熟には75日はかかる。臭気をなくすには時間がかかる。落ち葉・刈草であれば良いが、木チップを使うと遅効性なので自然界では3年くらいかかるため、農家の堆肥としてはあまり合わない。
    (2) 輪から外れがちな小規模の飲食店。商業系のごみであれば、自区内処理でなくても良いので、他市の生産農家に渡すことも可能。井の頭公園も、商業と連携し、観光を打ち出している。単なるごみ処理ということではなく、様々な角度からつなげていけば都立公園との連携も可能かもしれない
  • 団地を立てるとき、6%提供しなければならない。しかし、草ぼうぼうになっている。そこで、家庭菜園の場所にしてはどうかと思う
  • 武蔵野の農地を、有志で見に行った。そして、話を聞いてきた。一生懸命やっている農家(果樹園)であった。農園の剪定枝や落ち葉は全て農園内で使っている。剪定枝を炭にして、根に埋める。
  • 市役所にはネットワークがない。ごみ対と生活経済課。JA。つなげていく必要がある。今回、クリーンセンター建て替えの問題を契機に、市役所内で各課の連携を。武蔵野市の商業者にも、スーパーやまとのように、近江商人の「三方良し」の考えを持ってもらいたい
  • 一企業であれば命令一下で出来るが、3000くらいある商店に連携をさせるのは難しい。地価の高い吉祥寺に、一次処理の施設を作ることができるのか。
  • 山形県長井市は自治体による生ごみ分別収集の先駆。袋を使わず大きな容器に、各家から小さいポリバケツを使って入れる。ちょっとした配慮で成功・失敗の境目がある。先進都市の取り組みを。中心人物の菅野さんは、農地が荒れていたがおからは高いということで、生ごみに目をつけた。現場を見てもらうことが大事。農家の人や、生ごみを将来肥料として使ってくれる人と一緒に提案をしていくことが良い

最終報告書(案)の検討

1 当委員会における基本方針

  • エネルギー工学の先生を、運営協議会に派遣してもらったこともある。しかし、その規定を作って、その上で依頼できるようにしたい
  • 運営協議会に専門家の「派遣」ではなく、「公平な立場から専門家を加え」「課題に最適な専門家」。井の中に入るような人ではなく、広い視野を持った人。すぐ話ができるアドバイザー的な存在

2 ごみ問題と対策の長期的展望と現実的選択

  • 桜堤の「サンヴァリエ」では各号塔ごとに生ごみ処理機が導入されている。資料編に入れては
  • 屋上の利用について「地球環境・周辺環境への配慮」に書くべき。平らな所には緑化、平らじゃない所には太陽光などの使い分けで、緑化・太陽光発電をどちらかではなく併記
  • 壁面・屋上緑化については植物の環境感知により周辺住民の安全を守るという意味もある。緑が青々と茂っていれば、周辺住民は安心する。壁面は広いので、毎日壁を見ているだけで不安になる
  • 最近は多年草ではなく一年草を使う壁面緑化もある。「隠す」という発想ではない。
  • ごみ収集車にクリーンエネルギーの利用を

5 整備用地の候補地と適合性の比較

  • 生ごみのバイオマスが堆肥化に限定されている。「生ごみ処理」と「バイオマス処理」について「バイオマス処理」に統一して欲しい。また、分散処理が境公園に限定されてしまう書きかたになっている。境公園を入れるのであれば、それ以外の場所についても何らかの候補地を入れて欲しい
  • バイオマス施設というのは堆肥化だけではない。ガス化にしたら、農地でなくても良い。これから検討するということで、別の用地があるような話で。堆肥化だから境公園が言われるが、メタン化であればガスポンプに供給できるので、他の場所でも可能
  • パイロット事業としてすすめるべきなのは、プラントじゃない形でのバイオマス。だから、メタン化や炭化などではない。家庭でも出来るという意味。人が手をかける
  • ごみを減量していくという努力。さらに、分散していくことにより、焼却施設は小規模になっていく。その方法は色々なことが考えられる。24年前は、全ての焼却ということであったが、現在は非焼却ということが見えてきた。出来るだけ燃やさないようにしてきて、燃やさないものを分散する。その一つの例としてバイオマス施設がある。今我々が考えられる一つの例としてはバイオマスで良い
  • ここで言う整備用地とは、あくまで「焼却施設」についてであり、非焼却の可能性を含めた将来の分散配置などについては「2 ごみ問題と対策の…」の中で、「クリーンセンター将来像の仮説」として書かれている。書くとしたらそちら
  • 境公園については「将来の処理施設の在りかたと用地の意味の変容」または「分散・複合型の可能性と、適地の選択」など、タイトルを変える必要性がある。もっと抽象的な話にする事と、中間処理施設の説明が必要。非焼却の推進によって焼却施設の規模が変わるということ
  • 境公園の話について、市民は知らない。いきなり出されるとどう思うか。慎重なかたが良い
  • 焼却施設の話から、どのように広がってきたのかを明記すべき。だから、タイトルを変える。焼却施設の負荷を下げるという意味合い。処理施設のありかたが変わっていくということと用地の問題を対応させる。説明が必要。境公園をあげても良いが、前の2項目(焼却施設の整備用地)とは違うということをはっきりさせるべき。そして、整備用地とは何かということ
  • 人が住んでいるところに、その人たちが入っていない場でいきなり名前を公式に挙げる訳にはいかない。境公園については本文から外すべき

【結論:「境公園」については、本文編に掲載しない】

6 新施設周辺における地域のまちづくりの考え

  • 環境保全・チェックアンドフィードバックについては、次の委員会などにも継承していくようして欲しい

7 今後の進めかたの提案

  • 市役所内の連携を図って欲しい
  • 提言の中にはスケジュールを入れて欲しくない。参考資料
  • PFI、一箇所しかない焼却施設について、やって欲しくないと地域として言っている

配布資料

最終報告書(案) 資料編については割愛させていただきます。後日最終報告書の確定版を掲載しますので、そちらをご参照下さい。

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