第1回 施設・周辺整備協議会

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ページ番号1010482  更新日 2019年11月14日

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  • 日時:平成22年4月19日(月曜日)
  • 場所:武蔵野クリーンセンター3階見学者ホール
  • 傍聴:2名

広島中工場視察報告

3月30日(火曜日)に施設・周辺整備協議会委員11名が広島中工場を視察しました。視察を行った委員の中から代表して水谷副会長より、現地での写真を見せながら、主に建築デザインの見地から説明を行われました。広島市の都市設計の中での位置づけが強く意識されており、清掃工場が従来持っていた閉ざされた設計思想から、中身や運転に関して市民に開かれたものとなっている点の解説がありました。

議論の写真2
議論の様子2
議論の写真1
議論の様子1

委員の意見

  • 広大な土地に建設され海に近い工業地帯でもあること、住宅地から遠いことから緑(環境緑化など)が欠けており、調和が取れてないように感じた。
  • 屋上緑化や壁面緑化をしておらず、無理な緑化をしていないのは好印象。
  • スケールが大きい。「街に溶け込む」ことと存在感を出すことの相違点がある。ただし、ごみピットの光景は一緒であり、根本的には人が気を使ってきれいにするかどうかが問われるのだと感じた。
  • 前面ガラス張りで明るく開放的であり、中が見えるのは良いが、音も臭いもせず、近い感覚がしない。まるで美術館のようであり、ごみ処理施設として自分の周りに建っていたら違和感のある建物のように思った。
  • 市民が行ってみたいと思う魅力のある建物であること、また分かりやすく身近な建物であることを希望する。ごみは減量しなければならないし、たくさんのかたに来ていただき勉強をして頂く施設にしなければならないと思った。
  • ごみを処理するという何も生み出さない施設に対して、建設費400億円、1年あたり200億から250億円の処理コストをかけて維持する必要があるようなレベルのものが武蔵野市に必要か疑問に思う。
  • 毎日、煙突を眺めて生活する者にとって、煙突の工夫をお願いしたいと思う。四角い柱の煙突が多いが、円柱には出来ないのか。新施設は、煙突を強調しなくて良いような施設にすべき。
  • 建築家が入った施設というものが、プラントメーカーが造った施設と一線を画したレベルのものになるということが良く分かる例であった。最近は見学者に配慮した施設も多いが、歩道、照明、高さの設定というものが参考となった。
  • ごみ処理工場には、皆が傷みを分かち合う「負の施設」としての側面があるが、良い環境を造るため、ただネガティブにだけ捉えてもいけない。住民が関わる形でビオトープやメンテナンスを行い、「見える化」を行うことも現在の流れ。世田谷工場の煙突は区民からの公募である。ごみの減量を考え、施設に来てもらい見学してもらうことも大切であり、そういった施設づくりも考えなければならない。

施設・周辺整備協議会、基本計画策定委員会の議論の進めかた

事務局より、まちづくり検討委員会や市の基本的な考えかたの流れを整理した上で「施設・周辺整備協議会の基本コンセプト(案)」を提示しました。また、施設・周辺整備協議会、基本計画策定委員会の検討事項の確認を行いました。

委員の意見

  • 色んな立場の人がいて、クリーンセンターに長く関わってきた人や、初めて関わる人もいる。工場見学や、タウンウォッチングなどを行い、意識の共有を行いたい。
  • 都市マス(都市マスタープラン:都市の人口・産業の動向をふまえ、将来像を示し、個々の土地利用のありかた、道路・公園など都市施設の整備、市街地開発についての計画を位置付ける役割を持つもの)の改定中であり、上位計画にあたる都市マスについて知ることも重要であり、また都市マスに個別事項であるクリーンセンター施設・周辺整備についての意見を提出することも大切である。
  • 都市マスの改訂作業を行う中で、この地域における大きな3つの課題のとして浮かび上がっているものの一つがクリーンセンターの建て替えである。これまでクリーンセンターの存在は都市マスには無かった。全市的な課題であり、地域全体のまちづくりを考える上でクリーンセンターを都市マス上で位置づける意義はあるが、一方で都市マスに入ることで永遠にクリーンセンターがここにあることになるのでは、という疑問がある。他の二つは、市道41号線が幹線道路に準じた存在となっていることと、公共施設が集中していることから防災の拠点としての役割が求められる点である。
  • 事務局から出されたスケジュールは点線であり、それを線にしていくのがこの協議会の議論である。

市の基本的な考えかたパブリックコメントの整理

事務局より、「市の基本的な考え方(案)」に提出されたパブリックコメントをまとめたものと、緑町三丁目から提出された意見書が、今後の議論の参考とするために提示されました。緑町三丁目の委員より意見書の「はじめに」について紹介され、『「誇りになる施設」というのは、ものすごい施設を造ってほしい訳ではなく、色んな人が「良かった」と思える施設。周辺の住民が、ただごみ処理施設を受け入れたからだけではなく、「自分たちは良いことをした」と思えるようなものにして欲しい』との話がありました。

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