第5回 施設・周辺整備協議会

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ページ番号1010486  更新日 2016年7月29日

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協議会での議論の写真
協議会での議論の様子
  • 日時:平成22年8月23日(月曜日)
  • 場所:武蔵野クリーンセンター3階見学者ホール
  • 傍聴:4名

委員視察報告

リサイクルハウス かざぐるま明石町(中央区)

委員視察の写真(中央区かざぐるま明石町)
委員視察の様子(中央区かざぐるま明石町)

主にリユースの推進を目的とした施設です。リサイクルコーナーでは、家庭で不用になった衣類・雑貨・食器等を預かり、希望するかたに有料または無料でお譲りしています。また、区が収集した粗大ごみのうち、まだ使用できる家具等を修理のうえ展示し、無料で提供しています。希望者が多い場合は抽選となります。不用品交換情報掲示板では、「かざぐるま」で展示できない大型家具や高額なもの等を「譲りたいかた」「譲ってほしいかた」の情報に掲示しています。また、同じ情報を区のホームページにも掲載しています。

委員の意見・感想

  • スペースは狭いためびっしりと埋まっているイメージであるが、積んで陳列するのではなく、吊るしているので見やすいと思った。粗大ごみは、とても綺麗にリサイクルしていた。物が無駄にならないと感じた。
  • 色々な人が関わって、工夫していた。しかし、情報発信としては弱いと感じた。バザーのようなコーナーはとても工夫されていた。金銭の流れは、かざぐるまとして儲けも無いわけなのに、すばらしいと思った。区民が少ないわけだが、かざぐるまは区民優先になっていた。
  • 不用品を立派に復活させて、ほしいものになっていることはすばらしく、武蔵野クリーンセンターにもこういうものがあれば良いなと思った。こういうリサイクルをしていくと、皆さんに喜ばれるのではないか。不用品になった家財道具も立派に生まれ変わり、無料で提供していることはすばらしい。かざぐるまについては、絶対に活かしたいと思う。
  • リサイクルのものが並べてある店が、普通に買い物に行ったお店のようであった。人は見た目でひきつけられる。工夫がされていた。区民が物を持っていって値段をつけられるということが、自主的に参加している意識に結びついているのではないか。
  • 建物はしゃれているが中は狭い。あまり仕事が出来るスペースではない。武蔵野のシルバー人材センターのかたが扱っている量が多いと思った。リサイクルショップについて、お客さんが持ってきたものをリストに記入して、売れたものをお金で貰う。そして、売れなかったものは戻す。狭い部屋で5名働いていて、一生懸命リサイクルを行っているが、人件費がかかっている割に効率が悪い。武蔵野でやっているフリーマーケット等のかたが良く、機能が良くない。
  • 物を預かって、値札まで作った上で、一円も利益にならないというのは大変だと思った。もう少し工夫が必要でないかと思った。カフェなどをやって利益を取りながら、そこに来た人にリサイクル品を安く売るなどが良いかとも思った。

港区立エコプラザ

委員視察の写真(港区エコプラザ)
委員視察の様子(港区エコプラザ)

環境啓発のための施設です。3つの部屋があり、それぞれ主な用途によって、「サーチング・ルーム」「ワーキング・ルーム」「ラーニング・ルーム」に分けられます。また、仕切りを外して全館をひとつの大きなハコにして大イベントスペースとすることもできます。
あきる野から運んだ間伐材をふんだんに使って造られていて、落ち着ける空間になっています。

委員の意見・感想

  • 木の香りがして、森の中に来たイメージを受けた。7000万円の運営費を考えると、武蔵野市には程遠いと感じたが、みんなが集まる場所として取り入れられたらと思う。外の風車や、ビオトープなど、子供から大人まで興味を持てるものだと思った。堅苦しい四角の建物だけではなく、周りに自然がある建てかたをしてもらえたらと思う。
  • 区民というより、働いているかたが帰りによるのかと思った。デザインも優れていて、人が来るように工夫されていた。会議室は登録制で無料で貸しているようであった。良い仕組みだと思った。しかし、椅子や机が重いなと思った。体験や設備は飽きられてしまうので用意しておらず、企画で勝負しているとあったが、隙が無いなと思った。素敵であるが、港区民はどこに行ったのかと感じた。
  • テーブルや椅子、床から木の香りがして、素晴らしかった。椅子も壁に納めることができ、無駄が無いなと思った。
  • 会議室が3つに分かれていて、そのそれぞれの壁を収納して一つの大きな部屋になるということは、便利だと感じた。壁にダンボールを使った椅子が入っていることも、物を大切にするという意識を高めることができることが感じられた。木の香りにいやされると思った。お金はかかるかと思うが、一番最初に建物が建つときにはある程度のお金がかかるものなので、最初に色んな発想がこめられればと思う。
  • 木の香りがしたことと、色んな工夫をしていて面白いこと、多目的に使える部屋は便利かとも思った。しかし、かなりのお金とランニングコストがかかっているかと思う。それほど施設が利用されているとも思われず、クリーンセンターにああいうものがあったら良いかとも思ったが、武蔵野市は民間は回しかたが上手であるが、行政は管理がうるさく、空いている教室などが活用されていない。新しい施設を造るのは考え物かと思った。
  • イベントをするためのホールとして色んな使いかたが出来るのは良いかと思った。参考になると思う。風力発電があり、そんなに場所もとらず、小型でも性能が良いものがあるということで、クリーンセンターの周りにも取り入れればよいと思った。間伐材を使うことも良いかと思った。コミセンでも、新しく机を買う場合などに、参考になるのではないかと思った。割り箸を使う際でも、高くても国産間伐材を使ってみるのは良いかと思う。

全体のまとめとして

  • これらの意見は、リサイクルプラザの検討につなげたい。ダンボールの椅子などについては、エコプロダクツ展でも取り上げられていた。新しいものを取り入れることも良いかと思うが、費用的なことは不明だと感じた。7000万円でこれだけのものをNPOが運営することは難しいと思う。ソフトに、皆さんの英知を活かしていきたい。物はそれほどのものでなくても、アイデアで勝負していくことも良いと思う。そういう意味では学生の活用なども考えられる。

リサイクルプラザの検討について

委員よりクリーンセンター周辺地域の駐車場の展望についての意見書が提出され、その説明がありました。クリーンセンター及び陸上競技場脇の駐車場については削減し、その分緑化の推進や歩道の整備などに利用すること、スポーツ施設の利用の多い土曜日・日曜日については、土曜日・日曜日に稼動していない公共施設の駐車場を利用することは出来ないかという内容でした。
さらに、他の委員よりパワーポイントによってプラス機能を創出するための提案がありました。地域社会を持続させていくためには、「環境の改善、循環型社会の構築につながる」「地域社会が直面している課題に応える」「雇用を創出し、地域を活性化させる」ことによって、「地域力(人と人の結びつき)」を強めることが必要であり、従来あるリサイクルプラザは「環境の改善、循環型社会の構築につながる」に対応したものではあるが、さらに後ろの2つにも対応するための一例として環境をテーマにした社会的起業や若者の就労支援、ものとして「世田谷ものづくり学校」の紹介がありました。これは、廃校を活用して教室をクリエーターに貸し出し、作業場として活用するというものであり、ここには創業支援機能を持つ。「再生ものづくり」ということもテーマとして取り上げ、陶磁器は金継ぎを、ガラスは再生ガラス製品を、布は裂織を、プラスチックはプラスチック袋再生利用バッグなど、ごみを作って何かを作り出し、それが若者の起業につながるなどはどうかという内容でした。

委員からの意見

  • 単に環境改善だけではなく、生活の改善につながることが提案されたかと思う。これから造る武蔵野市のリサイクルプラザに何を呼び込むかということは、センスが問われる。自分の財布の中だけで考えていてはいけないということが、根底にあると思う。そして、注目してもらえなければならない。それには素晴らしいセンスのあるものがあるということを発信していかなければならない。
  • クリーンセンター周辺の駐車場について、市役所やクリーンセンターの駐車場を土曜日・日曜日利用するというのは、周辺に住むものとしては、土曜日・日曜日はせめて静かにしてほしいという要望を、市役所が建設されるときに出した。パークアンドライド形式で、公共交通を利用してきてもらう形式が良い。それが、低炭素化社会に資することであると思う。また、雇用についての提案があったが、町田市で、公園の中で障害者のかたが働いている。地域の農家のかたが作った野菜を売っていたり、写真館の切符売り場にいたりする。また、町田市のクリーンセンターの温室において、草花の世話などを障害者がおこなっている。そういったことを、新しいクリーンセンターでも行ってみても良いのではと感じた。
  • 車の排気ガスなども考えると、環境や健康のためにもスポーツ施設に来るためには自転車で来ていただくのが良いと思う。
  • 駐車場を拡大するのではなく、市の交通対策部局に宿題としてお願いしたい。これだけ公共施設が集積している訳であり、市役所じゃなくても良いが、空いている駐車場を活用していければ良いのかと思う。
  • まちづくりというものは、全てが関わってくる。そのためには、行政とコラボレーションしていくのが大事だと思う。皆さんも、持続力を持って地域のまちづくりに関わっていってほしい。
  • 周辺会議室リストについて、稼働率も分かりたい。
  • 印西市の例で、木工家具工房や家具工房で、全てがシルバー人材センターになっているが、一般的にそうであるのか。(一般的にはシルバー人材センターが多いとも思うが、調べてみる)
  • 障害のあるかたがパンを焼くことも一つの案である。販売をどうするか。大学で、地域の障害者が作ったパンを校内で学生が売って歩くというボランティアが行われている。また、駅や商店街などとも連携できるのではないだろうか。これからは、ソフトをどうするか。松坂で、小学生が松坂木綿を作って売るということをやることで、地域の名産がどう成り立っているかが理解でき、さらに商売の仕組みも分かる。
  • 目に見える造形的なセンスや、どう整理していくかというセンスもある。新施設の敷地の中に、どれだけ入れていくかも課題かと思う。一つのスペースでいくつかの機能を併用していくこと、フレキシブルな対応を行うこともセンスかと思う。

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環境部 ごみ総合対策課 クリーンセンター係
〒180-0012 東京都武蔵野市緑町3-1-5
電話番号:0422-54-1221 ファクス番号:0422-51-9950
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