むさしの百年物語エピローグ そして未来へ(1983~2002)

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ページ番号1003324  更新日 2016年7月29日

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世界と手をつなぎ、よりよいまちづくりを推進

新しいまちづくりの潮流

昭和58(1983)年、土屋正忠氏が4代目市長として就任。
当時マスコミに大きく取り上げられた市職員の高額退職金を是正した後、同年10月環境浄化に関する条例、旅館・レンタルルーム規制条例を制定し、通称「近鉄裏」と呼ばれた風俗店街の浄化に取り組みました。
一方、昭和59年2月に古き良き伝統芸能を鑑賞できる芸能劇場、11月には大型の文化施設であり、コンサートや観劇などができる市民文化会館がオープン、文化事業団を設立します。本市の文化行政の基盤を整備しました。

保健・福祉と再開発が進む

昭和62(1987)年10月、ひとり暮らしや心身に障害のある高齢者のデイケア施設として北町高齢者センターと全市民が安い費用で健康チェックができる保健センターを開設しました。財政力指数トップクラスの本市ならではの、市民に待ち望まれた施設が完成しました。
一方、昭和63年3月には初代荒井市長が取り組んで以来、懸案であった吉祥寺駅北口広場が完成し、本市の表玄関が整いました。加えて、武蔵境駅北口再開発についても、61年都市計画の決定をうけ、平成元(1989)年10月には駅前通りショッピングモールが竣工、3年10月に駅南北自由通路の開通と、武蔵境駅周辺の整備を進めました。

市民レベルの国際交流

国際化の時代、本市も国際交流の一環として昭和61年からジュニア大使をアメリカ・テキサス州ラボック市へ、同63年からは青年の翼親善使節を中国に派遣する事業を開始しました。一流のオルガニストが技を競う国際オルガンコンクールが開かれるようになったのもこのころです。平成元年10月には国際交流協会を設立し、昭和62年の青少年の野鳥観察交流から始まったロシア・ハバロフスク市との交流、音楽を通じて始まったルーマニア・ブラショフ市との交流を支援しています。ハバロフスク市、ブラショフ市ともに市民レベルでの交流が深まっていますが、ブラショフ市には、本市の市民が中心となって平成10年に日本武蔵野交流センターを開設、同13年には医療機関用の洗濯機を送り、同14年にはITセンターを設置するなど、相互に幅広い交流を続けています。
 姉妹都市提携などの形式にとらわれない「市と市」、「市民と市民」レベルの「顔の見える交流」をモットーに国際交流・国際協力が進められているといえます。

多機能を合わせもったまちへ

集団で遊ばなくなった子どもたち、ファミコン世代の孤立した状況は深刻な問題となり、昭和62年から本格実施となった各小学校の校庭開放は、子どもの生活環境を取り戻そうとする本市の大きな取り組みで、平成4年10月には学校施設開放条例も制定し、学校を地域に開かれた教育施設と位置付けました。また、ふだんの学校生活では体験しにくい学習や活動をするセカンドスクール(平成7年度に全小学校で、平成8年度に全中学校で)を実施し、心の豊かさを学ぶ機会を広げました。平成4年、子ども協会を設立し、子育てについてみんなで語り合い、助け合って子育てしていこうという新しい子育て支援施設である「0123吉祥寺」を開設しました。
 自然環境保護の施策も緑化の推進と併せて積極的に取り組むとともに、住民登録オンラインシステムの供用開始、3市政センターの設置など、行政サービスの整備も進めました。本市は、生活型核都市―生活密着型多目的機能を合わせ持つまちとしての整備を充実させていきました。

多用なニーズに即応したまちづくり

平成5年以降の市政は、生活型核都市として一層の充実と時代に即応した行政の展開をめざし、さまざまな施策を行いました。
平成5年6月には、市が設立した社会福祉法人の運営する障害者総合センター、9月にはデイサービスや社会活動センターなどの機能を持つ高齢者総合センターを開設しました。
平成6年4月には、自然との共生に配慮した関前公園を開園、12月、初の市立の特別養護老人ホームである吉祥寺ナーシングホームを開設しています。
平成7年3月に、未来を見据えた設計による千川小学校の新校舎が落成、4月には新中央図書館が開館、6月には放置禁止区域の指定などを定めた新自転車条例を制定しました。11月には、ワンコインのコミュニティバスとして、高齢者にやさしい「ムーバス」が運行を開始。
平成8年6月には、高齢者と学生が生活を共にする桜堤ケアハウス、7月には個室中心で市の社会福祉法人の運営する特別養護老人ホームゆとりえを開設、9月には武蔵境駅北口再開発ビルであるスイングをオープンさせました。
平成9年3月には緑被率の回復をめざす緑の基本計画「むさしのリメイク」を策定しました。
平成11年1月には、テンミリオンハウスの第1号である川路さんちを開設。10月には市環境方針を策定し、それをうけ、12年3月に市役所がISO14001認証を取得。子育て支援に関する施策を円滑に進めるための地域児童育成基本計画を策定(11月には実施計画を策定)、10月には高齢者や障害者の移送サービスであるレモンキャブの運行を開始しました。
平成13年5月に子育て支援施設第2号となる「0123はらっぱ」を開設し、6月に商工会館を改築、11月にはテンミリオンハウスあおばを開設しました。
平成14年2月に吉祥寺美術館がオープン、10月には「武蔵野市生活安全条例」、「武蔵野市つきまとい勧誘行為の防止及び路上宣伝行為等の適正化に関する条例」を施行しました。
現在進められている中央線三鷹・立川間連続立体交差事業(平成20年完成見込み)は、南北交通の障害解消などにより、本市西部地域の様相を一変させるものと期待されています。
市民のニーズを的確にとらえ、それをまちづくりに反映させながら、武蔵野市は、よりよい未来の創造に向けて躍進し続けます。

近鉄裏の写真
近鉄裏の様子

北町高齢者センター外観写真
北町高齢者センター
北町高齢者センター慰問の写真
北町高齢者センター
ジュニア大使の写真
ジュニア大使

セカンドスクール 活動の写真
セカンドスクール
0123吉祥寺 活動の様子
0123吉祥寺
障害者総合センター外観写真
障害者総合センター
ムーバスの写真
ムーバス
川路さんちの写真
テンミリオンハウス・川路さんち
着工式の写真
三鷹・立川間連続立体交差事業着工式

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