市指定無形民俗文化財「むさしのばやし」
武蔵野市には、古くから伝わる「むさしのばやし」というお囃子があります。
その誕生は、今から160年以上も前、文久2年(1862)にさかのぼります。むさしのばやしは、武蔵野八幡神社のお祭りをにぎやかにするためにうまれたお囃子と言われています。当時は「吉祥寺囃子(きちじょうじばやし)」と呼ばれていました。大太鼓・小太鼓・鉦(かね)・笛の4つの楽器で演奏します。
昔は、藁の束を叩きながら練習をしていたそうです。むさしのばやしは、生活と深く関係があり、長い歴史の間には様々な変化がありました。大勢の若者が練習したり、正月の獅子舞踊りに多くの見物客が集まっていた時代もあれば、練習する人が少なく太鼓が破れるなどお囃子を伝えていくのが難しい時代もありました。
様々な時代を経て、人から人へお囃子は伝えられてきたのです。
武蔵野市は、この伝統あるお囃子を後の世代に伝えたいと思い、昭和46年に市の無形民俗文化財に指定しました。文化財に指定された際に名前を「むさしのばやし」としました。
無形民俗文化財…日本の伝統的な芸能などで、歴史上価値の高いもの。
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