南沢奈央・東風万智子が姉妹役を熱演!ala Collection シリーズ vol.15『いびしない愛』
高知県西部の幡多弁によって描かれる、節(ふし)工場に関わる人々の、いびしない(汚れた)愛と可笑しさに満ちた傑作戯曲。
言い知れぬ苦悩、それでも人は人と向き合うことで、安らぎを手にしていく。
生きることの愛おしさを伝える作品に、実力派のキャスト・スタッフで挑みます。
- 日程
- 2024年10月25日(金曜日)~31日(木曜日)
- 会場
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吉祥寺シアター
(JR中央・京王井の頭線 吉祥寺駅北口から徒歩5分)
- 作
- 竹田モモコ
- 演出
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マキノノゾミ
- 出演
- 南沢奈央、東風万智子、佐藤祐基、内藤裕志、長江英和
- 主催
- 公益財団法人可児市文化芸術振興財団
- 助成
- 文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、
独立行政法人日本芸術文化振興会 - 協力
- (公財)武蔵野文化生涯学習事業団
あらすじ
経営が厳しい節(ふし)工場。加えてコロナ禍でいよいよ存続も危ない。
もはや手詰まり状態の経営者・喜美子。
その姉・しおりは左腕が不自由だが、快活で目立つ存在。
長年そんな姉と比べられてきた喜美子は素直に姉に助けを求められない。
そんな折、喜美子は工場に空き巣に入った男・諌山(いさやま)と出くわす。
そこから姉妹、空き巣の男、従業員たちを巻き込んで、閉塞感漂う工場内に、不協和音が鳴り響く…
ala Collection シリーズとは
第一線で活躍する俳優・スタッフが岐阜県可児市に滞在するアーティスト・イン・レジデンスを基軸として良質な演劇作品を制作し、全国に発信することを目指すプロジェクト。
作:竹田モモコ(ばぶれるりぐる主宰・作・役者)
2018年、自身の出身地・高知県土佐清水市の方言『幡多弁』を使用したお芝居を打つべく、一人ユニット『ばぶれるりぐる』を旗揚げ。『いびしない愛』で第26回劇作家協会新人戯曲賞受賞。人物描写に定評があり、普遍的な悩みや葛藤を扱いつつも、思わず笑ってしまう劇作を得意とする。
演出:マキノノゾミ(劇作家・脚本家・演出家)
1984年の旗揚げから2010年の解散まで劇団M.O.P.の主宰を務め、劇団外部の作品でも小劇場から大劇場まで幅広く作・演出を担う。舞台以外に映像にも活動の場を広げ、NHK連続テレビ小説「まんてん」や映画「真田十勇士」の脚本を手が掛ける。数々の演劇賞にも輝いており、昨今では「昭和虞美人草」で令和3年度(第72回)芸術選奨 文部科学大臣賞を、4年には秋の紫綬褒章を受章している。
出演
南沢奈央:富田喜美子(次女)役
1990年生まれ、2006年デビュー。2008年の主演ドラマ・映画『赤い糸』で注目を集める。その後も大河ドラマ『軍師官兵衛』をはじめ、ドラマ、映画、舞台、CM、ラジオMC、執筆、書評などで活躍。2009年『赤い城黒い砂』で初舞台。近年の主な舞台出演作品は、 『アーリントン』『岸辺の亀とクラゲ-jellyfish-』『羽世保スウィングボーイズ』『更地』『エゴ・サーチ』『お月さまへようこそ』『血の婚礼』『セトウツミ』 『メディア/イアソン』などがある。
東風万智子:富田しおり(長女)役
2006年から1年半ほどオーストラリアへ留学。2010年春から再始動。ドラマ・映画・舞台で役者として再び歩み始め、女優としての幅を広げるべくさまざまな役柄に挑んでいる。2014年春、東海テレビ『聖母聖美物語』では、復帰後初の連続ドラマ主演が話題となった。
主なドラマ:2019年NHK『まんぷく』、TBS『メゾン・ド・ポリス』
主な舞台:2023年 『神舞の庭』、2021年新国立劇場『イロアセル』作・演出:倉持裕、ほか。
佐藤祐基:諌山圭吾 役
2005年『ごくせん』で俳優デビュー。その後、2008年フジテレビ系連続ドラマ『白と黒』で連続テレビドラマ初主演。
主なドラマ:2015年『ルーズヴェルト・ゲーム』、2019年『やすらぎの刻~道』、2022年『30までにとうるさくて』、2023年『大奥』。主な映画:2017年『新宿スワン2』、2018年『純平、考え直せ』。主な舞台:2019年『骨と十字架』、2021年『斬られの仙太』、2022年『陰陽師』。
内藤裕志:坂元照信 役
文学座座員として約10年間活動。その後クリオネに所属。細やかな心情の揺れを表現し、2021年に主演した短編映画では多くの賞を受賞している。主な舞台として、2021年『友達』(主催:シスカンパニー)、2020年『リチャード二世』(主催:新国立劇場)、2020年『帽子と預言者』(役名:男(主演)、主催:名取事務所)。主演映画として、2021年『時雨さんの渡世』(ゆうばり国際ファンタスティック映画祭入選、門真国際映画祭最優秀短編作品賞、那須国際映画祭準グランプリ)
長江英和:吉田喜八郎(ヨロ)役
大きくそびえ立つ圧倒的な風貌で、たとえ台詞のない役であってもそこには「存在感」という重要なスパイスを舞台やドラマ、映画に加える俳優。主な舞台として、2015年現代能楽集8『道玄坂綺譚』(作・演出:マキノノゾミ)、2016年『ライ王のテラス』(作:三島由紀夫 演出:宮本亜門)、2017年舞台版「ロードス島戦記」ベルド役(作・演出:園田英樹)などがある。
チケット
チケット料金
一般: 5,000円/友の会: 4,500円/25才以下: 2,500円
(公財)武蔵野文化生涯学習事業団チケット予約
電話:0422-54-2011(午前9時~午後10時)
この記事に関するお問い合わせ
(公財)武蔵野文化生涯学習事業団 吉祥寺シアター(担当:溝上)
- 電話:0422-22-0911
- ファクス:0422-22-0977
- Eメール: theatre@musashino.or.jp