武蔵野市総合評価方式について

平成17年4月に「公共工事の品質確保の促進に関する法律」が施行され、公共工事の発注者には、価格と品質が総合的に優れた調達を行うことにより、品質確保の促進を図ることが求められています。
武蔵野市においても建設業者の技術的能力を適切に審査し、価格と品質が総合的に優れた調達を実現するため、総合評価方式を実施します。
本制度の詳細については「武蔵野市総合評価方式実施ガイドライン」をご覧ください。

総合評価方式とは

総合評価方式とは、価格だけで評価していた従来の落札方式と異なり、価格に加えて価格以外の要素を含めて総合的に評価する落札方式です。

価格競争が、標準的な設計・施行方法に基づき最も低い価格を入札した者を落札者とする方式であるのに対し、総合評価方式は、価格のほかに施行上の工夫等の技術提案、同種工事の施工実績、及び工事成績等といった価格以外の要素を評価の対象に加え、これらの両方を評価することにより、総合的に優れた調達を行うことができるとされています。

総合評価方式の方法

技術的な工夫の余地が小さく、かつ規模の小さな工事に適した「市町村向け簡易型(特別簡易型)」を採用します。

対象工事

原則、設計金額が5,000万円以上1億5,000万円未満の工事から選定します。

落札者の決定方法

入札価格が予定価格の制限の範囲内であり、失格基準価格を下回らない者のうち、価格点と技術点の合計点である総合評価値の最も高い者を落札者とします。総合評価値の最も高い者が2者以上あるときは、くじ引きにより落札者を決定します。

ただし、落札者となるべき者の入札価格によっては、その者により当該契約の内容に適合した履行がなされないおそれがあると認められるとき、又はその者と契約することが公正な取引の秩序を乱すこととなるおそれがあって、著しく不適当であると認められるときは、予定価格の制限の範囲で入札した他の者のうち、総合評価値の最も高い者を落札者とすることがあります。

総合評価値の算定方法

総合評価値＝価格点＋技術点

ア 価格点

　価格点の算出方法は、次のとおりとし、小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までとする。ただ　し、入札価格が予定価格の7割未満となった場合は0点とする。

　価格点= （500÷3） ×（1-入札価格÷予定価格）

イ 技術点

（1）技術点は、技術評価項目の評価点の合計点とする。

（2）技術点の配点の合計は、50点とする。