外来種(植物)について

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ページ番号1039893  掲載日 2022年9月27日

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外来種とは、人為的に持ち込まれた地域在来ではない生物種のことをいいます。
ここでは、外来種のうち主に植物について記載します。

【1】外来種のカテゴリ区分

「生態系被害防止外来種リスト」(環境省・農林水産省 平成28年3月)では、外来種を次のようにカテゴリ区分しています。

1. 総合対策外来種(植物については154種)

 1.1 緊急対策外来種(同15種)

 1.2 重点対策外来種(同62種)

 1.3 その他の総合対策外来種(同77種)

2. 産業管理外来種(同14種)

3. 定着予防外来種(同22種)

 3.1 侵入予防外来種(同1種)

 3.2 その他の定着予防外来種(同21種)

詳細は、下記のリンク先をご参照ください。

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【2】外来種の問題点

動物を含めた外来種が起こす問題点として、一般に次の三つが挙げられます。
外来種の植物については、主に「1. 生態系への影響」が問題になります。

  1. 生態系への影響
    • 外来種が在来種(もともとその地域にいる種)を駆逐して、在来種の数を減らしたり、絶滅に追いやります。
    • 近縁の在来種と交配して雑種を作り、在来生物の遺伝的な独自性を損ねます。
  2. 人の生命・身体への被害
    毒をもっている生きものにかまれたり、刺されたりする危険があります。
  3. 農林水産業への被害
    外来種の中には、畑を荒らしたり、漁業の対象となる生物を捕食したり危害を加えたりするものもいます。

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【3】特定外来生物とは

特定外来生物とは、海外起源の生物であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から特に問題になっているものが外来生物法によって指定されます。
特定外来生物は、生きているものに限られ、個体全体だけではなく卵、種子、器官なども含まれます。
令和4年8月時点で、緊急対策外来種(植物15種)のうち13種が特定外来生物(植物)として指定されており、そのなかで次の4種が陸生植物となっています。

  • オオキンケイギク
  • ナルトサワギク
  • アレチウリ
  • オオハンゴンソウ

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【4】外来種被害防止三原則

外来種による被害を予防するために、次の三つの原則を守りましょう。

  1. 入れない :悪影響を及ぼすおそれのある外来種を自然分布域から非分布域へ「入れない」。
  2. 捨てない :飼養・栽培している外来種を適切に管理し、「捨てない」(逃がさない・ 放さない・逸出させないことを含む)。
  3. 拡げない :既に野外にいる外来種を他地域に「拡げない」(増やさないことを含む)。

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【5】市内で注意を要する外来種(植物)

  • オオキンケイギク(特定外来生物)
オオキンケイギク(特定外来生物)の写真
(引用元:「国立環境研究所・侵入生物データベース」)

由来・形態等

「オオキンケイギク」は、観賞用・緑化用として海外から持ち込まれましたが、繁殖力が強く、日本の在来種に重大な影響を及ぼす恐れがある植物として、平成18年(2006年)に外来生物法による「特定外来生物」に指定され、栽培、運搬、販売、野外に放つことなどが禁止されています。

多年草で茎は高さ0.5~3メートル、舌状花は黄色で10~14個、筒状花は緑黄色。オオキンケイギクの形態や生育環境など詳細については、国立環境研究所の下記リンク先をご参照ください。

駆除の方法

自宅の庭などでオオキンケイギクを見付けた場合、根から引き抜き、天日にさらすなどして枯らしてから、「燃やすごみ」の袋に入れて、ごみの収集日に出してください。

  • ナガミヒナゲシ
ナガミヒナゲシの写真
(引用元:「国立環境研究所・侵入生物データベース」)

由来・形態等

ナガミヒナゲシは、観賞用として1960年代に日本に導入されました。「生態系被害防止外来種リスト」に搭載されていませんが、繁殖力が強く、ほかの植物の成長を妨げる成分を放出することから「生態系に影響を与える植物」とみなされています。

一年草で、茎の高さ20~60センチ、花は4個で赤~朱赤色。ナガミヒナゲシの形態や生育環境など詳細については、国立環境研究所の下記リンク先をご参照ください。

駆除の方法

ナガミヒナゲシは手で触るとかぶれることもあるので、手袋をつけて作業しましょう。自宅の庭等で生育している場合、種ができる前に抜き取り、ビニール袋等に密封して「燃やすごみ」の袋に入れごみの収集日に出してください。種ができている場合は、種が飛ばないよう十分注意してください。ナガミヒナゲシの種は他の植物に比べて小さく、種をまき散らし易いので、蔓延を防ぐには種ができる前の駆除が効果的です。

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