上下水道　よくある質問

質問吉祥寺駅周辺で「卵の腐ったような臭い」がするときがある。原因は何か

回答

主な原因は、地下店舗の下で作られる硫化水素です。

吉祥寺駅周辺は地下階のある建物が多く存在し、地下店舗のトイレやキッチンなどからの排水は道路の下にある下水道管よりも低い位置にあります。

そのため、地下店舗から排水される汚水や雑排水は、ビルピットと呼ばれる地下店舗のさらに下にある槽に一度溜めます。

そして、ある程度溜まった段階で、その槽よりも高い位置にある下水道管へポンプでくみ上げて排水するという構造になっています。

このため、汚水や雑排水が長時間溜まった状態が続くと、槽の中のものが腐敗してしまい、そののち、その腐敗したものがポンプでくみ上げた際に、反応を起こして悪臭である硫化水素が発生します。

その硫化水素が、下水道管を通じて道路上のマンホールや道路脇にある公共マスから地表に上がって拡散するというメカニズムです。

その他にも、下水道管の詰まりや不具合による臭気（汚水臭）の原因なども考えられます。

具体的な取り組みについては、下記の臭気対策事業のページや、季刊むさしの2019年夏号に掲載している特集記事をご参照ください。

• 臭気対策事業のページ
• 季刊むさしの ナンバー127 2019年夏号 (特集1「 吉祥寺の臭気」地域と力を合わせて解決してきました)