平成30年度通学路の安全点検の実施について

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ページ番号1020365  更新日 2019年3月13日

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 平成30年5月の新潟児童連れ去り事件や6月の大阪北部地震などを踏まえ、市立各小学校区の通学路の安全点検を実施しました。点検は、防犯・交通・防災などの観点から、保護者・学校・行政が連携して行いました。

実施内容

目的

平成30年5月の新潟児童連れ去り事件や6月の大阪北部地震などを踏まえて、市立各小学校区において、保護者・学校・行政の連携により、防犯・交通・防災などの観点から通学路の点検を行い、児童の登下校時の安全確保を図ることを目的とします。
なお、本件の「通学路」とは、指定通学路に加えて、自宅から指定通学路に至るまでの経路も含みます。

安全点検の実施内容

  1. PTAと学校による通学路における危険箇所の抽出と共有(9月~10月)
    (1)教育委員会から市立各小学校に点検チェックポイント事例と市が保有する危険箇所に関する情報を提供しました。
    (2)PTAと学校による通学路点検を実施し、「家庭や学校において児童への注意喚起が必要な箇所」と「行政による対応が必要な箇所」に分類して危険箇所が抽出されました。
  2. 行政(市関係各課及び警察署)による合同点検の実施(11月~12月)
    抽出された危険箇所について、市関係課と警察署による点検を実施し、必要かつ可能な対策について検討しました。

点検の結果概要及び対策

PTAと学校による点検結果

PTAと学校による点検の結果、「家庭や学校において児童への注意喚起が必要な箇所」と「行政による対応が必要な箇所」について、全12学区合計で約370件抽出されました(内訳:防犯 約70件、防災 約90件、交通安全 約210件)。

行政による合同点検にもとづく主な対策

行政による点検結果と家庭や学校で取り組んでほしい事例について、各学校を通してPTAにお知らせをします。また、児童への指導をはじめとして、巡回強化や環境整備などに順次取り組んでいきます。

(1)児童への指導及び注意喚起
各家庭や学校による児童への指導及び注意喚起

(2)巡回強化
警察署及びホワイトイーグルによる巡回の強化、市民安全パトロール隊による見守りの強化など

(3)環境整備
街路灯LED化による照度の向上、防犯・交通安全の注意喚起看板の設置、植栽伐採による良好な通行環境の確保など

(4)市民・管理者等への啓発・依頼
自転車安全利用講習会の実施、ブロック塀等改善補助金の案内、空き家の適正管理依頼など

(注意)今後実施する予定の対策を含みます。

抽出された危険個所と対応方針の事例

番号 抽出された危険個所の内容 区分 点検後の対応方針
1 連れ込まれそうな死角あり 防犯 警察による巡回強化や周辺の電柱に注意喚起の掲示物設置を順次進めていきます。また、市民安全パトロール隊に見回りの強化を依頼します。
施設内には植栽等により死角が多いことから、管理会社に連絡をして植栽を剪定し、死角を減らすよう依頼します。
2 昼間でも薄暗く、人通りも少ない。
落書きあり、治安が心配。
井之頭通りから死角になりやすい。
街灯を増やしてほしい。
防犯 警察による巡回強化や周辺の電柱に注意喚起の掲示物設置を順次進めてまいります。また、市民安全パトロール隊に見回りの強化を依頼します。

落書きについては、現地を確認し、消去しました。街路灯増設要望ですが、平成30年度に小型街路灯LED化事業により照度改善が見込まれます。

3 万年塀壊れあり 防災 改善時にブロック塀等改善助成金の対象となるため、市として、助成金制度のご案内及び改善の依頼を送付します。
4 雪かきがされず危険。
雨天時に、建物からの排水が集中して、広く水たまりができる箇所がある。
台風後、大きな枝が落ちていて危険。
見回りで、倒木、水たまり、除雪の確認をし、必要な対処をしてほしい。
防災 大雨等が想定される際に巡回する場所として対応をします。
この道路は私道で市は舗装等の道路施設のみ管理となり、舗装等の不具合はパトロールのうえ、市で補修します。
除雪については、お住まいの建物が面している道路部分の除雪協力をお願いします。 建物の排水処理については、宅内で雨水処理する必要があります。
台風後にはパトロールを実施し、枝等の支障物は必要に応じて所有者へ枝等の除去を依頼します。
5 ガードレールが車道側へ歪み出ている 交通 外れたガードパイプの取付等の補修を行いました。
6 抜け道のため、朝スピードを出して走っている車多い。
横断歩道を渡らない子どもが多く、自転車との接触もある。
交通 「30 制限速度守れ!!」等の啓発看板設置を検討します。
児童には必ず横断歩道を渡るよう指導をお願いします。
7 高架下からくる自転車がスピードをだし曲がってくるので危険。
注意を促す標識やミラーを設置してほしい。
交通 平成30年度中にミラーを設置予定。
平成31年度に啓発看板の設置を計画中です。
8 通学時間帯に車や自転車の往来多い。
歩道と車道の区別が地面に書いてあるだけなので、車やムーバスと子どもが接触しそうで危ない。
交通 自転車のマナーについては、今後も自転車安全利用講習会で啓発を行っていきます。
ムーバスを運行しているバス会社には、歩行者等に注意するよう指導しています。
児童には路側線内の道路端を通行するよう指導をお願いします。

みんなで守ろう!こどもの安全 家庭や地域でできること

(1)各ご家庭へのお願い

  • お子様が毎日歩く通学路について、「気をつける場所」や万が一の場合に、「逃げ込める場所」をお子様と一緒に確認してください。
  • 道路の横断の仕方など、基本的な交通ルールや交通マナーについて、お子様と一緒に確認してください。

(2)自転車に乗るかたへのお願い

今回の安全点検では、自転車の通行に係る危険箇所も多く報告されました。

  • 一時停止の必要な場所や見通しの悪い曲がり角などは、必ず一時停止し、十分に安全確認をしてください。
  • 運転中の傘差し、携帯電話やイヤホンの使用、無灯火など重大な事故につながる行為は絶対にやめましょう。
    (注意)自転車は、道路交通法で「軽車両」と位置づけられています。信号無視など、違反した場合には、罰金などが科せられます。

(3)「むさしの学校緊急メール」の登録はお済みですか?

不審者や災害時における対応などの情報を送信します(無料)。

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