第4回 ビオトープのある学校

このページの情報をXでポストできます

ページ番号1007018  更新日 2023年12月28日

印刷 大きな文字で印刷

武蔵野市では、平成17年度までに市内12校の小学校全校にビオトープを整備し終え、教育活動に活用しています。

ビオトープとは

ビオトープとは、『bio=生物』と『top=場所』を語源とするドイツ語『biotop』で野生生物が共存共生できる生態系を持った場所の意味です。
(学校ビオトープ活用マニュアル 武蔵野市教育委員会 2005年)

本来は、生物が生息する最小空間単位を意味していましたが現在では、もっと幅広く、地域の動植物・昆虫・鳥・魚などが共生できる生物生息空間を、保全・造成または復元した場所として捉えられています。(参考:imidas 集英社 2006年)

『学校ビオトープ』は

自然科学的・学術的観点からの『ビオトープ』とは異なる役割を持っていると言われています。
 学校ビオトープでの生き物とのふれあいは、子どもたちの知的好奇心を刺激し自発的探究心を育みます。
また、日本人が持つ『自然観』や『季節感』を醸成する等の効果もあります。
(学校ビオトープ活用マニュアル 武蔵野市教育委員会 2005年)

ビオトープ自然観察教室

市内各校では、ビオトープを活用した自然観察教室を行っています。

学校ビオトープは、身近な自然や生き物に触れ合える場所です。

ビオトープにはどんな生き物がいるのか、どんな植物が生えているのか、そして、それはどうかかわりあっているのか。

身近な動植物についても知らないことはたくさんあり、その素晴らしさを知ることで「生き物って不思議だな」「自然を知るって楽しいな」「もっと知りたいな」と思えるような好奇心、探求心を育てるプログラムを実施しています。

そして、この地域では今まで見られなかった生き物や、アメリカザリガニなど外来生物を紹介し、環境の変化についても知ってもらいます。もともと日本に生息している動植物=在来種の大切さを学びます。

各校における自然観察教室の様子をご覧ください。

第一小学校

一小写真
プリントに記載の9種類の動植物を探しています。

第二小学校

二小の写真
生き物の解説をしています。

第三小学校

三小の写真
飛んでいるアゲハチョウやモンシロチョウ、ヘビイチゴの果実を観察しています。

第四小学校

四小
池の中のメダカを観察しています。

第五小学校

五小
ナミアゲハが食草にしている、サンショウの木にいる幼虫を探しています。

大野田小学校

大野田
トンボなどの生き物を観察しています。

境南小学校

境南小の写真
池の中のアメリカザリガニやメダカを観察しています。

本宿小学校

本宿の写真
葉の裏にいるナナホシテントウやキイロテントウ、その他ショウリョウバッタ、コバネイナゴを探しています。

千川小学校

千川の写真
葉の色が変わるハンゲショウを観察しています。

井之頭小学校

井之頭の写真
池の中にいるメダカやザリガニ、周辺の生き物(ナミテントウなど)を探しています。

関前南小学校

関前南の写真
池の中に多くのザリガニがいることを知ってもらうため、かご罠を設置し捕獲したザリガニを見てもらっています。

桜野小学校

桜野小の写真
ビオトープで見られた生き物の特徴を解説しています。

学校ビオトープ整備事業一覧

学校ビオトープ整備事業一覧
学校名 設置/改修年度 面積
第一小学校 15年度 200平方メートル
第二小学校 15年度 230平方メートル
第三小学校 13年度/24年度 300平方メートル
第四小学校 14年度 320平方メートル
第五小学校 12年度 400平方メートル
大野田小学校 29年度 67平方メートル
境南小学校 12年度 570平方メートル
本宿小学校 13年度 250平方メートル
千川小学校 10年度・11年度 1,600平方メートル
井之頭小学校 14年度 200平方メートル
関前南小学校 15年度 210平方メートル
桜野小学校 15年度 370平方メートル

合計 4,850平方メートル

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください

このページについてご意見をお聞かせください


このページに関するお問い合わせ

教育部 教育企画課財務係
〒180-8777 東京都武蔵野市緑町2-2-28
電話番号:0422-60-1895 ファクス番号:0422-51-9264
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。