吉祥寺駅南口交通環境基本方針の策定に向けた考え方
吉祥寺グランドデザイン2020に掲げるパークエリアの目指すべき街の姿の実現に向け、交通環境に関する問題を整理し、その解決に向けた考え方を技術的な視点から示したものです。
吉祥寺駅南口交通環境基本方針の策定に向けた考え方とは
パークエリアの交通環境に関する問題には、事業中の南口駅前広場を整備するだけでは改善されないものがあります。そこで「考え方」では、南口駅前広場の整備後に残される交通環境に関する問題を整理し、解決に向けた考え方を示します。
「考え方」は、並行して検討が進む「吉祥寺パークエリア まちの将来像立案に向けて」と整合を図りながら技術的検討を深めていきます。また、問題解決に向けた具体的な取組を検討するため、交通事業者やまちの関係者等と交通環境に関する問題を共有し、意見交換するための材料の一つ(たたき台)とします。
「吉祥寺パークエリア まちの将来像立案に向けて」や南口駅前広場の事業概要については、関連リンクをご確認ください。
問題改善に向けた方向性
南口駅前広場の整備後は、パークロードにある路線バスの降場や、交差点の近くにある井ノ頭通りのバス乗場を移設します。これにより、交差点付近のスムーズな自動車の通行が確保されるとともに、整備後のパークロードは、荷捌き車両や福祉車両などの許可車両を除き、自動車が進入しない歩行者中心の通行空間となります。しかし、井ノ頭通りの交通混雑や滞留空間不足など、改善されない問題が存在するため、改善に向けた方向性として「事業中」、「検討の深度化」、「可能性」の3つの視点で考え方を示しました。
事業中
事業中の南口駅前広場の整備によりパークロードから路線バスの通行をなくし、歩行者の安全性と快適性を確保します。
検討の深度化
沿道の制約等を踏まえたうえで、吉祥寺大通りを都市計画で位置づけている駅前広場として活用していきます。
- 吉祥寺大通りに井ノ頭通りのバス停を移設
可能性
上記2つの取組においても、交通結節点として求められる機能を満足しない場合は、必要に応じて不足する機能を補う方策を検討します。
- 南口駅前広場の拡張
- 井ノ頭通りの活用
- 南側街区の活用 など
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