ひきこもりについて
ひきこもりとは
「ひきこもり」は病名ではなく状態像です。
「ひきこもり」とは、様々な要因が重なり合い、社会的な参加(就学、就労、家庭外の交友)の場が狭まり、原則的には6カ月以上にわたり家庭にとどまり続けている状態のことを言います。誰にでも起こりうることで、自分の身を守る反応でもあります。自己責任やご家族の責任ではなく、社会の課題、地域の課題として、一緒に考えていきたいと思っています。
詳しくは厚生労働省の定義をご参照ください。
ひきこもりについて正しい理解を
ひきこもりのご本人は、こころのエネルギーが枯渇した状態です。焦りや無力感、生活リズムが後ろ倒しになりがちで、つい周囲も「怠けている」「甘えている」「心が弱い」と感じ、何とか外へ連れ出そうとしたり、叱咤激励してしまいがちです。
このような対応は、ご本人の“こころの拠り所”を奪ってしまうことにつながり、結果的に状態が悪化してしまいます。周囲は、ひきこもる時間はこころのエネルギーを溜めるために必要な時間だと理解し、まずは見守ってください。
しかし、ひきこもりの背景に精神疾患や発達障害が関係している場合もあります。ご本人に精神的な不調が見られた場合は、ご本人やご家族の努力だけでは解決が難しく、精神科や心療内科の治療を優先に、まず受診する必要があります。
市内相談先
ご本人はもちろん、ご家族のかたも、ひとりで悩まない、孤立をしないために、お悩みをご相談ください。誰かと話をしたり、相談することで気持ちが軽くなったり少し先の見通しがもてることもあります。自分たちだけで抱え込まず、どうぞ相談先をご利用ください。
武蔵野市がNPO法人文化学習協同ネットワークに委託しています。15歳~49歳までのひきこもりに関する相談、社会参加のための支援を行っています。
福祉に関するどこに相談したらよいか分からないご不安(ひきこもりの相談を含む)を福祉相談コーディネーターがお話を伺い、解決に向け支援をします。
福祉総合相談窓口・ひきこもり相談受付フォーム
相談受付フォームもご利用ください。メールやお電話での相談、また対面での相談予約などを行うことができます。
ひきこもりの支援関係機関
ひきこもりに関するイベント
- ひきこもりに関するイベント
-
令和6年1月8日「令和5年度 武蔵野市ひきこもり支援事業講演会」 (PDF 1.2MB)
ひきこもりは誰にでも起こりうること、相談して良い悩みであることを当事者やご家族を含めた市民一人ひとりが広く知る機会を作り、ひきこもりに対する理解を深めるため、講演会を開催します。2000年から「ひきこもり」の調査研究を開始し、当事者へのインタビューをもとに「ひきこもり」とはどういう経験なのか明らかにすることを課題にされてきた立教大学社会学部教授 石川良子氏にお話をうかがいます。 -
令和5年11月18日「それいゆ」家族セミナー (PDF 946.7KB)
家族セミナーを年7回、フォーラムを年2回開催しています。ご家族や当事者のかたが対象です。11月は「ひきこもりサポート事業それいゆ&若者サポート事業みらいるについて~居場所だけじゃない!動き出しを支える保護者相談~」というテーマで行います。話すことで気持ちが楽になるという声をお聞きしますが、普段の相談でどのような話をしているのかその一端をお伝えしたいと思います。後半の交流会は、自己紹介や意見交換など可能な範囲でお話しいただく形ですが、聞くだけの参加も歓迎です。お気軽にご参加ください。 -
ひきこもり家族会一覧 (PDF 946.7KB)
近隣自治体のひきこもり家族会の開催情報です。武蔵野市民の方も、全ての会に参加できます。ひきこもりなど生きづらさを抱えた家族に関わる方同士が、安心してお互いのことをお話しできる場です。始めはお話しできなくても、その場にいるだけでも大丈夫です。お気軽にご参加ください。 -
「調布女子会 のまま」~ゆるやかなつながりを目指して~ (PDF 799.5KB)
辛さ、苦しさを一人で抱え込んでいませんか?
話を聞くこと、そして話すことで心がふっと軽くなり、あり”のまま”が受け止められる場を作りたいと思っています。
第3金曜日 午後2時~5時(基本)に開催されます。協力:調布市社会福祉協議会
イベントチラシは生活福祉課(福祉総合相談)窓口にもあります。
-
ひきこもりママ会『りあん』(調布市) (PDF 281.6KB)
生きづらさを抱えながら子育てしているママ、ひきこもりがちで社会から孤立しているママ、同じ悩みを持つママたちとお話ししてみませんか。ご本人の年齢やお子さんの年齢は問いません。開催日時は主催者へお問い合わせください。
定員6名、参加費無料、申込不要(保育が必要な方は主催者へメールでご相談ください)
主催:生きづらわーほりプロジェクト(Eメール:salon.lien.2022@gmail.com)
協力:ぷくぷく・ポレポレの家、調布市社会福祉協議会
- 多摩島しょ広域連携事業「ひきこもりUX女子会&ママ会」
- 多摩島しょ広域連携事業報告書「自分を取り戻すために~ひきこもり女子会に参加して」(外部リンク)
令和4年度より、武蔵野市では都内の複数の自治体や社会福祉協議会と連携して、「ひきこもりなどの生きづらさを抱えた女性向け」の居場所支援を始めました。「ひきこもりUX女子会&ママ会」は、ひきこもり状態にあったり、対人関係の難しさを感じているなど、さまざまな生きづらさを抱えている女性自認のかたを対象にした当事者会です。令和5年度の武蔵野市での開催は7月30日に終了しました。都内全域、都外からの参加があり、当日は82名の方が参加されました。今年度後半も各自治体で開催されます。ひきこもりUX女子会は、東大和市:令和5年11月20日(月曜日)、豊島区:令和5年12月15日(金曜日)、いずれも午後2時00分~午後4時30分に開催します。ひきこもり状態のご家族、支援に携わっている方、ひきこもりに関心がある方などで自由に交流をする「つながる待合室」(午後3時~午後4時30分)も同時開催します。ひきこもりUXママ会は令和5年11月29日(水曜日)、国立市:令和5年12月20日(水曜日)、清瀬市:令和6年1月16日(火曜日)いずれも午前11時00分~午後1時30分に開催します。事前申し込み不要、参加費無料です。どうぞお気軽にご参加ください。事前申し込み不要、参加費無料です。どうぞお気軽にご参加ください。年齢を区切らず、女性だけで安心して集まれる場で、「ひとりではない」と思える場を一緒に作りたいと思っています。
-
東京都ひきこもりサポートネット 家族セミナー・個別相談会チラシ (PDF 595.8KB)
主催:東京都、運営:東京都ひきこもりサポートネット
第10回「若者のメンタルヘルス~精神疾患の早期介入とひきこもり~」
ひきこもりは複雑な要因が絡み合った結果として起きていることが多い。その支援において、医療的な視点が必要となる場面は少なくありません。精神疾患の好発年齢である若年層のメンタルヘルスへの早期介入の重要性を中心に、ひきこもりとの関連について解説します。
講師:東邦大学医学部社会実装精神医学講座助教 内野 敬 氏
日時:令和5年12月17日(日曜日)午後1時00分-午後3時00分(開場午後0時30分)
会場:NPO法人 青少年自立援助センター 足立支所内(足立区千住3-6-12 ツオード千住壱番館402) -
東京都ひきこもりサポートネット合同説明相談会 (PDF 1.9MB)
都内で活動するNPO法人などの民間支援団体や関係機関が集まり、合同で説明相談会を行います。各団体等による活動内容の発表を聞いていただいたり、各団体等のブースを自由にご覧いただいたりしたうえで、関心がある団体に直接相談をすることができます。東京都区東部・区西部・多摩地域 のエリアごとに年1回ずつ、年3回実施します。
日時:(第1回)令和5年10月15日(日曜日)午後1時00分~午後3時00分 東京都庁第一本庁舎5階
(第2回)日時:令和5年11月3日(金・祝)午後1時00分~午後3時00分 会場:武蔵野スイングホール スカイルーム武蔵野スイングホール スカイルーム
(第3回)日時:令和5年11月23日(木・祝)午後1時00分~午後3時00分 会場: シアター1010(しあたーせんじゅ) 千住ミルディス1番館11階 ギャラリーBシアター1010(しあたーせんじゅ) 千住ミルディス1番館11階 ギャラリーB
武蔵野市ひきこもり支援研修動画2023『ひきこもりの理解』
講師:高橋薫(NPO法人文化学習協同ネットワーク)
(注意)高橋薫さんの「高」の字は、正しくは異字体(はしごだか)です
本動画は「ひきこもり」の方に対しどのような意識をもって接することが必要なのか考える内容となっています。ひきこもり経験を持つ若者の実際の声も聞くことができます。「ひきこもり」は、ご本人やご家族の自己責任ではなく、そうならざるを得なかった社会的要因なども大きく影響しています。地域や社会で支えていくためにも「ひきこもり」に対する正しい理解が大切です。支援者の方だけでなく、本動画に関心のある方はこの機会に是非ご覧ください(動画再生時間:約20分)
動画配信期間:令和5年10月1日~令和6年3月31日
PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
健康福祉部 生活福祉課生活相談係
〒180-8777 東京都武蔵野市緑町2-2-28
電話番号:0422-60-1254 ファクス番号:0422-51-9214
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。