第6回 第二期協議会
- 日時:平成24年7月24日火曜日
- 場所:武蔵野クリーンセンター3階見学者ホール
- 傍聴:12名
エコプラザ(仮称)の考え方の整理(事例紹介)
事務局より、「エコプラザ(仮称)の考え方の整理 事例集」の説明を行いました。事例集は、第一期の施設・周辺整備協議会の提言にある3つのテーマに基づく考え方の整理(案)の意見に対する事例をまとめたものです。これまでに視察を行った施設や全国の先進事例を紹介しています。

- 板橋区のエコポリスセンターは、運営が指定管理者に変更されたので改めて訪れてみたい。川崎のエコ暮らし未来館を訪問したが、もう少し手作り感が必要であると感じた。愛知県豊田市eco-T(エコット)は、子供たちが買い物ゲームを通してごみ問題を学べるプログラムがあるなど、なかなか良いものであった。
- ハイテクを用いたものはすぐに陳腐化してしまう。
- 武蔵野クリーンセンターの役割は、ごみ減量であり、そのためには商店、地域が協力していかなくてはならない。全てをクリーンセンターで行う必要はなく、プログラムのネットワーク化が必要である。
- 子供の視点、大人の視点、年配者の視点などあらゆる年代が利用できるべきである。イベントだけではなく、日常においていかに啓発できるかが重要ではないか。
- バイオマスなど枝葉を活用した施策があってもよい。
- 最近、スーパーでは賞味期限切れ間近のものは値段が下げられ、廃棄量削減が行われている。深夜のスーパーでは値下げされた商品を購入する若者の姿をよく見るため、若者の需要は十分にあるのではないか。ランドリーについては、利用ついでにごみ問題の啓発ができるようにしたい。
- 北欧の集合住宅には、シーツをアイロン掛けしてくれる機械が共有スペースに設置されていて、素晴らしいと感じた記憶がある。3Rだけでなく、Refuseをコンセプトとしたデザインなどもおもしろいのではないか。
今後は、事例集をもとに新施設に相応しいイメージを具体化する作業を行っていきます。
‘エコセンター(仮称)’と‘エコプラザ(仮称)’スペース検討について
事務局より、エコセンター(仮称)とエコプラザ(仮称)のスペース検討図について、説明を行いました。また、「‘エコセンター(仮称)’と‘エコプラザ(仮称)’」と緑町コミュニティセンターの機能の補完について検討していくための基礎として、緑町コミュニティセンターの見取り図や機能(施設と事業・活動)などについて、説明を行いました。
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検討図 (PDF 274.0KB)
エコセンター(仮称)とエコプラザ(仮称)のスペース検討図
- エコプラザ(仮称)の1階は非常に重要である。1階はコミュニティスペースのようなものがあるべきではないか。現在の入り口を利用するのではなく、芝生広場側に入り口を作ったかたが入りやすい施設になるのではないか。
- 芝生広場との間の開口は、耐震の問題などを解決して実現したいと考えている。オモテを広場とするのか、現在の入り口をオモテとするのか考えなくてはならない。今後、事例集とともにイメージを膨らませていきたい。
- 増築の可能性はないのか。
- 法令との絡みがあるため、増築は考えにくい。
- エコプラザの建物は重要ではあるが、緑町コミセンを含めたまちづくりというのはどの段階で検討を行うのか。
- 第一期の施設・周辺整備協議会でまとめている通り、エコセンター・エコプラザを整理したうえで周辺まちづくりを段階的に検討していくものと考えている。
- プラットホームが吹き抜けになっているが、吹き抜けの中間に2階のフロアとなるような床を張ればよいのではないか。
- 建築基準法において、床を張るということは増築となり、構造・用途・防火規定などの検討が複雑になるため難しい。
- イギリスなどで既存を生かした現代的なデザインを行った事例があるが、モダンな印象を感じた。構造、機能、動線、デザインをどのように見せるかが重要である。
- 緑町コミセンについて、家庭用エレベーターでも設置すれば利用に広がりが生まれるのではないか。若い人を含めて活性化するということが、非常に重要ではないか。
今後は、リニューアルする建物のスペースを踏まえて、事例集をもとに、どのようなプログラムを導入していくかを検討していきます。また、引き続き、全国の先進事例なども研究していきます。
委員提案1
委員より、廃校になった建物を再利用し、講座やワークショップなど学びに通じるプログラムなどを実施している施設の視察提案と“かえっこバザールの開発者で美術家の藤浩志さんのお話を聞く会”の開催提案がありました。
視察提案施設
- 世田谷ものづくり学校
- にしすがも創造舎
- アーツ千代田3331
委員提案2
委員より、“緑町コミセン・リニューアル・プロジェクトチーム活動報告書”の紹介と緑町コミセン利用者が望むリニューアルの考え方について説明がありました。
委員提案3
委員より、施設・周辺整備協議会のこれからの検討課題の整理と提案がありました。
これからの検討課題と提案
- 緑化の課題(武蔵野らしい緑化の実現)
- 提案:武蔵野育ちの樹木植栽の活用
- 周辺公共施設の課題(緑町ふれあい広場のあり方)
- 駐車場の課題(駐車場の利用実態に即した再配置)
次回の予定
- 第七回 施設・周辺整備協議会 9月実施予定
- 施設・周辺整備協議会 委員視察など 8~9月実施予定
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