第1回 第二期協議会
- 日時:平成23年10月27日(木曜日)
- 場所:武蔵野クリーンセンター3階見学者ホール
- 傍聴:1名
新施設の建築デザインについて(事務局案)および段階整備計画(配置・動線計画)
エコセンター(仮称)について、第一期協議会での意見を最大限考慮したデザインの事務局案を作りました。要点としては以下の通りです。
- プラットホームの地下化により、中央通り側を土手化。中央通り側の建物の高さを抑える。プラットホームの臭気抑制対策。
- 2階を自由通路として施設の周りをぐるりと回ることが出来、テニスコートや市役所側に降りることが出来るようにする。自由に出入りできるように考えているが、セキュリティの問題もあり、夜間の出入りは出来ないようにするなど、ご意見を伺いたいと思う。
- 施設見学は、自由に行う事ができる。説明が欲しい場合には、管理棟の見学者ホールにて説明をした上で、見学通路にて案内をする。ごみを処理する流れで設備を見られるようにする。
- 駐車場の上は屋上緑化を行い、バラ園等として自由に出入りできるようにする。
- 全体の高さとしては現在のクリーンセンターと同等である。ごみが高質化しているため設備が縦に大きくなっているが、現在の地下2階から、地下3階まで地下化を進め、高さを抑えている。
委員の意見
- 建物のボリュームが大きくて隙間が少ない。
- 全体を一つのものと考えると、野球場を観戦するテラスを考えたい。
- 見学者動線は目的を持って行く動線であり、日常的な解放された動線も欲しい。南側をプロムナードにして広く取り、そこでフリーマーケットなどが出来るようにする。そのためにも、市役所側の土手を無くしてはどうか。
- 地下を3階まで掘り下げたという事は理解できるが、それ以上は無理なのか。無理であれば明文化して欲しい。
- ここに示されたようなデザインパースを要求水準書に盛り込むという事は、この通り作るよう求めるのか、事業者の提案の余地があるのか。著名な建築家が入ることなどもあるのか。
- 工場のイメージでデザインをされたくない。なるべく、コストパフォーマンスの良いものに、しかしいわゆる工場のデザインに落ち着いてほしくない。
- 一般的には配置図と文面でのコンセプトのみを示し、デザインも配点に加える。しかし、本計画においては、参考図として「限りなくこれに近いものを作ってください」という形で提示する。プラントメーカーによって装置の大きさが違うため、多少の大きさのブレはあると考えているが、ほぼこの形でデザインされるものであると考えている。著名な建築家が今からデザインに入ってくることは難しいと思っている。コンサルは日建設計であり、皆さんの意見をデザインに反映していきたい。
- これが建つことによって周辺地域の価値を高めるものにしてほしいので、事業者には、さらに価値を高める提案について積極的に行えるようにしてほしい。
- 要求水準だけではなく、配点基準も大切である。
- 高さを高く見せないために中央通りを土手にしているのだろうが、傾斜は歩きづらい。車いすや足の不自由なかたがいるので、フラットなかたが良いと考える。
- 土手については、バリアフリーにするよう考えており、エレベーターの設置など考えている。次回までに整理したい。
- 誰でも入れるのは良いことだが、セキュリティのため、ある程度人の気配が感じられるように出来ないか。
- これまでの、この地におけるごみ処理の歴史や、学習成果などを見せられるようにしたい。
- ガラス張りは、あまり評判がよくない。不安感をあおる。
- ガラスを使う事は良いが、汚れたら掃除が大変である。汚れても雨が降ればすぐ落ちるようなものがいい。
- ガラス張りは全面だと落ち着かないが、明るく、見渡せるというメリットがある。緑が多く、建物が低いため空が大きい、そういった武蔵野市の特性が活かせる。
- 入ってみたいと思わせる入口のデザインや、回廊を進んでみたいと思わせる動線を考えてほしい。中が見えることは重要。ガラスによって光が合わさり、建物の内部に木のものがところどころあることによって、暖かいものになる。
- ごみの問題は、見えないようにするのではなく、「見える化」する必要があるという議論がされていたと思う。デザイン的にも、それが考慮されるべきだと思う。
- イベント広場の隣に駐車場があるが、人が交流する場所が二分される。駐車場を地下にして、バラ園や通路は地上に下ろしてはどうか。
- イベント広場と屋上庭園が一体になれば良いが、高さが違うために難しい。しかし、イベント広場から駐車場ははっきり見えないように土手などにして工夫したいと思っている。
- ごみ収集車は、中央通りから地下に入ることは出来ないのか。
- 中央通りから入るようにすると、渋滞を招くようになる。
- 藤棚は、エコプラザの西側に移すという形で生かすことは出来ないか。
- 検討中。藤棚は、最終的な場所として敷地内の配置は考えられるのだが、老木で巨大であり、仮置きの場所が見つからない。トレーラーで運搬して、一日で移設する必要がある。
- 地下三階まで掘る訳だが、次世代の施設において焼却炉を変えることが出来るのか。
- 市役所の駐車場を一体的に考えれば、イベント広場になるべく駐車場を持ってこないように出来るのではないか。
- 建築基準法上、同一敷地内に駐車場を確保する必要がある。
- 直線だらけであり、曲線を入れたい。カーテンウォールの部分だけでも、曲線を活用することができないか。
- 絵で見るよりも模型のかたが分かりやすい。是非、お願いしたい。
- 市民が誰でも来たくなる施設にして欲しい。北側の野球場の境は取ってしまい、自由に市民が入って来られるようにして欲しい。
- 壁面緑化・屋上緑化というものが、あまり表に出てきていない。発電については、ごみ発電の代わりに太陽光発電はおまけ的にしか無く、風力発電についても、これをやればこれだけのものが出来るというものを出して欲しい。
- 将来的には電気自動車の時代が来ると思う。クリーンセンターに来て充電する設備はどうか。
- 自由に歩ける回廊を作るようだが、何人入ったか自動的にカウントする設備はどうか。
- 収集車がごみを出すところを上から見られるようにするようだが、スカートの女性は困るのではないか。
- 野球場の附属である駐車場がエコセンターの敷地になる訳だが、その駐車場の代わりをどこに配置していくのか、市の考え方を示して欲しい。
- これから何十年も見ていくことを考えると親しみが持てるものにしたいし、外から見た人も「ここに住みたい」と思えるものにしてほしい。これで満足したくない。
- 形態の違いも含めたA・B・C案を、次回には出して欲しい。
- 「環境未来都市募集要項」は、環境・社会・経済の3つの側面からの提案が求められている。今年度応募した25自治体で、東京都から応募したのは港区のみである。しかし、内閣府の委員会が構想のコンセプトを示しているが、これはこれまで我々協議会が議論してきたことと同じである。我々の議論をベースに、武蔵野市は来年度以降チャレンジして欲しい。
- 緑町三丁目町会が視察した「株式会社ウィンローダー」では、回収してきた不用品を、まずはヤフーオークションなどで売り、売れなかったものを解体・加工して資源化し、提携アーティスト、クリエーターが再生品化するというもので、エコプラザの参考にして欲しい。
- 壁をグラディエーションにするデザインが、ガラスに映って日にあたると綺麗かなと思う。
- 地域整備を具体的に詰めていく局面に入っていると思うが、緑町コミセンのリニューアルについてプロジェクトチームを作って話を進めている。その中で、アンケート調査を行っている。それに基づいた形で提案を出していくと思うので、よろしくお願いしたい。
いただいた意見を整理して反映し、次回の資料にします。次回には模型を作ってお示しする予定です。価値を高めるという事について、建築コンセプトなどを考えます。
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環境部 ごみ総合対策課 クリーンセンター係
〒180-0012 東京都武蔵野市緑町3-1-5
電話番号:0422-54-1221 ファクス番号:0422-51-9950
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