武蔵野市の未来の学校づくり
武蔵野市学校建て替え計画の改定に向けて
第3回審議会を令和7年11月6日に開催しました
11月6日開催の第二期学校施設整備基本計画策定審議会(第3回)では、(1)学校の適正規模、(2)未来を見据えた校舎のあり方について、各委員から第1~2回の議論を踏まえた意見が発表され、審議が行われました。
≪第3回の審議結果≫
第1~3回の審議を踏まえて、審議会としては、小中学校の適正規模については、国と同様に、1校「12~18学級」にまとまりました。 (小学校:1学年2~3学級、中学校:1学年4~6学級)
【審議会で出された主な意見】
(1)教育面
≪子どもの学び≫
- 多様な人との関わりの機会が多い方が、学びも発展もしやすく、行事の活気も出やすい。
- 大人数の学校だからこそ、できることがあるのではないか。
- 人間関係に配慮した学級編制もできるよう学級数は多い方がよい。
- 特別な配慮を要する子や教室に入れない子が落ち着いて過ごせるスペースの確保など、柔軟に対応できる教育環境づくりが必要である。
- 地域との連携のため開かれた学校がよいが、防犯対策も必要で、そのバランスが重要。
≪教員の指導体制≫
- 教員は学級数に応じて配置される。教員が互いに切磋琢磨、フォローしつつ、教材研究の時間や研修機会も得やすいよう、学級数(教員数)は多い方がよい。
- 教員が能力を発揮するためには働きやすい学校である必要がある。そのためには、コミュニケーションが取りやすく、リラックスしやすい空間づくりが大切である。
- 中学校の先生にも多様性があった方がよい。
- 講師が教えているだけでよいのかと感じていた。中学校はある程度の学級数(教員数)が必要。
【次回(第4回)の審議内容】
第3回でまとまった小中学校の適正規模、第一期計画で定められた改築順、今後の生徒数の見込みを踏まえて、審議を深めてまいります。
当日の資料は以下のリンクをご確認ください。


武蔵野市学校建て替え計画の改定に向けて
第2回審議会を令和7年9月18日に開催しました
主に以下の2点が議論されました。
第3回審議会(令和7年11月6日(木曜日)17時開催予定)で引き続き審議予定です。
【主な論点】
1.小中学校の適正規模(1校あたりの学級数)
<現行>7学級以上(小学校1学年1学級以上、中学校1学年2学級以上)
<改正案>12学級以上18学級以下(小学校1学年2~3学級、中学校1学年4~6学級)
2.未来を見据えた校舎のあり方
<審議会で出た主な意見>
- 図書館・多目的スペースが校舎の中心にあり、生徒が本に親しみ、対話や交流もしやすい学校
- 安全面を確保しつつ、PTAや地域団体と連携できるスペースのある学校
- 職員室内にカフェスペースがあるなど、教職員が意思疎通しやすく、働きやすい学校 など
当日の資料は以下のリンクをご確認ください。


武蔵野市学校建て替え計画の策定審議会を設置し、改定作業をスタートしました
審議会は、小中学校長2名、小中学校PTA会長2名、青少年問題協議会代表1名、開かれた学校づくり協議会委員2名、公募市民1名、学識経験者2名、行政職員3名の計13名で構成されています。
子どもの学びを第一に、全市的な視点から、子ども、教職員、保護者、地域の方々と意見交換もしながら検討を進めて行きます。
【主な論点】
1.全市的な視点から見た中学校の適正な数
2.未来における教育を見据えた校舎のあり方


【第五中学校】新校舎での授業がスタート

新校舎のツアー動画、教員、生徒へのインタビュー動画をぜひご覧ください。
第五中学校の新校舎は、「校舎全体をゆるやかにつなぐ学びの空間」を目指し、「主体的・対話的で深い学びの活性化」「個別最適な学び・協働的な学び」のための連続した多様な空間で、生徒が主体的に学べるよう設計しています。
多様な学習方法に対応できる、可変性と柔軟性のある教育環境になるよう整備し、学習活動を支援する場として、校舎の中心に開放的なラーニング・コモンズ(学校図書館)を配置しています。さらに、普通教室の近くには授業中はグループ学習、休み時間は友達とのおしゃべりにも使える学年コモンズも配置しています。
【令和6年度】子ども、教職員、保護者、地域の方々と意見交換を開催しました。
以下のとおり意見交換を実施しました。
(1)各地域でワークショップを開催(全6回:115名参加)
(2)全中学校でスクールミーティングを開催(全6回:34名参加)
(3)各校PTA会長とのワークショップを開催(23名参加)
詳細は、添付の「みんなで考えよう!武蔵野市の未来の学校づくりvol.2」をご覧ください。

「中学校の適正な数」「未来における教育を見据えた小中学校の校舎のあり方」の検討について
学校を取り巻く状況の変化について

今の小中学校の多くは、50年ほど前に武蔵野市の人口が増えた時期に一斉に建てられました。現在は1クラス35人から40人を上限に学級編制がされていますが、当時は現在と同じ教室で45人が授業を受けていました。
現在の子どもたちは学校で一人1台パソコンを使用して勉強していますが、少し前までは一人1台パソコンを使用した授業はありませんでした。このように学校で勉強することや、体験できることは、少しずつ変わってきています。
たくさんの友達と一緒に勉強したり遊んだりすること、色々な先生から話を聞いたり教えてもらうことは、学校で体験できる大切なことだと考えています。
こういった経験から、知らなかったことを知る力や、自分で考える力、思っていることを伝える力、みんなで話し合い決める力を身につけることが重要です。こういった力を育て、みんなの生活をよりよくするためにはどうしたらいいか、考えたり行動することができる大人になれるように、学校での教育というものがあるのではないでしょうか。
現在改築事業中の小中学校について
小中学校は少しずつ古くなっていて、不具合が出たところや不具合が出そうなところを直しながら使っています。武蔵野市では築60年を目安に建て替えることとしていますが、小中学校の多くがこれから築60年を迎えます。学校の建て替えには多くの費用がかかるため、計画的に建て替えを進める必要があります。学校の建て替えには1校70億円程の予算が必要となる見込みです。
現在第一中学校、第五中学校、第五小学校、井之頭小学校の4校で改築事業を進めており、今後も順次学校の建て替えを進めていく予定です。
上記の4校では、「学校の中心に開放的な学校図書館(ラーニング・コモンズ)」、中学校では「生徒同士や先生との交流の場となる学年コモンズ」、小学校では「授業形態に合わせて普通教室を拡張できるオープンスペース」など、既存の学校と比べて、スペースにゆとりのある校舎づくりを進めています。

しかし、今後建て替えを予定している学校の中には、容積率が低い、高さ制限が厳しい、周辺道路が狭いなど敷地条件が厳しく、十分なスペースを確保できない学校もあります。
また、ICTの利活用や地域に開かれた学校など、従来の教育活動よりもレベルアップした新たな学校施設が必要になるかもしれません。
市では中学校の適正な数や未来を見据えた小中学校の校舎のあり方も含めて考えているところです。
小さな学校、大きな学校のよいところ
中学校の生徒の数は、昭和の時代と比較して、大きく減少しています。現在の学校数のまま建て替えると、生徒の人数、先生の人数が比較的少なくなる学校も出てきます。あるいは、2つの学校を合体して建て替えると生徒の人数、先生の人数が増えて規模が大きくなる学校が出てきます。それでは、規模が小さな学校、規模が大きな学校にはそれぞれどのようなよいところがあるのでしょうか。
まず、規模が小さな学校のよいところとしては…
次に、規模が大きな学校のよいところとしては…
以上は一例ですが、小さな学校、大きな学校には、それぞれのよさがあります。
また、新たな学校はどのような施設が必要なのでしょうか。

武蔵野市教育委員会では、子どもたちの学びを第一に、それぞれの地域にとってどのような学校がよいのかを考えているところです。
今後、皆さんの意見を聞く機会もつくっていきますので、ぜひご参加ください。
【終了しました】教職員・保護者・地域対象ワークショップ

武蔵野市では、現在一中、五中、五小、井之頭小の建て替え事業を進めています。今後も、順次学校を建て替えていく予定です。
今後の建て替えに向け、教員、保護者、地域の方を対象に「未来の学校づくり」をテーマとしたワークショップを開催します。
皆さんがまとめたアイデアは、今後の学校づくりのヒントになります。
たくさんのご参加をお待ちしています。
参考資料
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部活動リスト(令和6年度) (PDF 51.8KB)
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児童生徒数推移グラフ (PDF 180.8KB)
-
市立小中学校学区域 (PDF 328.4KB)
-
イメージパース(一中、五中、五小、井之頭小) (PDF 1.2MB)
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このページに関するお問い合わせ
教育部 教育企画課学校改築係
〒180-8777 東京都武蔵野市緑町2-2-28
電話番号:0422-60-1972 ファクス番号:0422-51-9264
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。



















