防災 よくある質問

このページの情報をXでポストできます

ページ番号1004399  更新日 2019年12月18日

印刷 大きな文字で印刷

質問集中豪雨などによる浸水対策を早急にとってほしい

回答

平成17年9月4日の大雨では、過去数十年経験のない、一時間に95ミリを超える降雨を記録しました。この記録的な豪雨により、吉祥寺北町1丁目・2丁目をはじめ市内各所で被害が発生しました。冠水が起きる要因について、北町保育園近辺では、地形がすり鉢状になっており、大雨が降ると四方から雨水が集中してきます。市では、昭和63年に、北町保育園園庭内に370トンの貯留槽(25メートルプール約1杯分)を設置するとともに、道路に大型のU字側溝を設置いたしました。さらに平成2年には、貯留能力約450トンの下水道バイパス管渠を敷設し、浸水被害の軽減に努めてまいりました。これらの対策により、1時間当たり50ミリメートル程度の降雨による被害については軽減できたものと考えています。
しかし、今回の降雨は、1時間95.5ミリメートルという記録的な豪雨であり、降り始めからの総雨量は180ミリメートルを超えるものでした。市内の下水道は、降雨強度50ミリメートルに対応する計画で整備していますが、局地的な集中豪雨には対応できないのが現状です。
市では、治安や防災を中心とした「市民生活の安全・安心」を優先課題の1つとして位置づけ、公共施設の耐震補強、防災広場の整備や各補助事業や防災訓練等の啓発事業等を実施していますが、今後引き続き、総合的な防災・安全対策を実施し、災害に強いまちづくりを進めるとともに、浸水被害の軽減に向けて以下のとおり取り組んでいきます。

防災態勢に関すること

気象庁の大雨警報等が武蔵野市に発せられた場合には、直ちに防災行政無線を使って全市域に一斉放送を実施し、注意を喚起します。同時に、従来から行っている台風接近時の対応と同様に、現に雨が降っていなくても、状況に応じて応急態勢をとります。
高齢者や障害者等への対策については、よりきめ細かな情報連絡の方策などを考えていきます。また、駐車場対策については、安全な場所への皆様の車両の移動先として、第四小学校校庭を利用することとし、通常の開設時間(午前9時から午後8時)以外の場合でも、係員はおりませんが駐車できる体制をとってまいります。

下水道整備に関すること

市では、北町保育園園庭地下に4,500立法メートルの雨水を一時的に貯留することができる大型雨水貯留施設の設置や市内小中学校の校庭に雨水貯留浸透施設の設置等、公共施設での浸水対策に取り組んでいます。加えて、「雨水の地下への浸透及び有効利用の推進に関する条例」を制定し、各家庭での浸透施設や貯留タンクの設置を促進すること等により雨水の流出の抑制を図り、総合的な治水に取り組んでいます。

浸水対策事業の詳細は下記リンクをご覧ください。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください

このページについてご意見をお聞かせください


このページに関するお問い合わせ

防災安全部 防災課
〒180-8777 東京都武蔵野市緑町2-2-28
電話番号:0422-60-1821 ファクス番号:0422-51-9184
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。