令和3年以前の住民投票制度の検討について
令和3年第4回市議会定例会に上程した条例案は、12月21日の本会議にて否決されました。
これまでの検討経過
令和2年4月1日に施行された武蔵野市自治基本条例第19条の規定に基づき、本市における市民自治のさらなる推進を目的として、二元代表制を補完する常設型の住民投票制度を確立するため、武蔵野市住民投票条例(仮称)の制定に向けた検討を進めています。
本市における住民投票制度のあり方については、武蔵野市の自治全体を俯瞰して検討した「武蔵野市自治基本条例(仮称)に関する懇談会(以下「懇談会」という。)」の中で、その他のさまざまな自治の仕組みとあわせて、多くの時間をかけて議論されてきました。
住民投票制度を検討するにあたっては、この懇談会での議論の中で大きな方向性が出されていることや、さまざまな意見が出されていることから、これらの議論の内容を基本的な前提としながら、自治基本条例の制定過程の中で市民や市議会議員からも住民投票に関する多くの意見をいただいていることを踏まえ、これらの意見も十分に参考にしながら検討を進めてきました。
具体的には、本制度の検討の体制として、総合政策部企画調整課内に検討チームを編成し、他自治体における先例を詳細に調査したうえで、総務部自治法務課及び選挙管理委員会事務局との合同協議を経て、条例骨子案の原案を作成しました。令和2年12月には「武蔵野市住民投票条例(仮称)検討委員会」を設置し、条例骨子案の原案を多角的な視点から検証したうえで、令和3年2月に骨子案を取りまとめました。
その後、骨子案に対するパブリックコメントや市民意見交換会、無作為抽出市民アンケートなどにより、様々な意見が寄せられました。いただいた意見を踏まえて、更なる検討を行い、令和3年8月に条例素案を公表し、再度パブリックコメントや市民意見交換会などを実施しました。
令和3年11月には、条例素案へのご意見に対する市の考え方を公表するとともに、第4回市議会定例会に条例案を上程しました。
年月日 | 内容 |
---|---|
平成28年11月~平成30年10月 | 武蔵野市自治基本条例(仮称)に関する懇談会を設置 本市の自治を推進する仕組みの一つとして、住民投票制度を設けることが議論された。 |
平成30年2月 | 自治基本条例骨子案素案の公表 パブリックコメントの募集及び市民意見交換会の実施 |
平成30年3月 | 自治基本条例骨子案素案に関する無作為抽出市民ワークショップの実施 テーマのひとつとして「住民投票」を設定し、制度の必要性や成立要件等について議論された。 |
平成30年4月 | 市議会各会派からの意見聴取 |
平成30年8月 | 市議会との意見交換会 |
令和元年9月 | 自治基本条例素案の公表 パブリックコメントの募集 |
令和2年1月 | 自治基本条例案に関する市議会での議論(審査特別委員会による審査) |
令和2年3月 | 自治基本条例案が審査特別委員会で可決、本会議にて全会一致で可決 |
令和2年12月 | 住民投票条例(仮称)検討委員会の設置 |
令和3年2月 | 住民投票条例(仮称)骨子案の公表 市議会議員との勉強会、パブリックコメントの募集、市議会各会派および市職員からの意見聴取 |
令和3年3月 | 市民意見交換会、無作為抽出市民アンケートの実施 |
令和3年6月 | コミュニティセンターでの意見交換会 |
令和3年8月 | 住民投票条例(仮称)素案の公表 パブリックコメントの募集、市民意見交換会、市議会各会派および市職員からの意見聴取 |
令和3年11月 | 条例素案へのご意見に対する市の考え方の公表 第4回市議会定例会へ条例案を上程 |
令和3年12月 | 総務委員会に付託され、原案可決
本会議にて否決 |
参考資料
住民投票条例(仮称)骨子案:令和3年2月公表
住民投票条例(仮称)無作為抽出市民アンケート結果:令和3年8月公表
住民投票条例(仮称)素案(武蔵野市自治基本条例の一部改正素案を含む。):令和3年8月公表
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