講演会「市民の目線で調べる地域史」 (武蔵野ふるさと歴史館企画展「戦争と武蔵野10」関連講演会)

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ページ番号1048275  掲載日 2024年8月26日

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写真:市域にあった二宮金次郎像(昭和15年)
市域にあった二宮金次郎像(昭和15年)

ふるさと歴史館では企画展に関連した講演会を実施しています。

「戦争と武蔵野10」(会期:10月31日まで)では古橋研一氏(郷土史家)を招き、講演会「市民の目線で調べる地域史~戦争で供出の梵鐘(ぼんしょう)調べなど奥の手を話します~」を実施することになりました。


「戦争と武蔵野10」関連講演会の取材について、ぜひご検討ください。

日時
9月21日(土曜日)午後2時~午後3時30分
場所
武蔵野ふるさと歴史館(武蔵野市境5-15-5)
内容
「市民の目線で調べる地域史~戦争で供出の梵鐘調べなど奥の手を話します~」
講師
古橋 研一(郷土史家)

古橋氏は著書『東京都三多摩郡における梵鐘の供出と帰還』をまとめる際、調査の過程で郷土館・公文書館・図書館・大学などさまざまな施設に眠る膨大な資料を博覧し、現地の実踏および聞き取り調査を行いました。

聴講者は、本講演会の聴講を通じてさまざまな資料利用のノウハウを得るとともに、資料利用の大切さに気付くことでしょう。武蔵野市域では金属回収の公的記録は火の見やぐらなどの記述にとどまっており、古橋氏の講演で述べられる市域の梵鐘についての情報は貴重です。

金属回収は勅令(昭和18年勅令第667号)に基づき、軍需物資の生産に必要な金属資源として供出されました。市内の小学校には二宮金次郎の銅像が存在していたことが分かっていますが、供出の過程は一切分かっていません。金属回収は多くの戦争体験者が語るところですが、「金属が無くなった」という伝承のみにとどまらざるを得ないというのが実情であり、「あった」ことさえ風化しようとしています。

「戦争の記憶と記録の継承」は社会的な課題ですが、主体的な資料の利用はこれを克服する一つの取り組みにも位置付けられます。古橋氏の取り組みに係る講演はさまざまな示唆に富むものになるのではないでしょうか。


当日の取材などについては、下記までご連絡ください

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このページに関するお問い合わせ

教育部武蔵野ふるさと歴史館
〒180‐0022 東京都武蔵野市境5-15-5
電話番号:0422-53-1811 ファクス番号:0422-52-1604
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。