イースターエッグ

このページの情報をXでポストできます

ページ番号1030203  更新日 2020年10月2日

印刷 大きな文字で印刷

イースターエッグの写真

ルーマニアのイースターエッグ

ルーマニアではクリスマス同様、復活祭(イースター)も重要な行事として盛大に行われます。準備のために人々は春の大掃除をし、卵に色つけをして、特別な料理をつくります。当日の朝、農村部では民族衣装などの晴れ着で教会に行き、ろうそくに火をつけ、お墓参りをしたのちに家族で食事を楽しみます。

そこに欠かせないのが、イースターエッグ。復活祭をお祝いするため特別に飾り付けられた卵のことです。

うさぎは多産(繁栄)を象徴しているので、イースターではしばしばモチーフとして使われます。また、羊はルーマニア人にとって強い思い入れのある動物で、羊と羊飼いは文学や芸術のモチーフにも多く登場します。展示のなかにも、羊の角の模様のものがあります。

装飾用の工芸品となったイースターエッグは中身を抜いてよく乾燥させたものですが、本来、家庭で作られるイースターエッグは、ゆで卵に色をつけるのが一般的です。イースターの時期になるとエッグ用の染料(日本の食紅みたいなもので粉末)が食料品店で売られます。色は、赤いゆで卵が一般的です。現代では赤以外のカラフルな色も売られています。赤は愛、黄色は富と繁栄、青は静謐、白は純真・清らかさを意味しています。

家族や友人と決まり文句を唱えながら、手に持ったお互いの赤い卵を軽くぶつけて、キリストの復活を祝う習慣があります。

A(呼びかけ):Hristos a inviat!(キリストス・アンヴィアトゥ!) 

(意味:キリストが復活しました!)

B(受け答え):Adevarat a inviat!(アデヴァラトゥ・アンヴィアトゥ)

(意味:確かに復活しました!)


文章:竹前 雅子
参考:地球の歩き方/ウィキペディア

カラーペイントされたイースターエッグの写真
手法:カラーペイント
刺しゅう布貼付けされたイースターエッグの写真
手法:刺しゅう布貼付け
ロウで防染めされたイースターエッグの写真
手法:ロウで防染
ロウで防染めされたイースターエッグの写真2
手法:ロウで防染
色ロウで絵付けされたイースターエッグの写真
手法:色ロウで絵付け
色ロウで絵付けされたイースターエッグの写真2
手法:色ロウで絵付け

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください

このページについてご意見をお聞かせください


このページに関するお問い合わせ

市民部 多文化共生・交流課
〒180-8777 東京都武蔵野市緑町2-2-28
電話番号:0422-60-1806 ファクス番号:0422-51-9408
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。