マイクロプラスチックを海に出さないために、私たちにできること
お家での洗濯で海が汚染!?
海洋プラスチック汚染について
プラスチックが河川などを通じて海へ流出し、海洋プラスチックごみとして、海岸や海底にたまったり、水中を浮遊したりします。
なかでも、5ミリメートル未満の微細なプラスチックは「マイクロプラスチック」と呼ばれ、近年海洋生態系への影響が懸念されています。マイクロプラスチックは自然分解されず、一度海に流れ出てしまうと半永久的に漂い続け、蓄積されていきます。
マイクロプラスチックは様々なプラスチック製品から発生しているといわれており、ペットボトルやレジ袋などのプラスチック製品が、波や紫外線等の影響で劣化・破砕されてできる「二次マイクロプラスチック」と、洗顔料・歯磨き粉のようなもともと小さなプラスチックでつくられた製品の流出による「一次マイクロプラスチック」があります。
この一次マイクロプラスチックの発生源として、近年問題視されているのが、合成繊維の衣類を洗濯する際に抜け落ち、下水処理で処理しきれずに海に流される「マイクロファイバー(繊維くず)」です。
マイクロプラスチックはちょっとした工夫で発生抑制・流出抑制できます。できることから取り組み、環境保全にご協力をお願いします。
ちょっとの工夫で流失削減に~私たちにできること~
日頃から既に行っているみなさんの取組が、衣服を長持ちさせ、海の豊かさや環境を守ることにつながります。
環境負荷の低い素材の服を選ぶ
天然繊維であっても生地を生産する際に環境負荷が伴う場合があります。アウトドア用品のように機能性の面で合成繊維の方が実用的な場面があります。用途に応じて可能な範囲で、オーガニックコットン等の生分解性繊維や繊維くずが出にくい新素材等の環境負荷が低い素材の衣類を選択しましょう。
洗い方を工夫する
洗濯ネットの使用
より細かい網目(~0.05ミリメートル)の洗濯ネットが、繊維くずの流出防止に効果的です。
フィルターのこまめな掃除
フィルターにたまった繊維くずはこまめにゴミ箱に捨てましょう。
洗濯表示に従った洗濯
生地が傷みにくくなり、繊維くずも出にくくなります。
デリケート洗いを避ける
洗濯に使用する水の量が多いと繊維くずの流出量が増えます。
より低い温度でより短時間で洗濯する。
低温短時間で洗濯する方が繊維くずの流出量を抑えられます。
【環境省】衣料品から出るマイクロプラスチックの流出防止リーフレット
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