ナラ枯れ被害が発生しています
武蔵野市内の公園などで、ナラ枯れと呼ばれる樹木の感染症により、コナラなどの樹木が枯れる被害が出ています。
ナラ枯れとは
ナラ枯れとは、森林病害虫であるカシノナガキクイムシという虫がナラ菌(病原菌)を媒介して発生する樹木の伝染病です。
この病気は、主にナラ類やシイ・カシ類の植物に発症し、これによる人体や他の動物への影響はありませんが、樹木は水を吸い上げる機能が阻害されることで葉の色が急速に赤褐色に変色し、枯死する場合があります。
被害を受けた樹木の特徴は、一本の木に大量のカシノナガキクイムシが穿入して、幹に約1~2ミリの穴がたくさん空き、その穴からフラスと呼ばれる木くずが大量に堆積します。また、梅雨明け後から晩夏の時期にかけて葉が赤褐色に変色して枯れ、落葉しないのが特徴です。
危険なキノコに注意
ナラ枯れが発生した樹木に、カエンタケと呼ばれる猛毒のキノコが発生しやすいことが報告されています。
触れるだけでも危険とされていますので、絶対に触らないでください。
市内の公園などでカエンタケと思われるキノコを発見した場合は、緑のまち推進課までご連絡ください。
形と色 | 表面はオレンジ色から赤色、細長い円柱状または棒状で、土から手の指が出ているように群生または単生する。中は白く、硬い。 |
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発生時期 | 夏から秋 |
発生場所 | ブナ、コナラなどナラ類などの広葉樹林の地上に群生して発生する。 |
間違いやすい食用キノコ | ベニナギナタタケ(シロソウメンタケ科ナギナタタケ属) |
症状 | 食後30分から、発熱、悪寒、嘔吐、下痢、腹痛、手足のしびれなどの症状を起こす。2日後に、消化器不全、小脳萎縮による運動障害など脳神経障害により死に至ることもある。 |
毒性成分 | トリコテセン類:毒性は強く、食べても、触っても毒である。死亡例あり。
(注意)見た目は気味が悪く、食用に見えないが、薬用と勘違いして酒に浸して飲んで中毒が起き、死亡した例がある。 |
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このページに関するお問い合わせ
環境部 緑のまち推進課公園係
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