よくある水質相談(Q&A)

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ページ番号1005655  更新日 2017年6月23日

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よくある水質相談(Q&A)

質問1赤水、茶色っぽい水、濁り水が出る

朝一番に蛇口をひねると赤褐色の水(いわゆる赤水)が出ることがあります。この現象は、宅地内の給水管が古くなっている際、長期間水を使わずに最初に蛇口を開いた場合、 水道管から水道水に溶け出した鉄さびなどが原因と思われます。根本的な対策としては、古くなった水道管の交換をお勧めしますが、応急対応として、朝一番の水が濁っていたり、赤水が出るときは、しばらく流してから使用してください。このとき流した水は、庭のまき水など飲用以外に利用してください。

質問2白い水が出る

蛇口から出た水が白く濁って見えることがあります。透明なコップにとってしばらく様子を見たとき、コップの下の方から澄んでくる場合は、空気の混入によるものです。
これは、水が急激に熱せられたり、水圧が急に変化したりすることにより、水中に溶けていた空気が気泡となって出てくることが原因です。(給湯器のお湯などによくみられます。)
なお、水をコップにとって数分間放置しても白さが消えない場合や、沸騰させると白くなる場合は、別の原因(水をとった容器の汚れ、配管の材質等)が考えられます。

質問3青い水が出る

お風呂に水をはった際、浴槽の水が青く見えることがあります。これは、浴槽の水に光があたると赤い光が一部水に吸収されて色のバランスが崩れ、水が青みを帯びて見えるためです。
また、給湯器などに使用されている銅管から溶け出す銅も、水の色を青くすると言われていますが、銅によって水が青く見えるには、浴槽の水(約200リットル)に対し、20グラムもの銅が必要です(10円玉1枚は4.5グラム)。通常、銅管から溶け出す銅は微量で、水に色がつくことはありません。

質問4水回りが黒くなる

台所流しに置いてある水切りカゴ、風呂場のタイルの目地に黒いものがついている場合、カビなど空気中の雑菌が付着して繁殖し、黒色となるのが原因です。

この現象は水道水が原因ではなく、空気中の雑菌により起こるものですので、普段から浴室などの水まわりをよく乾燥させることが大切で、もし付着物が発生した場合は付着物をよくふき取り、漂白剤や消毒用アルコールなどで消毒すればある程度再発は防ぐことができます。

質問5黒い水(微細片)が出る

原因としては、水道蛇口のゴムパッキンの劣化、配管のゴムパッキンの劣化、給湯器の内部の劣化によるもののほか、水道蛇口にカビなどが付着して繁殖し、黒い微細片が出る場合もあります。

対処方法として、水道蛇口にカビなど空気中の雑菌が付着していた場合は、ブラシなどで水道蛇口開口部を洗浄してください。

水道機器が原因の場合は、パッキンの交換、水道蛇口の交換、給湯器の点検を行ってください。

質問6浴室のタイルや便器の内側がピンク色になっている

浴室のタイルや便器の内側などは湯垢、汚物などで汚れやすいため、細菌やカビが付着し、繁殖しやすくなっています。これらが繁殖することによってピンク色等に着色することがあります。
 この現象は水道水が原因ではなく、空気中の雑菌により起こるものですので、普段から浴室などの水まわりをよく乾燥させることが大切で、もし付着物が発生した場合は付着物をよくふき取り、漂白剤や消毒用アルコールなどで消毒すればある程度は再発を防ぐことができます。

質問7アルミニウム製のやかんが黒くなる

アルミニウム製のやかんや鍋の内部が黒くなることをアルミニウムの黒変化現象といいます。アルミニウムと水中の酸素がアルミニウムの表面で酸化反応を起こし、水酸化アルミニウムの皮膜を生成することが第一の原因です。第二にこの水酸化アルミニウムと水の中に溶けている物質が複雑な反応をして、アルミニウムの表面に固着し黒変化を引き起こします。
なお、黒色化皮膜は無害です。

質問8やかんなどの底に白いものができる

水道水の中には、ミネラル分が含まれております。このミネラル分が水が蒸発したあとにも残るため白いものができます。この現象はやかんやポットを空焚きしたときや、水を注ぎ足しの繰り返しで促進されることがあります。

質問9アルミ製のやかんで、白いフワフワしたものがでる

アルミ製の容器の場合、容器が腐食しないようにアルマイト加工とよばれるものを行なっています。

この加工によって出来た被膜が、空焚きや急激的な加熱、洗う際に傷つけることなどではがれ、若干のアルミが溶け出すことがあります。

このアルミと水中の酸素が反応して、白いフワフワとした水酸化アルミニウムという物質が出来ます。

この白い物質は、毒性のあるものではありません。

質問10水(お湯)にキラキラ光るものがある。

このキラキラしたものはフレークスと呼ばれ、魔法瓶などガラスに被われた容器内で比較的多く見られる現象です。

ガラス表面のケイ酸とよばれるものと、水道水中のミネラル分の一つであるマグネシウムが高温になると反応するために生じるものです。フレークスはミネラル分ですので、万が一飲んでも害はありません。

質問11朝、使い始め、長期不在後に臭いを感じる

一般的に、人の臭いに対する感じ方は、朝起床したときが一番強いといわれています。朝の使い始めだけ異臭を感じる場合は臭いの感度が高くなっているためと思われますので心配がありません。
しかし、水道水が給水管の中に長時間滞留していると、使用している管の種類により各種の臭いが水につくことがあります。特に新しい管の時には強く臭うこともありますが、使用するにつれて臭いがなくなっていきます。臭いがあるときは蛇口を全開にし、排水してから使用してください。

質問12カルキ臭、塩素臭を感じる

水道部では水道法の規定により、消毒のため市内末端の蛇口で0.2ミリグラム/パーリットルの残留塩素濃度が維持できるように次亜塩素酸ナトリウムを注入しています。この濃度では水が塩素臭くなることはありませんが、朝一番の水や湿気の多い梅雨時、気温の変動が高い時期には臭いを感じることがあります。それは、朝起きたばかりでは人間の感覚器官、とくに鼻が敏感なためと、梅雨特有の湿気が関係しているようです。

質問13氷を作ったとき、氷の中央部分が白く不透明になる。

白く不透明な部分は空気やミネラル分ですので、有害な物質ではありません。

水道水にはミネラル分が含まれており、これが適度に水の味をよくしています。水が凍るときは外側から徐々に凍ります。水に溶け込んでいた空気やミネラル分は、中央部分に集められる現象が起こります。そのため、できあがった氷の中央は白く不透明になります。

質問14氷が溶けた後に白いものが残る。

白い物質はミネラル分ですから、有害な物質ではありません。

氷が溶けると、空気は大気中に飛んでしまいますが、ミネラル分の一部は水に溶けにくい物質に変化しており、白い物質として残ります。

質問15水道水の保存期間について

水道水は、病原菌などに汚染されないよう、塩素による消毒を行なっています。そのため残留塩素があるうちは、細菌は繁殖しません。

しかし、塩素は常温場所に約2日間汲み置きすると、なくなってしまうので、これを目安として水を交換するようにしてください。

水道水を保存する場合は、容器は密閉出来るものを選び、十分に洗浄してからお使いください。

また、空気が入らないように口いっぱいに水を入れ、冷暗所に保管するようにしてください。

質問16水道におけるpHについて

酸性・アルカリ性の度合い(強さ)を表すのに、pH(ピーエッチと読む)と呼ばれる0から14までの数値を使います。
pHの値に単位はありません。pH=7が中性で、それより数値が小さいほど酸性が強くなり、それより数値が大きいほどアルカリ性が強くなります。

pHは、酸・アルカリによる水源などの汚染の確認や、浄水場における水道施設に対する腐食性の判定など、水道にとって非常に重要な指標です。
pHの水道水質基準値(5.8~8.6)は、水道施設の腐食等を防止する観点から、中性付近の値にあることが望ましいとして決められています。
これは、化学的根拠に基づく基準ではなく、過去の実態調査で、自然水のpHがおおむね5~9であるという結果に基づいています。なお、武蔵野市の水道水のpHは、平成27年度、平均7.7(7.4~7.8)で弱アルカリです。

(東京都の水道水のpHは、平成25年度、平均7.6(6.8~8.1))

質問17 武蔵野市の水道水の硬度はどれくらい

武蔵野市の水道水の硬度は80ミリグラム/パーリットル前後です

日本では一般的に100ミリグラム/パーリットル以下を軟水としています。武蔵野市の水道水の硬度は80ミリグラム/パーリットル前後ですので軟水です。「おいしい水の要件」は10~100ミリグラム/パーリットルとされています。硬度が高すぎると口に残るような味がし、低すぎると淡白なコクのない味がします。水道の水質基準は、300ミリグラム/パーリットル以下であることとされています。これを超えると、石鹸が泡立ちにくく洗浄効果を低下させるためです。

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