化学物質の適正管理について

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ページ番号1004979  掲載日 2021年4月1日

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地球上には多種多様な化学物質が存在し、商品化されているものだけで10万種にのぼります。便利な生活を送ることができる反面、人の健康等に影響を及ぼすことがあります。

化学物質は私たちの生活環境周辺に、化学物質、医薬品、農薬、洗剤、塗料等、豊かで便利なたくさんの製品中に使われています。さらに、製品が生産され、使用され、あるいは廃棄される段階で、大気、水、土壌等の環境中に排出されます。環境中に出た化学物質は、すぐに分解されてしまう場合もありますが、そのまま川や海に残留し、食物連鎖を通じ、生物の体内に取り込まれていく場合もあります。

化学物質は私たちにとって有用なものですが、有害な性質、例えば発がん性や生物に奇形、生殖機能の異常などを引き起こすものも少なくありません。こうした物質が環境中に排出されると、取り返しのつかない被害が発生する可能性もあります。

これまで化学物質のなかでも、有害な影響を及ぼすことが明らかな物質については、法令により規制を行っています。害が明らかになる前に、化学物質がどれくらい、どのように環境中に存在するか、適正管理化学物質の届出制度やPRTR制度で把握をしておくことにより、被害の未然予防や拡大防止に役立ちます。
 

PRTR届出状況を調べているイラスト

環境確保条例による適正管理化学物質の届出制度

東京都環境確保条例では、条例で定められた適正管理化学物質を取り扱う事業者に対し、自主的な適正管理を求め、化学物質の排出の抑制が規定されています。この化学物質の適正管理制度では、小規模な事業所も対象に、化学物質の環境への排出量等について報告を求めています。市内の事業所は市役所が届出先となっています。

化学物質の排出・移動量制度(PRTR制度)について

PRTR(化学物質排出移動量届出制度)とは、有害性のある多種多様な化学物質が、どのような発生源から、どれくらい環境中に排出されたか、あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握し、集計し、公表する仕組みです。

リストアップされた化学物質を製造・使用している事業者は、環境中に排出した量を自ら把握し、年に1回国(都道府県)に届け出ます。国は、その届出データを集計し、かつ、届出の対象外の事業所、家庭、自動車などを含めて推計公表します。公表されることによって、事業者自らの排出量の適正な管理に役立つとともに、市民と事業者、行政との共通認識となって、化学物質の削減等が図られることに役立ちます。

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