武蔵野市の年次財務報告書について(平成27年度決算まで)

「武蔵野市の年次財務報告書」について

武蔵野市では、平成10年度に新世紀委員会「新しい仕事のやり方委員会」を設置し、今後の行政経営のあるべき姿について提言を受け、これまで様々な行政改革に取り組んできました。

そのひとつとして、市民の皆様へのアカウンタビリティ(説明責任)を果たすとともに、市の財務状況などを正確に把握し、コスト意識をもった経営を行うためのひとつの方法として、公会計制度に企業会計の考え方を取り入れることについて検討を重ね、平成12年2月に平成10年度決算を対象とした「武蔵野市のバランスシート」を公表しました。

市ではこれらの会計情報を主に以下の三つの観点から今後の行政経営に活用していくことができると考えています。

発生主義会計を将来にわたる財政規律の手段として活用する。

例えば資産と負債の全体的なバランス管理や正味資産が維持できているかという視点から、世代間の負担の公平性が保たれているか、または現在提供されているサービスを今後も持続することができるかという情報を得ることができます。

市債償還や今後増大が予想される市有施設の更新経費及び退職手当等の支払能力があるかどうかを見る。

サービスのフルコスト情報を用い、効率的・効果的な行政経営に活用していく。

市では会計情報のあり方として、バランスシートの作成を第1ステップ、行政評価システムへの情報提供を第2ステップ、長期計画や予算制度への情報提供を第3ステップと考えています。

これらの財務諸表が今後とも市民の皆様にとってわかりやすく役に立つ財務情報となるようさらに改善に努めていきます。

なお、平成17年度決算版より、タイトルを「武蔵野市のバランスシート」から「武蔵野市の年次財務報告書」と変更しています。

平成28年度以降の年次財務報告書について

年次財務報告書は、平成27年度決算分まで武蔵野市独自の基準で作成してきましたが、平成28年度決算から総務省の示す「統一的な基準」に基づいて作成しています。

平成28年度以降の年次財務報告書や「統一的な基準」については、以下のリンク先を参照ください。

• 「統一的な基準」による武蔵野市の年次財務報告書について(平成28年度決算から)