ロシア連邦ハバロフスク市について

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ページ番号1007485  更新日 2023年2月14日

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ロシア連邦ハバロフスク市とは

概要

橋の写真
ハバロフスク市にあるアムール大橋

アムール川とウスリー川の合流地点に位置する、ロシア連邦ハバロフスク州の中心都市。ロシア極東部の政治・経済・産業・交通・軍事の中心都市でもある。市内は、古風なレンガ造りの建物が立ち並び、ヨーロッパ風で落ち着いた街並みを呈している。また、手つかずの壮大な自然が残るシベリアの玄関口として、観光的にも注目されている。
日本とは地理的な近さもあり、歴史的なつながりが深く、ハバロフスクには日本人墓地やシベリア戦没者慰霊碑、平和慰霊公苑がある。また日本企業も多く駐在するなど、ビジネスの面でも日本とのつながりは強い。

  • 位置 北緯48度29分、東経135度
  • 面積 約370平方キロメートル(武蔵野市の約34倍)
  • 人口 約61万人(武蔵野市の約4倍)
  • 気候 寒暖の差の激しい大陸性気候(平均気温…冬マイナス22度-夏プラス22度)
  • 時差 日本との時差はプラス1時間
  • 交通 海運(アムール川)、鉄道(シベリア鉄道)、航空(国際空港を有し、成田より直通便で約3時間)
  • 産業 伝統的な林業、製材業、水産加工業に加え、戦後、機械製造業、金属加工業、製油業、化学、食料品加工業が発達。
  • 文化 劇場、博物館等の文化施設、各種大学や科学アカデミー支部等の教育機関・学術研究所多数有り。
  • 歴史
    • 市の名は17世紀中頃、コサックの「エロフェイ・ハバロフ」がこの地を探検したことにちなむ。
    • 1858年、清とロシアの間で結ばれたアイグン条約により、この地がロシア領に編入された。同年、現在の位置に軍の哨戒所が設けられたことを契機に都市の建設が始まり、1893年、現在の「ハバロフスク」という名称になった。
    • 1917年のロシア革命により樹立されたソビエト政権打倒を掲げて、日本は米・英・仏等とともにいわゆる「シベリア出兵」を行った。これに対峙すべき緩衝国として極東共和国が成立したが、1922年、日本軍が撤兵した後は、当時のソビエト連邦領に編入された。第2次世界大戦後は、シベリア抑留の中心地として多くの日本人が強制労働を強いられた。
    • 1956年(昭和31年)、新潟市と姉妹都市提携を結んだのをはじめ、ロシア極東地域における対外的窓口として発展してきた。兵庫県、青森県のほか、米国、韓国、中国の諸都市とも姉妹都市提携をしている。
    • 2018年、市制160周年を迎えた。
パレードの写真
市制160周年記念パレード

武蔵野市とハバロフスク市の交流

交流のきっかけ

昭和62年(1987年)ロシア(当時はソビエト連邦)と野鳥の共同研究を展開していた帯広畜産大学の藤巻裕蔵教授が日ソ鳥類保護シンポジウムに出席されたおりに、ハバロフスク市「ピオネールの家(注意1)」野鳥観察グループから日本の少年野鳥観察グループとの共同研究の提案を受けた。しかし帯広市内にそういったグループがなかったため財団法人日本野鳥の会事務局を通じて、武蔵野市の自然クラブ野鳥教室(注意2)に打診があり、文通が始まった。以来、武蔵野市とハバロフスク市の青少年がお互いの地を訪問して交流を深め、平成4年(1992年)には青少年相互交流協定を締結。平成6年(1994年)以降は、武蔵野市の青少年の派遣、ハバロフスク市の青少年の受入を隔年の事業として行っている。


川の写真
ハバロフスク市内を流れるアムール川

(注意1)ピオネールの家
ピオネールとは満10歳から15歳の子どもが加入していたソ連時代の少年団。 ボランティアや社会活動などを中心に行うボーイスカウトに近い組織であった。

(注意2)自然クラブ野鳥教室
自然に触れる機会の少ない小学生・中学生に対し、身近な自然に親しみながら自然の仕組みを学ぶ目的で行っていた武蔵野市の事業。 野鳥の生態や観察方法を学びつつ多摩川や高尾山などで野鳥観察活動を行っていた。

交流実績

ハバロフスク市との交流の経緯についての詳細は、下記の添付ファイルをご覧ください。

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