平和施策　よくある質問

質問戦前、市内にあった軍需工場について教えてください。

回答

現在、グリーンパークと呼ばれている一帯に、ゼロ戦をはじめ、陸海軍の航空機用エンジンを生産した、国内屈指の航空機メーカー「中島飛行機株式会社」の武蔵製作所がありました。軍から工場拡大の要請を受けた中島飛行機は、昭和13年に陸軍用エンジン工場を建設しました。昭和16年には、隣接して海軍用の工場が完成しました。
昭和19年11月24日には、東京で初めてB29による空襲を受けました。以後、昭和20年8月8日まで、9回の空爆を受け、製作所は壊滅状態となりました。
戦後、中島飛行機武蔵製作所は閉鎖され、跡地は、電気通信省(現NTT武蔵野研究開発センタ)、東京スタジアムグリーンパーク球場(閉鎖後、主に公団住宅)となり、姿を変えていきました。米軍宿舎になったエリアもあり、市を挙げて返還運動が展開され、昭和48年に返還が実現し、その後、都立武蔵野中央公園となりました。