太古(たいこ)の時代の武蔵野

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ページ番号1011331  更新日 2019年6月6日

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旧石器(きゅうせっき)時代、縄文(じょうもん)時代、弥生(やよい)時代の武蔵野の歴史を紹介します。

今から1万5000年以上(いじょう)も前にわき水のまわりに人が住(す)みはじめた

 太古(たいこ)とは大昔(おおむかし)という意味(いみ)です。わたしたちが住(す)む武蔵野市(むさしのし)のある武蔵野台地(むさしのだいち)は、大昔は、関東(かんとう)ローム層(そう)といって、富士山(ふじさん)の大爆発(だいばくはつ)による火山灰(かざんばい)がふりつもった原野(げんや)でした。「井の頭恩賜公園(いのかしらおんしこうえん)」の「井の頭池」など武蔵野台地にはいくつか、わき水が出ているところがあり、そのまわりや川となって流(なが)れているところに人々が住みはじめました。市内には遺跡(いせき)といわれる大昔に人が住んでいたあとがたくさんみつかっています。

 「井の頭恩賜公園(いのがしらおんしこうえん)」からは、昭和(しょうわ)37年(1962年)に行われた発掘調査(はっくつちょうさ)で、今からおよそ3万年前から1万5000年前の「旧石器時代(きゅうせっきじだい)」とよばれる時代の石器(せっき=石を使ったどうぐ)や、今からおよそ1万5000年前から2400年前の「縄文時代(じょうもんじだい)」とよばれる時代(じだい)の家のあとや、石器や土器(どき)がみつかっています。

 吉祥寺南町3丁目からは平成16(2004)年に行われた調査(ちょうさ)で、今からおよそ2400年前から1700年前の「弥生時代(やよいじだい)」の土器(どき)のかけらがみつかっています。くわしく知りたい人は、図書館(としょかん)で「子どもの武蔵野市史」という本を出しているので勉強(べんきょう)してみてはどうでしょうか。図書館に行けば、かりることができます。境5丁目(さかいごちょうめ)の武蔵野ふるさと歴史館(れきしかん)ではじっさいの石器や土器(どき)を見ることができます。

碑の写真
御殿山遺跡(ごてんやまいせき)の碑(ひ)
石器と土器の写真
御殿山遺跡から見つかった石器と土器です

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