武蔵野市歴史年表 昭和22年～昭和29年

戦災復興。文化都市へ武蔵野市スタート！！

昭和22年11月3日、市制を施行。人口6万3,000人。自治体警察も設置され、六三制の実施と人口の急増に対応し、小・中学校の新、増設に着手しました。中学校4校、小学校6校を新設。そのため「愛市公債」を発行しました。

税務署、簡易裁判所、区検察庁、保健所など国や都の施設も設置されました。上水道、下水道、保育園の新設事業も始まり、また、ごみやし尿の収集処理も開始しました。

昭和30年代には、都営住宅、緑町・桜堤団地ができ、農地の宅地化も進んで、人口は10万人を突破。消費は拡大し、商店街も活気づきます。昭和41年、吉祥寺駅周辺の再開発事業が始まりました。

昭和32年には、人口10万人を超えました。人口の増加により、交通安全対策、学校の増改築、下水道の完備などへ市民からの要望が集中し、地域への関心も高まりました。昭和37年に現在の町名に整理され、昭和39年、市民の集会施設として、武蔵野公会堂、昭和41年、初の高齢者福祉施設である、福祉会館が設置されました。

昭和22年～29年（1947年～1954年）

昭和22年（1947年）

4月　町立第一中学校(現一中)開校。
4月　町長に荒井源吉就任。
6月　第一（本宿）、第二（公園通り）、第三（境駅前）出張所設置。
11月　武蔵野町から武蔵野市へ。
11月　市制施行(3日)、人口6万3,000人。
11月　初代市長に、4月に町長に当選していた荒井源吉就任(昭和38年4月まで)。
11月　初代市議会議長に松原福蔵氏(町議会議長から継続)。
11月　市消防団結成。
11月　市制施行後、初の市議会開会。

昭和23年（1948年）

2月　学校給食始まる。
3月　武蔵野地区消防組合発足。
3月　自治体警察設置。
6月　武蔵野市報創刊。
9月　ごみの収集開始。
9月　市立図書館移転（四小から旧市役所前）

昭和24年（1949年）

4月　市立第二中学校開校。
7月　武蔵野赤十字奉仕団結成。
9月　市立第二中学校校舎完成。
10月　市営総合グラウンド開設。
10月　サッカー場開設。

昭和25年（1950年）

8月　武蔵野商工会議所開設。
10月　市営によるし尿の汲み取り開始。
12月　電気通信研究所が武蔵野市へ。

昭和26年（1951年）

3月　都市計画下水道計画決定。
4月　市立大野田小学校開校。
4月　市立第三中学校開校。
4月　国鉄武蔵野競技場線（通称）（三鷹から武蔵野競技場前）開通。
4月　関前出張所設置。
5月　議長に望月勝三氏。
5月　東京グリーンパーク球場ができる。
6月　市立境南小学校新校舎完成。
7月　武蔵野市身体障害者協会結成。
9月　成蹊前出張所設置。
10月　福祉事務所発足。
11月　武蔵野市議会報創刊。

昭和27年（1952年）

4月　市立本宿小学校開校。
4月　水道事業および下水道事業着工。
11月　市制施行5周年記念式典を挙行。
11月　第1回市営立川競輪開催。
11月　武蔵野市教育委員会発足。

昭和28年（1953年）

2月　「武蔵野市」上巻を発行。
3月　都市計画道路中央通り完成。
4月　市立第四中学校開校。
5月　議長に森田元次氏。
6月　市営プール開設。
11月　グリーンパーク米軍宿舎完成。

昭和29年（1954年）

1月　成人祭開催。
4月　市立関前小学校(現千川小)開校。
5月　都市計画道路中央通り完成。
6月　副議長に本田実男就任。
7月　自治体警察廃止（都へ移管）
9月　第一浄水場完成、給水開始。(第二浄水場は昭和34年3月)
11月　「武蔵野市」中巻を発行。

写真で見る武蔵野市

昭和22年4月、直接選挙で選ばれた荒井源吉町長が、11月3日、初代市長に就任。(昭和22年11月～38年4月)

昭和22年、市消防団発足。新築の一中校庭で出初式。

昭和22年11月3日、市制施行。同月、初の市議会開催。

戦後、急速に人口が増えて商店街が活気づく。(昭和26年仲町通り・現チェリーナード)

昭和28年、待望の市営プールがオープン。
子どもの料金は現在と同じ10円だった。