[よくある質問]新型コロナワクチン乳幼児(生後6カ月~4歳)接種について
接種について
乳幼児接種の対象は誰ですか
生後6カ月~4歳のお子様が乳幼児接種の対象です。
(注意)生後6カ月になる日の前日から5歳になる誕生日の前々日までが乳幼児接種の対象期間です
なぜ乳幼児接種が必要なのですか
乳幼児においても重症例が確認されており、基礎疾患がない乳幼児でも死亡する例があります。有効性や安全性、感染状況を踏まえ、乳幼児を対象にワクチン接種を進めることとされました。
乳幼児接種では、どのような効果がありますか
生後6カ月から4歳までの乳幼児に対して、ワクチンの効果や安全性を確かめる研究(臨床試験)が海外の複数の国々で行われました。新型コロナワクチンを接種することで、新型コロナに感染しても症状が出にくくなる効果(発症予防効果)がどれくらいあるかについて、約1,100人程度の乳幼児を対象に分析したところ、3回目接種後7日以降の効果は 73.2%と報告されています。また、ファイザー社製のワクチンは、生後6カ月~4歳の乳幼児においても、オミクロン株等に対して、中和抗体価の上昇や発症予防効果が確認されています。
接種は強制ですか
乳幼児接種においても、接種は強制ではありません。ワクチンを接種する際には、感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について、正しい知識をもっていただいた上で、保護者のかたの意思に基づいて接種をご判断いただきますようお願いします。保護者のかたの同意なく、接種が行われることはありません。
周りのかたに接種を強制したり、接種していない人に対して差別的な対応をすることはあってはなりません。
「努力義務」は適用されていますか
一定の有効性・安全性が確認されていることから、乳幼児の接種についても努力義務の規定を適用することが妥当であるとされています。ただし、接種は強制ではなく、保護者の判断に基づいて接種していただくようお願いします。
接種するワクチンはどのくらいの間隔をあけて、何回接種しますか
5歳以上の接種と異なり、ファイザー社製(生後6カ月~4歳用)ワクチンを合計3回(1回0.2ml)接種して初回接種が完了します。
- 2回目接種:1回目の接種から通常3週間(注意)
(注意)最短で19日後からの接種が可能です。通常の間隔を越えた場合には、なるべく速やかに接種してください。 - 3回目接種:2回目の接種から8週間以上
なぜ乳幼児用のワクチンは、成人や小児(5~11歳)と違い、3回の接種で1セットになっているのですか
乳幼児用のファイザー社製ワクチンは、現時点で初回接種として臨床試験が実施されており、合計3回接種の用法のみで薬事承認がなされています。ただし、5歳以上に使用される複数の同社製ワクチンと比べて、用量は少なくなっています。
接種する量は、成人や小児(5~11歳)と同じですか
生後6カ月~4歳で接種する有効成分の量は、5~11歳で接種する量の2分の1、12歳以上で接種する量の6分の1になります。なお、生後6カ月~4歳用のワクチンは、5~11歳、12歳以上で使用するワクチンとは別製剤です。
乳幼児はオミクロン株対応2価ワクチンを接種できますか
現時点では、生後6カ月~4歳の乳幼児用のオミクロン対応2価ワクチンは日本で薬事承認されていないため接種することはできません。従来型の乳幼児用ワクチンによる初回接種(3回セットの接種)によって、オミクロン株流行下で70%以上の発症予防効果が確認されています。
他のワクチンを接種した場合、どのくらい接種間隔をあけますか
新型コロナワクチンはインフルエンザワクチンとの同時接種は可能です。ただし、インフルエンザワクチン以外のワクチンは同時に接種できません。互いに、片方のワクチンを接種してから2週間後に接種できます。かかりつけの小児科医などにご相談いただきながら、計画的な接種をご検討ください。
(例)4月1日に新型コロナワクチンを接種した場合、インフルエンザ以外のワクチンを接種できるのは、4月15日(2週間後の同じ曜日の日)以降になります
3回の接種を終える前に5歳の誕生日を迎えました。次回の接種は乳幼児用のワクチンを接種しますか。
3回の接種の途中で5歳の誕生日を迎えた場合も、3回目まで同じ乳幼児用(生後6カ月~4歳用)のワクチンを接種します。
海外ではどのくらい乳幼児の接種が行われていますか
既に複数の国で接種が開始されており、米国など複数の国で乳幼児への接種を推奨しています。
生後6カ月~4歳の乳幼児を対象とした初回接種について、ファイザー社製のワクチンを接種している国は複数あり、米国ではすべての乳幼児に対して、イスラエルでは重症化リスクの高い乳幼児(注意)に対して接種を推奨しています。
両国では、日本では現時点で未承認のモデルナ社製のワクチンも使用されています。
(注意)慢性疾患を持つ、または免疫が抑制された状態の乳幼児を含みます
(注意)2022年10月5日時点
副反応や接種の注意点について
乳幼児接種にはどのような副反応がありますか
接種部位の痛みや疲労、発熱、頭痛等、様々な症状が確認されていますが、接種回数ごとの症状にはあまり変わりがなく、ほとんどが軽度または中等度であり回復していること、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されています。
副反応などについての詳細は、下記リンクも参考にしてください。
乳幼児がワクチン接種後に発熱した場合の対応は小児(5~11歳)や成人の場合と同じでよいのでしょうか
小児(5~11歳)、成人の場合と同様です。ワクチン接種後の発熱に対しては、東京都の相談窓口や、かかりつけ医にご相談ください。
東京都新型コロナウイルスワクチン副反応相談センター
(接種後に副反応の症状が見られる場合の医療職への相談等)
電話番号:03-6258-5802
受付時間:24時間対応(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を含む毎日)
対応言語:日本語・英語・中国語・韓国語・ベトナム語・タガログ語・ネパール語・ビルマ語(ミャンマー語)・タイ語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語
接種後、保護者が気を付けることはありますか
- 接種を受けた日は、激しい運動は控えてください。入浴は可能ですが、接種部分を強く擦ったりしないようにしてください。
- 接種後、体内で新型コロナウイルスに対する免疫ができる過程で、様々な症状が現れることがあります。大部分は12歳以上のワクチン接種後のものと同様に、数日以内に回復していきますが、お子様の様子を観察し、症状に合わせた対応をとるようにしてください。
- ワクチンの効果は100%ではないことから、引き続き、基本的な感染対策の継続をお願いします。接種を受ける又は受けないことによって、差別やいじめなどが起きることのないようお願いします。
接種当日の持ち物はなんですか。どのような服装が適していますか
【持ち物】
- 母子健康手帳
(注意)お子様の予防接種履歴は母子健康手帳で管理しているため、必ず母子健康手帳をお持ちください - 接種券
(注意)1・2回目(シール台紙・A4)と3回目(接種券一体型予診票・A3)で様式が異なります - 予診票
3回目用は「接種券が印字された予診票」と「予防接種済証」が一体となっています - 本人確認書類(マイナンバーカード、健康保険証など)
- お薬手帳(お持ちのかたのみ)
【服装】
すぐに肩または太ももを出せる服装で接種会場へお越しください。特に、1歳未満のお子様の場合は太ももに接種をしますので、服装の工夫をお願いします。
接種当日に保護者が同伴できない場合、どうしたらよいですか
- 接種当日は原則、予診・接種に同席ができる保護者(親権者または後見人)の同伴が必要です。また、予診票には保護者の署名が必要です。署名がなければワクチンの接種はできません。
- 特段の理由で同伴することができない場合は、お子様の健康状態を普段から熟知する親族等で適切なかたが、保護者から委任を受けて同伴することが可能です。その場合、保護者が記入した委任状が必要です。委任状の様式は以下をご参照ください。予診票の保護者自署欄には、接種当日に同伴するかた(代理人)が署名してください。
(注意)個別接種においても一部医療機関では委任状を持参することで、保護者以外のかたが同伴して接種を受けられる場合があります。事前に、各医療機関にお問い合わせください。
- 中学生以上のお子様への予防接種については、保護者が同封の説明書を読み、予診票に保護者のかたが自ら署名し、予診票の「電話番号」記載欄に緊急連絡先を記載していただくことで、保護者の同伴がなくても、お子様は予防接種を受けることができます。個別接種の場合は事前に各医療機関にお問い合わせください。
接種した当日や翌日は、幼稚園や幼保連携型認定こども園を休んでも大丈夫でしょうか
ワクチン接種や、その後の副反応等で幼稚園等を休む場合は、欠席としないなど柔軟な取扱いが可能とされています。出欠の取扱いについては、まずは、お子様が通う幼稚園などにご相談ください。
接種後に乳幼児が副反応等で体調を崩した場合、保護者は仕事を休んでも大丈夫でしょうか
企業によっては、このような場合に活用できる休暇制度を設けている場合があります。小学校就学前であれば、育児・介護休業法における子の看護休暇の取得を申し出ることも考えられます。また、年次有給休暇の利用目的は限定されていません。お子様へのワクチン接種等のため仕事を休む必要があると考えられる場合は、あらかじめ、職場によく相談しておくことをお勧めします。
接種券
届いた接種券は4歳までに接種しなければなりませんか
4歳までに接種券を使用せず、5歳を迎えてから1回目接種をする場合もお手元の接種券をご利用ください。
5歳になる誕生日の前日から12歳になる誕生日の前々日までに1回目接種する場合は、小児接種(5~11歳)の対象となり、接種するワクチンが異なります。小児接種について詳細は下記リンクをご確認ください。
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このページに関するお問い合わせ
武蔵野市新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター
電話番号:03-6736-5604
平日 午前8時30分~午後5時15分