武蔵野市市勢要覧2017
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武蔵野市名誉市民昭和37年推挙彫塑家(文化勲章受章) 明治から昭和の長きにわたって日本の彫塑界の主導的役割を果たし、原爆投下に対する平和の象徴ともいえる大作「平和祈念像」(長崎市)を制作しました。北きた村むら西せい望ぼう氏(1884~1987)昭和37年推挙哲学者(文化功労者) 現代哲学の基礎となるカントの「純粋理性批判」の厳密な邦訳を行い、西洋哲学を紹介したほか、卓越した教育者として理念を実践し、教育界、思想界に多大な影響を与えました。天あま野の貞てい祐ゆう氏(1884~1980)昭和42年推挙物理学者(文化勲章受章・ノーベル物理学賞受賞) 三氏共同による「量子電磁力学の基礎研究」で、昭和40年にノーベル物理学賞を受賞。日本の理論物理学界の最高峰として、学問の進歩、教育の向上に指導的役割を果たしました。朝とも永なが振しん一いち郎ろう氏(1906~1979)昭和55年推挙元武蔵野市長 初代武蔵野市長として4期16年にわたり、上下水道や都市基盤の整備に尽力し、今日の武蔵野市の基礎づくりに貢献しました。荒あら井い源げん吉きち氏(1904~1983)平成4年推挙作家(文化勲章受章) 大戦中の作品「海戦」はベストセラーになり、数多くの作品を残す一方、同人誌「文学者」を主宰し、瀬戸内晴美(寂聴)ら多くの新人を世に送り出しました。丹に羽わ文ふみ雄お氏(1904~2005)平成4年推挙物理学者(文化勲章受章) 物理化学の中で「電荷移動理論」を提唱し、分子化学に新分野を開拓。「分子化合物の電子論的研究」などで大きな成果を挙げました。武蔵野地域自由大学では、開学時より学長を務めました。長なが倉くら三さぶ郎ろう氏(1920~)平成9年推挙宇宙物理学者(文化勲章受章) エックス線天体観測装置「すだれコリメータ」の開発により、宇宙物理学におけるエックス線天文学に多大な功績を残しました。小お田だ稔みのる氏(1923~2001)平成9年推挙脳神経生理学者(文化勲章受章) 小脳の神経回路の構造・機能の研究を続け、「シナプス可遡性」を発見。脳の記憶や学習する複雑なメカニズムにかかわる研究全体に新たな進展をもたらしました。伊い藤とう正まさ男お氏(1928~)平成14年推挙医師 終戦直後の中国ハルビン市内に国際病院を設立して医療に携わった後、武蔵野市に医院を開設。隣接地を市に寄付し「北町高齢者センター」の設立に寄与しました。山やま﨑ざき倫りん子こ氏(1919~2015)平成19年推挙物理学者(文化勲章受章) 素粒子物理学の理論分野において、素粒子の分類における奇妙さ(ストレンジネス)を発見。「西島・ゲルマンの法則」として知られる先駆的な業績を挙げ、基礎物理学の進展に多大な貢献をしました。西にし島じま和かず彦ひこ氏(1926~2009)平成4年推挙がん生化学者(文化勲章受章) 腫瘍学、生化学を専門とし、胃がんの実験的研究、発がん物質の研究などにより、数々の賞を受賞しました。(1926~)杉すぎ村むら 氏平成19年推挙経済学者(文化勲章受章) 綿密な統計データに基づく実証的研究で国際的に知られる。理論・計量経済学会会長や総理府統計審議会会長など多くの要職を務め、政府の政策決定にも貢献しました。(1919~2012)篠しの原はら三み代よ 氏50

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