ブックタイトル2012武蔵野市市勢要覧(2014年一部改訂版)
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2012武蔵野市市勢要覧(2014年一部改訂版)
子育てするうえでありがたいまち武蔵野市に住んで64年武蔵野市に住んで5年。家の周囲は静かな住宅地にもかかわらず、徒歩圏内に何でも揃う繁華街がありとても便利です。武蔵野市に来てありがたかったのは、「地域子ども館あそべえ」の存在。放課後、小学校の校庭や教室を子どもたちの遊び場として提供してくれているんです。大人のスタッフもいるので親としては安心だし、子育てに追われる主婦も自分の時間が持てる。うちの子も毎日のように利用していますよ。武蔵野市に来てよかったなと実感しています。古くから言い伝えられているので今更であるが、武蔵野の水は絶妙である。そしてまた、空気が美味しい。青葉若葉の頃の柔らかい空気は心を慰める。紅葉を散らし、木枯らしの空気はさわやかで、知的な刺激が快い。ただ、春一番の後に訪れ土埃を巻き上げる空気は悩みの種であったが、近年は梅の香りを運んで心地よいものになった。うれしいことに、美味しい水と空気は市民すべてに平等で、訪問者にもおしみなく振るまわれている。1984年生。棋士。15歳でプロになり、20歳で竜王位を獲得。その後も連覇を続け、初代永世竜王を保持している。わたなべあきら渡辺明しもだこういち霜田光一理学博士。レーザー分光、量子エレクトロニクス、物理教育を研究。東京大学名誉教授。2008年文化功労者、日本学士院会員。寺島靖国てらしまやすくに70年近く住んでいる土地っ子です70年近く住んでいますから土地っ子といえるでしょう。ジャズ喫茶を始めて約45年。ジャズ喫茶の時代は去ったといわれながらなんとか持ちこたえています。お客さんは近間ではなく遠方の方が多い。地方から出張の折に見える方もいる。全国区です。ジャズと吉祥寺という街の雰囲気がよく合うといいます。マイナーな文化といいますか、クラシックのようにお高くなく、普段着で接することが出来るのがいいですね。これまで続けられたのは吉祥寺のおかげと思っています。1938年東京生。1970年吉祥寺にジャズ喫茶メグを開店。著書に『辛口JAZZノート』『JAZZ雑文集』など。2007年より「寺島レコード」プロデューサー。松まつ居い直なお美みphoto木之下晃生まれも育ちも武蔵野市離れたくないホームタウン生まれも育ちも吉祥寺南町で、完全にホームタウンです。今でも多くの友達が武蔵野市に住んでいます。武蔵野市は、懐かしい華やぎのような、どこか独特のにぎわいがあるのがいい。都市と自然の両方があるから、演技についても落ち着いて考えられます。命をかけて臨んでいる現場を離れて、ふっと素の自分に戻れるところ、それが武蔵野市です。僕にとっては心のふるさと。役者として、音楽家として、この環境から離れたくありませんね。1955年生。歌舞伎役者、ミュージシャン。歌舞伎の舞台のほか、さまざまな作品に出演。またベーシストとして音楽活動も行っている。中村梅雀なかむらばいじゃくやはり住み心地がいい生まれた場所は渋谷区原宿ですが、武蔵野市に住んで35年ほどになります。一度市外に引っ越したこともありますが、結局このまちに戻ってきてしまうのは、やはり住み心地がいいからでしょうね。仕事柄、ヨーロッパへ行く機会も多いのですが、たとえば吉祥寺の路地裏あたりを歩いていると、どこかヨーロッパの古いまちなみと似た空気を感じます。こぢんまりとした中に必要なものがほぼ揃っている。これからもずっとお世話になりたいと思っています。オルガニスト。国立音楽大学オルガン科、同大学院修了。西ドイツ国立フライブルク音楽大学の国家演奏家コースを卒業。現在、聖徳大学音楽学部教授。(公財)武蔵野文化事業団理事。町が人を育み、人が町を育てる滝沢具幸たきざわともゆき老親を家の近くに迎えてから、この町がますます好きになりました。きめこまかな高齢者施策、ケアに携わる方々の親切さ、何よりも住んでいる人の優しさに。親を介助し歩いているとゆっくりだしどうしても幅をとりますが、嫌な顔をされたことは一度もありません。大人はむろん、自転車の中学生や小さなお子さんからも。「町が人を育み、人が町を育てる」。そう実感する日々です。親も私もできるだけ長くこの町で暮らしていきたいと思います。1961年生。エッセイスト。著書『がんから始まる』『ちょっと早めの老い支度』など多数。武蔵野の原風景に憧れて私は長野県飯田市の出身なのですが、高校時代に国木田独歩の『武蔵野』を読み、武蔵野に対して漠然と憧れを抱いていました。このまちに住むことになったとき、イメージしていた武蔵野の原風景がそこかしこに残っていて、それが私のテーマとなり、創作に結びついていきました。以来43年間、教えていた大学も「武蔵野」美術大学と、武蔵野にどっぷり浸かる日々です。市内には美術関係者も多く住んでいるので、美術を振興する活動を市には期待します。日本画家。東京藝術大学大学院修士課程日本画専攻修了。1987年より2012年まで武蔵野美術大学で日本画を教える。岸本葉子きしもとようこ19