ブックタイトル2012武蔵野市市勢要覧(2014年一部改訂版)

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概要

2012武蔵野市市勢要覧(2014年一部改訂版)

ごみを活かし、ごみを減らす堆肥づくりごみの減量や資源化、リサイクル活動などを行う市民団体「クリーンむさしのを推進する会」では、平成21年から生ごみを堆肥へと変える段ボールの活用法「生ごみ活かす君」を推進しています。腐葉土と米ぬかをかき混ぜて作った床に生ごみを入れると、微生物の働きで堆肥が作られる仕組みです。電力に頼らず、ごみを減らすことができるこの活動に賛同し、「生ごみ活かす君」を利用する家庭は現在400世帯を超えています。今後さらに普及を目指す同会では、堆肥を資源として回収する次の展開も視野に入れ活動中です。子どもたちも楽しみながら参加できるエコ活動水の気化熱を利用して気温を下げる日本ざまな場所を利用し活動を進めてきました。の伝統的な風習「打ち水」は、ヒートアイラン子どもたちも多く参加するこの取り組みは、ド現象に効果があるとして、再び注目されて市民が実体験を通して環境問題について学いるエコ活動の一つです。武蔵野市では、市び、考える場としても活用されています。先民参加で一斉に打ち水を行う「武蔵野打ち人の知恵が、武蔵野で暮らす人々の環境へ水大作戦」を平成16年から実施。市役所以の取り組みを後押ししています。外にも、保育園や子育て支援施設などさまみんなでまちからごみをなくす一日毎年5月30日は「ごみゼロデー」。武蔵野市では、例年同日直後の日曜日の朝に、多くの市民が集まり、市内3駅の周辺で空き缶やたばこの吸い殻などのごみ拾いを行います。実際に自分たちの暮らすまちでのごみ拾いは、身近な環境問題について改めて意識を向けるきっかけにもなっています。また、市民や事業者など、毎年1000人が参加する大規模なイベントということもあり、活動をきっかけとした新たなコミュニティづくりにも大きく貢献しています。私の武蔵野ライフ家庭から出た生ごみを菜園で利用「生ごみ活かす君」の普及活動を始めてから3年半。利用者の皆さんから「家庭でできた堆肥が市民農園や家庭菜園で役立っている」「堆肥を使ったベランダ菜園で、安心・安全な野菜作りを楽しんでいる」といったうれしい声が届いています。今後の目標は行政とも連携しながら、さらに利用者を増やすこと。加えて、市内の農家がこの堆肥を活用して有機野菜を作り、子どもたちの給食に提供するなど、環境と食育の両面を考えた活動へと広げていけたらと考えています。いしかわしがよういちかずお石川洋一さん(左)、志賀和男さん(右)クリーンむさしのを推進する会13