ページ番号1033945 更新日 2024年1月29日
新型コロナウイルスは、強い感染力を有しています。基本的な感染対策(手洗い、3密の回避、換気、マスクが効果的である場面などでの着用)について整理しました。
新型コロナウイルス感染症の感染対策は、現在の「法律に基づき行政が様々な要請・関与をしていく仕組み」から「個人の選択を尊重し、国民の皆さまの自主的な取組みをベースとしたもの」に変更されます。
令和5年2月10日、新型コロナウイルス感染症対策推進室(内閣官房)において、「マスク着用の考え方の見直し等について」が決定され、これまで屋外では原則不要、屋内では原則着用としていましたが、令和5年3月13日からマスク着用は個人の判断となりました。
ただし、以下のような場合には注意しましょう。
本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮をお願いします。
注意: 事業者の判断でマスク着用を求められる場合や従業員がマスクを着用している場合があります
マスク着用の主な目的は、会話や咳による飛沫の飛散や吸い込みを防ぐことです。近年の研究では、飛沫を出す側と吸い込む側、両者の距離感やマスクの着用状況、マスクの素材(性能)によっても、防御効果に大きな違いが生まれることが分かっています。
互いの顔が50センチメートル離れている状態で、布マスクは飛沫の吸い込みを17%減少、サージカルマスク(不織布マスク)は47%減少、N95マスクだと79%減少します。
[画像]聞き手だけがマスク着用のイメージ図(113.0KB)互いの顔が50センチメートル離れている状態で、布マスクまたはサージカルマスク(不織布マスク)着用で70%以上減少します。
[画像]話し手だけがマスク着用のイメージ図(102.1KB)互いの顔が50センチメートル離れている状態で、両方が布マスクを着用している場合は70%減少、両方がサージカルマスク(不織布マスク)を着用している場合は75%減少します。
[画像]両方がマスク着用のイメージ図(112.0KB)東京大学医科学研究所のデータを基に内閣官房作成
マスクの素材は布やウレタンよりも、不織布のほうが効果が高いことが示されています。品質の確かな、できれば不織布を着用してください。
[画像]マスクの性能を表す分布図。マスクによる感染予防について。マスク装着時の実行性能について。マスク装着時の通気性能(実際にマスクを装着した際の性能)とマスク捕集性能(実際にマスクを装着した際の性能)の関係。布・ウレタンマスクはマスク捕集効率が20%〜50%なのに対し、不織布マスクは60%〜80%になる。(213.1KB)マスクは、すき間のないよう顔にフィットさせ、正しくご利用ください。鼻の部分に金具がある場合は、折り曲げて鼻に沿って着用するなど、すき間のないよう顔にフィットさせたほうが効果が高いことが示されています。
[画像]マスクによる感染予防について。不織布マスクの付け方による違いについて。鼻の金具(ノーズフィッター)の効果。タイトフィットは、金具を鼻の形状に沿って変形させる装着方法。目元はおおむねマスクと接触している。ルーズフィットは、金具路鼻に沿って折り曲げずにそのまま装着する。タイトフィットは飛沫の捕集効果として85%、ルーズフィットは69%で、タイトフィットの方が効果が高い。(206.1KB)このページには添付ファイル、または画像がありますが、携帯端末ではご覧いただけません。
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