ページ番号1022443 更新日 2022年11月17日
二酸化炭素は地球温暖化の原因とされており、市ではその排出量削減に向けて積極的に取り組んでいます。武蔵野市において、二酸化炭素が排出される原因の95パーセント以上はエネルギーの利用によるものです。このプロジェクトでは、クリーンセンターのごみ処理で発生した熱や蒸気を利用し発電するごみ発電など、複数の事業を組み合わせることで年間約1,000トンの二酸化炭素排出量削減を実現していきます。
[画像]You Tube動画サムネイル(35.2KB) [画像]イメージ図(87.5KB)自然の力や、今まで利用されていなかったエネルギーなどに目を向けて、新たにエネルギーを創出する仕組みを紹介します。
ごみ発電とは、クリーンセンターでごみを燃やした時に発生する熱を蒸気に変え、タービンを回転させる発電方法です。この発電方法により、二酸化炭素を発生させることなく、年間1,300万キロワットアワーの電気を創り出しています。この電気は、クリーンセンター、市役所、市立小中学校など周辺の公共施設で利用しています。
(注意)タービンとは、発電のために回転させる羽根車のことです。
(注意)1,300万キロワットアワーとは、一般家庭が1年間に使用する電力に換算すると、約4,000世帯分に相当します。
[画像]ごみ発電(52.3KB)市役所や市立小中学校などに設置されている太陽光発電システムにより、二酸化炭素を排出しないクリーンな電気を創り出しています。
[画像]太陽光発電の写真(250.0KB)市役所、総合体育館、エコreゾートで使用する照明や空調機器は、少ないエネルギーでも、充分な効果を得られる機器を導入しています。
[画像]エコreゾートのLED照明の写真(158.3KB)クリーンセンターは24時間稼働し発電していますが、電気の供給先である公共施設は、夜間の電気需要が低くなります。そのため、夜間に発電した電気を蓄電池に蓄え、電気需要の高まる日中に放電することで、効率的なエネルギー利用を実現してます。
[画像]蓄電池の写真(272.2KB)クリーンなエネルギーをより効率的に利用する仕組みを紹介します。
セムスは、クリーンセンター周辺施設の電気需要量に基づき、ごみ発電の量、充電、放電のタイミングなどを一括管理する、このプロジェクトの司令塔です。地域一帯の電気需要と供給のバランスを管理することで、エネルギーの地産地消率を高めています。
(注意)セムスはCEMSと表記し、Community Energy Management Systemの略です。
[画像]セムスの写真(162.5KB)総合体育館に設置されているベムスと呼ばれるシステムは、総合体育館内のエネルギー使用量を監視し、制御しています。必要な場所で必要な分だけエネルギーを使うことで、消費電力を削減しています。
(注意)ベムスはBEMSと表記し、Building Energy Management Systemの略です。
電力会社の送電線を利用して、クリーンセンターで発電した電気を市立小中学校に送っています。不足する分は、二酸化炭素排出量の少ないクリーンな電気を調達し、使用しています。
震災などの災害により、ごみ発電が一時的に停止してしまった場合、災害に強いとされるガスを燃料として、再稼働することができます。ごみ発電が再開されれば、市役所やクリーンセンターをはじめ、周辺の公共施設にエネルギー供給が可能となり、災害時でも行政機能を支えることができます。
パンフレットや関連リンク先一覧です。
武蔵野市エネルギー地産地消プロジェクトプロポーザルの結果、次の事業者を優先交渉権者に選定しました。
幹事企業 NECネッツエスアイ株式会社
構成企業 日本環境技研株式会社
プロポーザルの経過については、下のリンクをご覧ください。
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